
皆様、こんばんは。
全国調査対応の探偵事務所「総合探偵社スマイルエージェント本部」の調査員Yです。
いつも当探偵ブログをお読みいただきありがとうございます。
今回は、不倫調査の現場に依頼者が出てきてしまい、結果として調査が失敗に終わった事例をご紹介します。
■依頼者の夫と不倫相手が接触する現場を押さえたが……
今回の記事はいつもとは少し方向性を変えまして、調査が残念ながら失敗に終わってしまった事例をご紹介したいと思います。といっても、弊社のミスで調査が失敗したわけではありません。現場に依頼者が出てきてしまったケースです。
その日我々は、福岡市内で不倫調査を行っていました。調査対象者は依頼者の夫で、相談内容から不倫はほぼクロであろうとみられていました。
そして調査開始から数日後、予想通り旦那さんは不倫相手と見られる女性と接触。2人で飲食店に入り、談笑しながら食事をしていました。この日は週末で、旦那さんの仕事も翌日は休みです。そのまま調査を続けていれば、2人がホテルに入る場面を高確率で撮影できたでしょう。ところが……。
■依頼者が現場で夫と取っ組み合いに! 不倫の証拠は撮影できず
2人が飲食店から出て少し歩いた時、我々の目の前で想定外の事態が起きました。
「あんた! やっぱりこういうことだったんだね!」
何と、依頼者が突然飛び出してきて、叫びながら旦那さんにつかみかかったのです。我々も大変驚きましたが、まさか出て行って止めるわけにもいかず、そのまま人混みに紛れて調査を継続せざるをえませんでした。
依頼者と旦那さんは取っ組み合いになり、「この野郎! 殺してやるよ!」「誤解だ!」と街中での修羅場に発展。オロオロする不倫相手に対し、旦那さんは「お前はもう帰れ!」と指示し、不倫相手は逃げるように去っていきました。
その後、見ていた人が通報したのか、警察官が現場に来訪。2人を止めて事情を聞きましたが、単なる夫婦ゲンカだとわかると、「人の迷惑にならないところで話し合ってください」と忠告して立ち去りました。そして結局、旦那さんは依頼者に引っ張られるようにして自宅に戻ったのです。
■不倫はやめさせられたが、多額の調査費用がかかる結果に
さて、今回の調査の結果ですが、言うまでもなく失敗に終わりました。何しろ、1番肝心なホテルに入る様子の写真が撮影できていないのです。
加えて旦那さんは依頼者に「彼女はただの友人だ」「間違っても不倫などしていない」と主張。実際、旦那さんと不倫相手は、デート中も腕を組んだり抱き合ったりする場面がなく、それまでに撮影した証拠だけでは恋人関係の立証すら難しい状態でした。
後日、依頼者から話を聞いたところ、「どうしても自分で不倫の現場を押さえたくて、ついやってしまった」とのこと。そういうことはしないでくださいと、事前に説明していたはずなのですが。一体何のために探偵に依頼したのやら……。とにかくこうなった以上、旦那さんと不倫相手は当面接触しないだろうと思われたため、調査は一旦終了になりました。
その後、少し時間を置いて何度か再調査を行ったものの、結果はすべてシロ。おそらく、旦那さんと不倫相手は関係を解消したのだと思われます。
つまり、結果的に不倫をやめさせることはできたのですが、追加の調査を何度も行うことになった上に、証拠がないので慰謝料も請求できていません。依頼者にとっては、ただただ多額の調査費用がかかっただけという結果に終わってしまいました。
■福岡県内での不倫・浮気調査は、スマイルエージェント本部にお任せ!
調査というものは、訓練を積んだ探偵だからこそできることです。どのような探偵も、依頼者が現場に出てきてしまうことを望んでいません。依頼者が不適切な行動を取ると、結果として調査が失敗したり、事態が悪化したりすることもあります。
そのため、一度調査を依頼したら、探偵を信頼して報告を待つことが大切です。もちろん探偵も、依頼者からの信頼を得られるよう、十分な説明やフォローを行うべきでしょう。スマイルエージェントでは、調査の内容や注意点に関する説明を徹底しておりますので、どうぞ安心してご相談ください。
