
探偵の調査で得られる情報は、やろうと思えば悪用もできてしまいます。そのため探偵は、依頼者の目的を十分に確認し、悪用のおそれがあるなら依頼を断る必要があります。これは探偵業の業務の適正化に関する法律(探偵業法)の第七条や第九条でも定められているルールです。
しかしながら、悪用されるとわかっていて依頼を受ける悪徳探偵は今なお存在します。依頼者に悪用する気がなくても、悪徳探偵への依頼はトラブルのもとになるため、絶対に避けなければなりません。今回は京都で発生した事件を参考に、悪徳探偵を見分けるポイントを確認しておきましょう。
【参考】
・https://megalodon.jp/2024-0724-2225-02/https://www.kyoto-np.co.jp:443/articles/-/1280471
■ストーカーの依頼を受けた悪徳探偵が逮捕!
2024年6月27日、京都市下京区の探偵業の男が、ストーカー規制法違反ほう助の疑いで逮捕されました。容疑の内容は2023年9月21日、依頼者の男(ストーカー規制法違反容疑などで起訴)が女性会社員(調査対象者)にストーカー行為をすると知りながら、女性の住所を教えたというものです。
また、7月17日には、邸宅侵入と窃盗の疑いで再逮捕されています。容疑者は被害者のマンションの郵便受けから郵便物を盗み、それをもとに被害者の個人情報を依頼者に伝えていたようです。さらに今年1月~2月には、探偵事務所の女性従業員と共謀し、被害者の住むオートロック付きマンションに侵入したと見られています。
容疑者は「息子の結婚相手の調査と言われており、ストーカーを助けていたとは思っていない」と容疑を否認しているそうですが、たとえそうだったとしても不法侵入や窃盗は許されません。状況から考えて、悪用されると知りながら依頼を引き受けた可能性は極めて高いため、さらなる捜査が望まれます。
■トラブル防止のためにも、悪徳探偵を見極め依頼を避けるべき!
今回の事件で逮捕されたような悪徳探偵の存在は、調査の悪用を考えていない依頼者の方にとっても無関係ではありません。なぜなら、悪徳探偵に調査を依頼すること自体がトラブルの原因になるからです。
実際に今回の事件では、探偵が窃盗や不法侵入を行っていました。こういった行為で情報を得ることは、探偵であったとしても認められていません。このような手法を用いる可能性があると知りながら調査を依頼した場合は、依頼者も罪に問われる可能性があります。
また、相談内容や調査によって得られた情報をもとに、依頼者を脅迫するケースにも注意が必要です。2024年にも悪徳探偵による恐喝事件が発生しており、当コラムでも記事にしています。
このようなトラブルを防ぐためにも、悪徳探偵への依頼は絶対に避けなければなりません。そこで注目していただきたいのが、面談時の探偵の様子や契約関係の書類です。
たとえば弊社では、依頼者に対して入念なヒアリングを行い、調査の目的や悪用の意思がないことを確認しています。また、公安委員会指定の誓約書へのサインもしていただき、悪用しない誓約を取り付けています。こういった取り組みの徹底によって、悪意のある依頼を受けてしまう事態を防いでいるのです。
そして、このような探偵であれば、違法な調査手法を用いたり依頼者を脅迫したりするようなことはまずありません。つまり、安心して依頼できるのです。自分自身に悪意がなくても、「悪質な調査を受けてしまいそうな探偵かどうか」は、必ず見極めるようにしましょう!
■安全・安心な調査は、スマイルエージェント本部にお任せ!
調査がうまくいくかどうかは、探偵の能力にかかっています。つまり、信頼できる探偵を選ばなければならないわけですが、調査能力だけでなく法令を守っているかどうかも重要なポイントです。
スマイルエージェントでは、探偵業法をはじめとする法令を徹底して守り、悪意のある依頼を受けず、安全・安心な調査を提供しております。信頼できる探偵をお探しの際は、ぜひスマイルエージェント本部までご相談ください。







