実はコロナ禍で夫婦仲はよくなった? 明治安田生命「いい夫婦の日」アンケートより

新型コロナウイルスの流行は、私たちの生活にさまざまな影響をもたらしました。家庭における大きな変化といえば、リモートワークの普及や外出自粛などの影響により、夫婦・家族で過ごす時間が増加したことでしょう。結果として、配偶者の存在を疎ましく感じたり、DVが増加したりといったネガティブなニュースも報道されています。

 

しかし、明治安田生命のアンケートでは、コロナ禍において夫婦仲はむしろ改善されているという結果が出ました。今回はこのアンケートを参考に、夫婦円満を保つためのポイントについて考えてみましょう。

 

【参考】

・https://www.meijiyasuda.co.jp/profile/news/release/2022/pdf/20221116_01.pdf

・https://www.meijiyasuda.co.jp/profile/news/release/2021/pdf/20211115_01.pdf

・https://www.meijiyasuda.co.jp/profile/news/release/2020/pdf/20201116_01.pdf

■コロナ禍で在宅時間が増えた結果、夫婦仲はよくなっている!

今回参考にさせていただくのは、明治安田生命が1122日の「いい夫婦の日」にちなんで毎年実施している、夫婦をテーマとしたアンケート調査です。最新の2022年版をメインに、補助としてコロナ禍以降のアンケートである2020年版・2021年版も用います。

 

まず目を向けるべきなのは、「現在の夫婦関係は円満ですか」という質問です。これに「円満である」と回答した人は75.1%で、「円満でない」の9.1%を大きく上回りました。2021年の同じ質問の回答と比較しても、「円満である」は4ポイント程度アップしています。

 

また、「この一年間の夫婦仲に変化はありましたか」という質問に対しては、29.2%の人が「よくなった」と回答し、「悪くなった」と回答した人の10.4%の約3倍に達しました。2020年や2021年も同じような傾向です。

 

そして「夫婦仲がよくなった理由」については、「一緒にいる時間が増えたため(68.5%)」「コミュニケーションや会話の機会が増えたため(58.8%)」「一緒に食事をする頻度が増えたため(44.2%)」がトップ3となりました。いずれもコロナ禍で「おうち時間」が長くなったことが影響していると推測されます。

 

つまり、在宅ワーク中の配偶者が鬱陶しいとか、DVに発展したとかいったケースは、無視できないにしても少数派なのです。全体としては、むしろ夫婦仲がよくなっていることがわかります。

■夫婦円満のポイントは、在宅時間の過ごし方

夫婦仲を左右するのは、単純な在宅時間の長さだけではありません。2021年のアンケートだと、コロナ禍の影響で在宅時間が増えた人のうち、夫婦仲がよくなった人も悪くなった人も、増加した在宅時間は1日あたり約275分(4時間35分)で差がないのです。ポイントは「在宅時間の使い方」にあります。

 

増加した在宅時間の過ごし方について、「家族と一緒に過ごす」と回答した人の割合を比較すると、仲がよくなった人では82.1%もあるのに対し、悪くなった人では31.8%止まりです。一方、「(趣味など)一人の時間」と回答した人の割合は、仲がよくなった人では34.8%なのに、仲が悪くなった人では45.5%と上回っています。

 

このように、夫婦仲がよくなった人は在宅時間を「家族と過ごす時間」に使っているのに対し、悪くなった人は「自分のための時間」に使う傾向が顕著に現れました。ただ「家にいる」だけでなく、「家族のために時間を使う」「家族に寄り添う」ことが大切であることがわかります。

 

ちなみに、「夫婦仲が円満である」と回答した人に、夫婦円満のために必要だと思うことを聞くと、「よく会話をする(66.4%)」「感謝の気持ちを伝える(54.6%)」「お互いの健康を気遣う(45.6%)」がトップ3となりました。配偶者から言われたい一言は「ありがとう(32.7%)」がトップで、男女および全世代で2位以下を引き離しています。やはり、感謝の気持ちを伝えることが重要だといえそうです。

■出会いの形が多様化、5人に1人はマッチングアプリで出会っている

2022年版のアンケートでは、もう1つ興味深いデータが得られています。それは、夫婦の出会いの形に関することです。

 

まず、「夫婦の出会いのきっかけ(相手がどういう立場の人だったのか)」については、「職場の同僚・先輩・後輩(29.3%)」「知人・友人の紹介(24.3%)」「学校の同級生・先輩・後輩(14.1%)」がトップ3でした。要するに、身近な人と出会って交際・結婚に発展していることがわかります。

 

一方、近年急上昇しているのが「マッチングアプリ」を介した出会いです。マッチングアプリで出会った人の割合を結婚した年別に見ると、2009年以前は0.0%でしたが、2010年~2014年では2.4%、2015年~2019年では6.6%と増加しています。

 

そして2020年~2022年では、何と18.8%にまで急上昇しました。2022年単年では22.6%と、実に5人に1人以上がマッチングアプリで出会って結婚しています。もはやマッチングアプリを利用した出会いは、まったく特別なものではありません。

 

マッチングアプリがここまで増加したのは、スマートフォンの普及で気軽にアプリを使えるようになったのに加え、コロナ禍の影響があると推測されます。リモートワークの定着や外出自粛などによって、対面での出会いが減少してしまった結果、アプリを活用して出会いを求める人が増えたというわけです。

 

コロナ禍が終わっても、マッチングアプリで出会って結婚する人は増えていくでしょう。しかし、「経歴に嘘があった」「本当の人間性がわかりにくい」など、マッチングアプリのリスクがなくなったわけではありません。何かおかしいと感じたら、探偵に相手の調査を依頼するのがおすすめです。

■不倫・浮気調査や結婚調査は、スマイルエージェント本部にお任せ!

今回のアンケート結果は、夫婦仲を良好に保つためには「一緒に過ごす」「コミュニケーションを図る」「感謝の気持ちを伝える」といったことがポイントであると示しています。要するに当たり前のことをしていればいいわけですが、残念ながらすべての夫婦ができているわけではありません。だからこそ、コロナ禍で関係が悪化した夫婦もいるわけです。

 

そして夫婦関係の悪化は、素行不良や不倫につながるケースもあります。出会いの形の多様化も男女トラブルのリスクを高めており、決して油断できません。配偶者や交際相手に不審な様子が見られたら、すぐに対策を打つのがおすすめです。不安な時は、スマイルエージェント本部までお気軽にご相談ください。

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