
皆様、こんばんは。
全国調査対応の探偵事務所「総合探偵社スマイルエージェント本部」の調査員Tです。
いつも当探偵ブログをお読みいただきありがとうございます。
今回は、正月に帰省した際に一人暮らしの父親の様子がおかしいことに気づき、探偵に見守り調査を依頼した事例をご紹介します。
※ご依頼者様には、氏名などの個人が特定される情報を公表しないことを条件として、記事にすることをご了承いただいております。
■お正月に妻子と実家へ→父の様子が何だか変だぞ?
依頼者:東京都墨田区 40代 会社員 Eさん
Eさんは最近、とても不安に思っていることがありました。お正月に妻子を連れて実家に顔を出した際、お父さんの様子がどうにもおかしかったというのです。
「何かこう、要領を得ないというか。こちらから話しかけても、返事に戸惑っているようなことが多かったんですよ。会話も微妙に噛み合わないし。それに何だか、実家の中が以前に比べて散らかっているように感じたんです。実のところ、お盆に遊びに行った時から、ちょっと変だなとは思っていました」
とはいえ、お父さんも歳な上に、お母さんに先立たれて一人暮らし。頭の回転が鈍くなって当たり前ですし、広い家を維持管理するのも大変でしょう。そのためEさんも、「一人暮らしの年寄りなんてこんなものだろう」と、あまり深くは考えなかったのですが……。
■父はお年玉をあげたことを覚えていない! 認知症か?
「帰り際に、父が怪訝な顔で『(孫に)お年玉あげたよな?』と聞いてきたんですよ。思わず『えっ、何言ってんの?』ってなりましたね。来てすぐにあげていたじゃないかって。そう指摘したら『そうか、それならいい』と……」
Eさんは帰りの電車の中で、心臓がバクバクするのを感じていたそうです。お父さんの様子は、ちょっと普通ではありません。ついさっき、お年玉をもらって喜ぶ孫の姿をニコニコしながら見ていたのに、そのことを忘れているのですから。
もしかすると、父は認知症なのではないか? そう思ったEさんは奥さんにも相談して、お父さんに病院で検査を受けてもらおうと考えたのですが、どうやら簡単には行きそうにありません。お父さんは頑固な人なので、「認知症かもしれないから病院に行こう」などと迂闊に言えば、「俺はまだそんな歳じゃない!」と怒られる可能性があったのです。
また、お父さんが普段どのような暮らしをしているのか、何か不都合はないのかといったことも具体的に調べたかったのですが、こちらも難しいのが実情でした。同じ東京都内とはいえ、実家は毎日気軽に見に行けるほど近くもなく、Eさん自身がお父さんの様子をずっと見守ることはできません。そこでEさんは、探偵にお父さんの見守り調査を依頼しました。
■ショック! 父は「いつもの道」がわからなくなっていた
Eさんのご依頼を受けた我々は、実家付近での張り込みと外出中のお父さんの尾行を行い、その様子を詳しく記録しました。お父さんは仕事をしておらず、高齢者ということもあって外出頻度は高くありません。そのため、尾行調査ができる機会も限られているのですが、その中でもはっきりとわかるくらい、お父さんは不都合を抱えていました。
たとえば、買い物に行く途中、たびたび立ち止まって考えているような様子が。しばらく進んだ後、「あれ?」というような表情を浮かべて引き返し、別の道へ進むこともありました。どうやら、近所のスーパーへ行く道がよくわからないらしいのです。これまで何度も通ったことがあるはずなのに!
また、お店でも何を買えばいいのか長時間考えている様子があり、お金の支払いも非常にもたついています。その上、帰り道でも行きと同じように最短ルートがわからず、半ば迷いながら帰宅することが何度もあったのです。
これだけでは断定できないものの、お父さんが認知症になっている可能性は否定できないでしょう。ご近所さんとの交流がまったく見られず、地域で孤立しているような状態になっていることも不安要素です。Eさんは、認知症であろうとなかろうと心配なので、お父さんの今後の生活について早急に話し合うと仰っていました。
■高齢者見守り調査は、スマイルエージェント本部にお任せ!
一人暮らしの高齢者は、認知症などの病気になって暮らしに困難を抱えていても、親族がすぐに気づいてあげることができません。また、社会的に孤立しやすいことも、認知症の発症・進行リスクを高めています。
離れて暮らす高齢の親族の様子が心配な時は、見守り調査を行って暮らしぶりを確かめるのがおすすめです。お悩みの際は、スマイルエージェント本部までお気軽にご相談ください。
