
皆様、こんばんは。
全国調査対応の探偵事務所「総合探偵社スマイルエージェント本部」の調査員Yです。
いつも当探偵ブログをお読みいただきありがとうございます。
今回は、執拗な嫌がらせを受けた高校教師が探偵に調査を依頼したところ、かつての教え子が逆恨みで犯行に及んでいたとわかった事例をご紹介します。
※ご依頼者様には、氏名などの個人が特定される情報を公表しないことを条件として、記事にすることをご了承いただいております。
■定年間際の高校教師の周囲で不審な出来事が……
依頼者:山口県熊毛郡田布施町 50代 公務員 Dさん
Dさんは、定年を間近に控えた高校の先生です。大学を卒業してから高校教師一筋の人生で、これまで多くの教え子を送り出してきました。正直なところ、教師生活は非常にハードワークだったため、定年後はなるべくのんびりしたいと考えているそうです。
ところが最近、そんなDさんの身の回りで不審な出来事が起きていました。最初に異変に気づいたのは、2ヶ月ほど前の朝、新聞を取ろうと郵便受けを見に行った時のことです。
「びっくりしましたよ。昨日の夜までそこにあったはずの郵便受けがなくなっているんですから」
他には目立った異常がなかったため、Dさんは「ふざけたことをする輩がいるもんだ」とだけ考え、その日は新聞をあきらめて出勤しました。しかし、これはほんの始まりに過ぎなかったのです。
■繰り返される嫌がらせに身の危険を感じ、探偵に相談
それからというもの、Dさんの周囲では不審な出来事が頻発するようになりました。たとえば、夜中にインターホンを鳴らされる、窓ガラスに小石を投げつけられる、門柱に立小便をされるといった具合です。
そしてある日の早朝、まだ薄暗い時間帯に「ゴンッ」という音で目を覚ましたDさんは、慌てて家の外を確認しに行きました。すると恐ろしいことに、家の塀の一部が破壊されていたのです。おそらくハンマーか何かで殴られたのでしょう。
流石に身の危険を感じたDさんは、一連の嫌がらせを警察に通報しました。しかし、そこまで重大な事件ではないためか、警察もパトロールを増やしてくれる程度で、積極的に捜査をしてくれる気配がありません。業を煮やしたDさんは、犯人を特定し嫌がらせの証拠をつかむため、探偵に調査を依頼しました。
■犯人の正体は約20年前の教え子! 動機はめちゃくちゃな逆恨み
Dさんのご依頼を受けた我々は、犯行の時間帯と思われる夜間に張り込みを行い、犯人の特定を試みました。すると、調査開始から数日後、夜中に怪しい人物が出現。その人物は大型のエアガンを取り出し、何とDさん宅の窓ガラスに向けて発砲したのです。あまり威力がないのかガラスは割れませんでしたが、本当にとんでもないことを……。
犯人はすぐに逃走したため、我々も急いで尾行しました。その結果、犯人は近隣の自治体に住む独身の男だと判明。その後も複数の証拠を押さえ、最終的に警察を動かすことができました。
さて、問題はこの男の正体と動機です。撮影された男の顔を見た時点で、Dさんは「何だか見覚えがあるような……」と首をひねっていらっしゃいました。そして、男の名前が判明した時、Dさんは「あっ!」と手を叩いたのです。
何と犯人の正体は、20年近く前にDさんが担任をしていたクラスの生徒Aでした。呆れるべきは、Aが警察に説明した犯行動機です。
当時高校3年生だったAは、Dさんとの面談で「X大学に行きたい」と相談。しかしDさんは、「君の成績では非常に厳しい」と指摘し、一段ランクの低いY大学を勧めました。Aは実際にY大学を受験し、見事合格したそうです。
ところが、大学入学以降のAの人生はうまくいかず、現在は無職の状態。やがてAは、
「Y大学なんかに進学したからこんなことになった」
「X大学に進んでいればもっといい会社に就職できたし、人生がうまく行っていたはず」
「Dは合格者を増やして自分の評価を上げるため、不当にランクの低い大学を俺に勧めた」
「Dが俺の人生を狂わせたんだ」
……と、めちゃくちゃな理屈でDさんを逆恨みし、犯行に及んだそうなのです。Dさんは「教え子とはいえ、理解に苦しみます」「私は間違った指導をしたとは思いません」と怒り心頭でした。今後はこれまでの被害について、Aと同居する両親に賠償を請求するそうです。
■山口県内での嫌がらせ調査は、スマイルエージェント本部にお任せ!
私たちは、人生のいつ・どこで・誰の恨みを買うかわかりません。今回の事例のように、かつてお世話になった人を荒唐無稽な理由で恨み続け、長い期間が経過してから報復に走る人もいます。身を守るためには、嫌がらせの証拠を押さえて警察を動かすのが最も確実です。お悩みの際は、最悪の事態になる前にスマイルエージェント本部までご相談ください。
