
世の中にはさまざまな「記念日」がありますよね。といっても、まさか探偵に関する記念日があるはずが……とお考えの方、実はあるんです!
そう、まさに本日5月21日こそが「探偵の日」。これは探偵という存在を皆様に知っていただくための、最適な機会かと思います。そこで今回は、「探偵の日」制定の目的や、探偵に関する豆知識をご紹介します。
■5月21日が探偵の日なのは、新聞に初めて探偵の広告が掲載された日だから
改めまして、毎年5月21日は「探偵の日」です。これは社団法人探偵協会の「探偵の日選定委員会」が制定したもので、探偵という職業に親しんでいただき、さまざまな問題解決のパートナーである探偵の存在をPRすることを目的としています。
では、なぜ5月21日なのでしょうか? 実はこの日は、探偵の広告が初めて新聞に掲載された日なのです。
1891年(明治24年)の5月21日、「帝國探明會」という企業が朝日新聞に「詐欺師や盗人の所在を調査します」という広告を掲載しました。これが日本初の探偵の広告とされています(諸説あります)。
もちろん江戸時代まででも、「お上」からの「怪しいやつがいたら知らせろ」というような通達は幾度となく出されていたでしょう。しかし、帝國探明會の広告は「日本国内で100%民間資本の日本人が、広く一般大衆に対し探偵調査を請け負う広告を実施した」という点が大きな特徴です。
つまり、権力者や官公庁とは関係のない、純然たる民間の探偵業者がその存在をPRしたという意味で、5月21日はとても重要な日なのです。「探偵の日」がこの日に決められたのも、妥当といえるのではないでしょうか。
■世界初の民間探偵の登場は19世紀、日本は明治時代
探偵の日にちなみ、探偵の歴史についても軽く触れておきましょう。世界初の民間の探偵私立探偵とされているのは、19世紀半ばにフランスで活動したフランソワ・ヴィドックという人物です。
元犯罪者であったヴィドックは警察の密偵として活躍し、国家警察パリ地区犯罪捜査局(パリ警視庁の前身)を作り、のちに個人の探偵となりました。警察と密接に関わっていたという点が、現在の日本の探偵とは大きく異なります。
また、「正業としての探偵」という括りでは、同じく19世紀にアメリカのアラン・ピンカートンが設立した、私立探偵社・警備会社である「ピンカートン探偵社」が世界初だとされています。こちらも軍や政治家の仕事を請け負うことがあり、現在の日本の探偵とは大きく性質が違っていたようです。
そして日本最初の私立探偵は、1895年(明治28年)に東京で「岩井三郎事務所」を開業した、元警察官の岩井三郎だとされています。ただ、この人も日本帝国海軍高官の贈賄事件である「シーメンス事件」の解決に貢献するなど、刑事事件を取り扱っていたことが知られています。やはり、現在の探偵とは少々性質の違う存在だったのです。
ちなみに、現在の日本で探偵業を営む場合は、各都道府県の公安委員会に届出をする必要があります。その活動内容も探偵業法によって厳しく制限されており、刑事事件に関わることはありません。それでも、不倫・浮気をはじめとする警察が手を出せない案件を中心に、探偵は多くのトラブルを解決へと導いています。
■あらゆる調査・ご相談は、スマイルエージェント本部にお任せ!
漫画やアニメ、ドラマなどの影響によって、探偵という職業の存在自体は知っているという方が多いかと思います。しかしながら、創作の中における探偵と現実の探偵は大きく異なっており、その真の姿があまり詳しく知られていないのが実情です。
スマイルエージェントでは「探偵の日」をいい機会とし、皆様に探偵という職業についてもっと深く知っていただきたいと考えております。弊社は相談・見積もり無料、どのような時でもクライアント様に寄り添う姿勢を大切にしている探偵です。幅広い調査を手掛けておりますので、悩み事がある時は何でもお気軽にご相談ください。
