【北海道・ご近所トラブル嫌がらせ事件】話が通じない嫌がらせ犯への対応は、やり方を工夫すべきです

ご近所トラブルが発端となって嫌がらせの被害にあうケースは数多くあります。何しろ相手が近所に住んでいるので、1回や2回相手が逮捕された程度では嫌がらせが収まらず、結局被害者が引っ越すしかないというケースも珍しくありません。

 

より確実にトラブルを解決するためには、証拠を集めるにしても犯人を刺激しないようにするなど、いろいろな工夫が必要になります。今回は北海道で発生した嫌がらせ事件を参考に、嫌がらせ対策の注意点を確認しておきましょう。

 

【参考】

https://megalodon.jp/2024-0804-0030-04/https://news.tv-asahi.co.jp:443/news_society/articles/900005755.html

https://megalodon.jp/2024-0804-0031-07/https://www.htb.co.jp:443/news/archives_27158.html

https://megalodon.jp/2024-0804-0032-11/https://news.yahoo.co.jp:443/articles/1d7e0598630b284a04cf09154bb4a79411709fe8

3年間で440回もの嫌がらせを繰り返した男が4度目の逮捕

2024年716日、北海道札幌市に住む無職の男が傷害の疑いで逮捕されました。容疑の内容は、20215月から20246月にかけて隣人住民らに罵声を浴びせ、被害者の女性にPTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症させたというものです。しかも逮捕はこれが初めてではなく、今回で4度目といいますから驚くほかありません(3度目は628日)。

 

事の発端は3年前、被害者が自宅前の道路にかかる形で一時的に車を停めていたことだったそうです。これ自体にはまったく違法性はありません。ところがその時、一切面識のなかった容疑者がやってきて、わけのわからない罵声を浴びせてきたのです。ここから執拗な嫌がらせが始まりました。

 

嫌がらせの内容は罵声をはじめ、車から大音量の音楽を流す、クラクションを鳴らす、ハイビームを照らして待ち伏せする、タバコを地面に投げつける、チャイムを86回連打するなど。8歳になる被害者の娘が標的にされることもあったといいます。嫌がらせの回数は、確認できているだけでも3年間で440回に上り、ついに被害者はPTSDを発症してしまったのです。

 

度重なる逮捕にもかかわらず、容疑者は容疑を否認しており、被害者のPTSDについても「私のせいではありません」と供述しているといいます。今度こそ何とかしなければ、被害者一家が平穏な暮らしを取り戻すことはできないでしょう。

■防犯カメラが犯人を逆上させた? 密かな証拠撮影が最も安全!

今回の事件は、ご近所トラブルへの対応の難しさを教えてくれています。今回で4度目の逮捕という点からもわかる通り、この手の事件は犯人が捕まっても大した罪にならないケースが多く、大抵は短期間で戻ってきてしまいます。その上、犯人がすぐ近くに住んでいる以上、関わりを避けるのも簡単ではありません。

 

被害者はしっかりと証拠を集め、警察もできる限りの対応をしているのですが、現行法ではこれ以上踏み込んだ対応は難しいと思われます。おそらく今回の逮捕も、根本的な解決にはならないと考えられるため、さらなる対策を講じる必要があるでしょう。

 

ただ、弊社としては今回の事件について、1つだけ「ん?」と思った箇所があります。被害者は嫌がらせ対策として自宅に防犯カメラを設置していたのですが、それに対して容疑者は「カメラ、バカバカつけやがってよ!」などと逆上していたのです。加えて、防犯カメラに向かって叫ぶなど、明らかにカメラを意識した嫌がらせも行っています。

 

防犯カメラは、不審者や犯罪者への威嚇・牽制効果を期待して、意図的に見える位置に設置する場合もあります。しかし、今回の事件においては、かえって事態を悪化させてしまった可能性があるのです(証拠の確保に役立ったのは間違いないでしょうが)。

 

弊社では、防犯カメラの存在が嫌がらせ犯やストーカーを刺激する可能性がある場合、周囲に溶け込んだ偽装カメラの設置を推奨しております。これなら人知れず証拠を積み重ねることができ、調査員の配備に比べて費用も抑えることが可能です(リアルタイムでの遠隔監視も可能)。防犯カメラの効果は使い方次第ですので、まずは探偵に相談してみてください。

■嫌がらせ調査は、スマイルエージェント本部にお任せ!

嫌がらせやストーカーといったトラブルでは、相手が話の通じない人物であることが少なくありません。このようなケースでは、ただ証拠を確保して警察に何とかしてもらおうとするのではなく、相手の反応や先の展開を見越して対策を打つことが大切です。お悩みの際は、スマイルエージェント本部までお気軽にご相談ください。

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