
全国各地で発生している、悪質な「嫌がらせ」トラブル。当コラムでも、これまでにさまざまな嫌がらせ事件を取り上げてきました。こういったトラブルの中でも特に厄介なのが、以下のような近隣住民による嫌がらせです。
相手が近隣住民だと生活圏が被っているため、トラブルが生じても関わりを断つのが簡単ではありません。そして、相手が「お隣さん」であれば、住居や土地が隣接しているだけに、極めて面倒な問題になることもあります。今回は岐阜県で発生した事件を参考に、嫌がらせ対策のポイントについて考えてみましょう。
【参考】
■4年半にもわたり、隣家に生卵を投げ続けた女が逮捕!
2024年8月7日、岐阜県川辺町に住む無職の女が、県迷惑行為防止条例違反の疑いで逮捕されました。容疑の内容は7月19日と25日、隣の住宅に生卵を複数個投げ入れる嫌がらせをしたというものです。
これだけ聞くとしょうもないイタズラに思えるかもしれませんが、実は容疑者が嫌がらせをしたのはこれが初めてではありません。容疑者は何と4年半も前から、毎日のように同様の嫌がらせを繰り返していたのです。
結果として被害者の家の敷地内は割れた卵だらけになり、腐敗した卵が凄まじい悪臭を放ち、外壁にもこびりついているといいます(映像を見ると本当に冗談のよう)。エアコンの室外機まで卵の影響で故障し、壁の清掃・塗装や防犯カメラ設置(7台)などに総額200万円以上かかったそうですから、被害は小さくありません。
何より、嫌がらせが年単位で繰り返され、頻繁にその後始末を強いられる負担は相当なものだったはずです。容疑者は取り調べに対し「やっていません」と容疑を否認しているとのことですが、防犯カメラがしっかりと証拠を撮影しているようなので、しかるべき処罰が下されることになるでしょう。
■嫌がらせには「泣き寝入りせず、何度でも、早めに対抗すること」が最も重要
今回の事件については、「一体どんなトラブルが原因でここまでの嫌がらせに発展したのだろう?」と疑問に思う方も多いでしょう。しかし、被害者によると、嫌がらせを受けるようになった理由についてはまったく心当たりがないといいます。
そもそも、被害者の家は24年前に新築で購入したものなのですが、嫌がらせ自体は入居した当時から続いており、それが4年半前に生卵の投げつけに変わったのだそうです。生卵以外にも、ゆで卵やガラスのコップ、皿、使用済みのシップやカイロが投げ込まれたり、暴言を吐かれたりするケースもあったとのこと。
こういった状況を考慮すると、もともと容疑者は異常な行動が目立つ人物であり、そこにたまたま被害者が引っ越してきてしまったということなのでしょう。容疑者は3年前にも一度逮捕されているそうですが、結局嫌がらせは続いていることから、ご近所トラブルへの対応の難しさがわかります。
一度逮捕に至っているのですから、被害者はもっと「攻めて」もよかったように感じますが、もしかすると終わりの見えない嫌がらせで参ってしまい、半ばあきらめてしまっていたのかもしれません。しかし、最終的には被害状況の記録で再び警察を動かせたわけですから、同じ対応をもっと早くしていれば……というのが正直な感想です。
他の嫌がらせ事件でも、本当にちょっとした被害なのに警察を動かせた事例はたくさんあります。重要なのは、泣き寝入りをせずに毅然とした対応を取り続けることです。もし自力で証拠を確保するのが難しいとか、犯人が誰なのかわからないとかいった問題が生じているなら、警察に加えて探偵にも相談してみましょう。
ちなみに探偵は、「その地域におかしな人が住んでいないか?」「治安上の大きな問題はないか?」といったことも調査できます。引っ越しを検討しているなら、引っ越し先の調査を行ってみるのもいいかもしれません。
■嫌がらせ調査は、スマイルエージェント本部にお任せ!
今回の事例は、生卵の投げつけ以外のものも含めると、20年以上にわたって嫌がらせを受けていたという重大な事件です。極端な例に思えるかもしれませんが、表沙汰になっていないだけで、似たようなケースは決して珍しくありません。
平穏な生活を破壊する卑劣な嫌がらせには、断固たる対応を取り続けることが最も大切です。探偵の調査やサポートは、その大きな助けとなります。お悩みの際は、スマイルエージェント本部までお気軽にご相談ください。
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