警察官の不祥事はしばしば発生し、世間を騒がせています。当コラムでも警察官の不祥事を何度か取り上げており、直近では大阪府警の処分者数が非常に多かったというニュースをご紹介しました。
そして先日、2024年上半期における全国の警察官の処分者数が、警察庁から発表されました。今回はこの発表内容を参考に、従業員・職員の素行調査の重要性について考えてみましょう。
【参考】
・【魚拓】「不倫などの異性関係」が処分理由で最多 全国の警察官の懲戒処分者数が114人に…福岡県警が12人・警視庁と兵庫県警が11人 警察庁|FNNプライムオンライン (megalodon.jp)
・【魚拓】令和6年上半期の懲戒処分者数について|警察庁Webサイト (megalodon.jp)
■2024年上半期、警察官の処分理由で最も多かったのは「異性関係」!
2024年8月1日、警察庁は2024年上半期における全国の警察官の懲戒処分者数を発表しました。これによると、2024年上半期に懲戒処分となった警察官は114人で、前年同時期と比較して3人減ったとのこと。ほぼ横ばいです。
また、処分された警察官のうち、逮捕者は27人に上ります。そして懲戒処分者のうち、業務上の行為で処分を受けたのは23人、プライベートでの行為により処分を受けたのは91人でした。
さて、ここで注目しておきたいのが処分の理由です。発表によると、処分の理由で最も多かったのは「不倫などの異性関係」でした。その次が窃盗・詐欺・横領だそうですから、犯罪で処分された人よりも異性関係の不祥事で処分された人の方が多いわけです。やはり風紀秩序の維持のためなのか、警察はこの手の問題に厳しいことがわかります。
とはいえ、不倫(不貞行為)は犯罪ではありませんし、それ自体はあくまでも個人の問題です。そのため、単に不倫をしていたから処分したというわけではなく、職場内不倫などによって風紀を乱したor職務に悪影響を与えたので処分した……というケースが多いのではないでしょうか?
前述した大阪府警の件でも、不倫による処分が目立ったという報道があります。警察官も結局は人間ということで、この手の問題の発生を防ぐのは難しいようです。
■民間でも、従業員・職員の人間関係や素行に注意すべき
さて、今回の警察庁の発表は、「警察はもっとしっかりしろよ!」と怒りをぶつけて終わらせていいものではありません。確かに、市民の平和と安全を守る警察官の不祥事は、強く批判されるべきでしょう。
しかし、組織内の不倫は、民間企業などでも多数発生しているはずです。そしてそれは、特に対処もされず放置されているケースが多いのではないでしょうか? 発覚したものをしっかりと処分し公表している分、警察はまだマシといえるかもしれません。
不倫は犯罪ではありませんが、泥沼化すれば組織に大きな悪影響をもたらすおそれがあります。いわゆる社内不倫は現場の士気を低下させる可能性がありますし、不倫相手が取引先の人間であれば、取引先からの信頼を失ってしまうかもしれません。その取引先に便宜を図っているのではないか、と疑われるリスクもあるでしょう。
さらに、上司の立場を利用してセクハラをしたり、性的な関係を強要したりするケースも考えられます。こういった重大な問題に発展するのを防ぐためにも、組織内の人間関係には目を光らせておき、業務に影響しそうなら改善させなければならないのです。
社内の調査ですべてを明らかにできれば1番早いのですが、それが難しい場合は探偵の調査も活用してみましょう。レコーダーや隠しカメラを使えば、社内不倫やハラスメントの証拠を確保できる可能性があります。会社の外での行動を調査し、詳細な情報をつかむことも可能です。大きなトラブルにつながる前に対応しましょう!
■社員素行調査は、スマイルエージェント本部にお任せ!
従業員・職員の不祥事は、時として会社や組織の社会的な信頼をも失墜させます。不倫・浮気は犯罪ではありませんが、その影響は個人の問題では済まないケースも多いのです。
従業員・職員が不審な動きをしていたり、怪しい噂が流れていたりする時は、踏み込んだ対応を検討してみるといいでしょう。お悩みの際は、スマイルエージェント本部までお気軽にご相談ください。