
パートナーの不倫・浮気が疑われる時、まずやるべきことは何か?
答えは「不倫・浮気の証拠集め」です。これは多くの方がご存じかと思います。
しかしながら、
「不倫・浮気の確実な証拠になるものって何?」
「なぜ不倫・浮気の証拠を確保しなければならないの?」
「そもそも不倫・浮気ってどういうこと?」
こういった点について正しく理解していらっしゃる方は、決して多くないのではないでしょうか。
そこでこの記事では、不倫・浮気の証拠集めのポイントについて詳しく解説します。
■そもそも「不倫・浮気」「不貞行為」って何?
最初に、「そもそも不倫・浮気とは何なのか?」ということを確認しておきましょう。「何をしたら不倫・浮気とみなすか?」という点は、人によって大きく考え方が異なると思われます。「キスをしたら不倫・浮気」という人もいれば、「手をつないだだけでもアウト」という人や、「自分以外の異性と仲良くした時点でダメ」という人もいるでしょう。
ですが、厳密な意味での不倫・浮気というのは、いわゆる「不貞行為」のことです。不貞行為とは、簡単にいうと「配偶者以外の者と自分の意志で肉体関係を持つこと」を指します。
不貞行為が認められないのは、夫婦の間に貞操義務(夫婦がお互いに性的な純潔を守り、相手以外と肉体関係を持たない義務)が存在するからです。貞操義務は法律で直接規定されているわけではないものの、民法770条1項では離婚事由(離婚訴訟を起こすことができる条件)の1つとして、配偶者に不貞行為があった場合を定めています。
そのため、以降の項目では「不倫・浮気の証拠=不貞行為の証拠」という前提で話を進めます。なお、直接的に不貞行為を示すものでなくとも、補助的な証拠として役立つ可能性は十分ありますので、集めることが無意味なわけではありません。
■なぜ不倫・浮気の証拠を入手すべきなの?
確実な証拠がなくても、パートナーの不倫・浮気を追及することは可能です。実際、疑いが浮上した時、すぐにパートナーを問い詰める方もいるでしょう。
しかし、証拠があるのとないのとでは、結果が大きく変わってきます。証拠があった方が圧倒的に有利になるので、まずは落ち着いて証拠を集めるのがおすすめです。不倫・浮気の証拠を確保すべき理由、証拠集めのメリットを確認しておきましょう。
・言い逃れを防ぐことができる
証拠の最大のメリットは、不倫・浮気がクロであると確定させ、言い訳・言い逃れを封じられることです。証拠がない状態でパートナーや不倫・浮気相手を問い詰めても、「濡れ衣だ」「体の関係はない」などと言われてしまう可能性があります。確実な証拠があれば、こういった言い逃れを防ぐことができ、裁判でも有利になれます。
・誤解による悲劇を防ぐことができる
不倫・浮気を疑ったものの、実際はシロだったというケースは珍しくありません。真偽がはっきりしないうちにパートナーを問い詰めると、パートナーに濡れ衣を着せることになってしまい、最悪そのまま破局・離婚に至ります。誤解による悲劇を防ぐためにも、まずは証拠探しを行い不倫・浮気の真偽をはっきりさせなければならないのです。
・慰謝料の金額がアップする
不倫・浮気の確実な証拠があると、慰謝料の金額がアップします。なぜなら、不貞行為があった場合は、なかった場合に比べて精神的苦痛(権利侵害の度合い)が大きいとみなされるからです。
たとえば、不倫・浮気が原因で離婚に至った場合の慰謝料の相場は、300万円程度です。しかし、不貞行為が証明できない場合は、高くてもせいぜい100万円程度になってしまいます。
つまり、不貞行為を証明できるかどうかによって、100万円単位で慰謝料が変わってくるのです。より多くの慰謝料を獲得するためにも、必ず証拠を入手しておきましょう。
・離婚訴訟を起こすことができる
前述したように、不貞行為は「離婚事由」の1つに定められています。つまり、配偶者に不貞行為があった場合は、自分から離婚訴訟を起こすことができます。
通常、離婚するためには夫婦の合意と離婚届の提出が必要ですが、配偶者が応じてくれずいつまでも離婚できないというケースは珍しくありません。しかし、不貞行為を証明できれば、相手の意思に関係なく離婚訴訟を起こし、離婚に持ち込むことが可能です。離婚を選択肢に入れているなら、証拠は確実に押さえておくべきだといえます。
■何が不倫・浮気の証拠になるの?
不倫・浮気の証拠集めの最も重要なポイントは、「一体何を集めるべきなのか?」ということです。パートナーの持ち物や行動を調べれば、疑わしいものがいくつも出てくるかもしれません。
しかし、不貞行為があったことを確実に証明できる証拠(裁判でも通用する証拠)となると、かなり限られてきます。一般的には、主に以下のようなものが不倫・浮気の証拠として使われます。
・ラブホテルに出入りする様子の写真、動画
最も強力な不倫・浮気の証拠は、パートナーと不倫・浮気相手がラブホテルに出入りする様子の写真や動画です。ラブホテルは一般的に、性行為を行うための施設として認識されています。そのため、パートナーと不倫・浮気相手が連れ立ってラブホテルに入り、2時間程度過ごした時点で、不貞行為があったものとみなされるのです。
一応、1回だけなら「性行為はしていない」という言い訳が認められる場合もありますが、2回以上撮影できれば言い逃れはほぼ不可能になります。「何回も2人でラブホに通っておいて、肉体関係を持っていないはずがないだろう」と判断されるわけです。後述する探偵の調査でも、主にこの証拠の入手を狙います。
・お互いの家や一般的なホテルに出入りする様子の写真、動画
パートナーと不倫・浮気相手が、お互いの家や一般的なホテル(シティホテルやビジネスホテルなど)に出入りする様子の写真・動画も、証拠としてよく使われます。男女が2人で密室に入って長時間過ごした場合、そこで肉体関係を持ったと推定されるからです。
ただし、自宅やビジネスホテルは性行為を行うための場所ではないため、ラブホテルのように少ない回数では不貞行為が認められません。不貞行為があったと証明するためには、より多くの証拠を積み重ねる必要があります。また、滞在時間も最低2時間程度は必要です。
・性行為の様子を捉えた写真、動画、音声データなど
単純な証拠能力が最も高いのは、パートナーと不倫・浮気相手の性行為の様子を捉えた写真や動画です。何しろ、まさに「不貞行為の場面」を撮影しているわけですから、言い逃れは一切できません。音声データでも、会話の内容次第では写真・動画に劣らない証拠となります。
ただ、この証拠を入手するのは非常に困難です。相手の家やラブホテルなどに隠しカメラを設置したり、カメラを持って押しかけたりするわけにはいきません。そのため、パートナーが不倫・浮気相手を自宅に連れ込んでいる場合に、あらかじめ隠しカメラを設置しておいて行為の様子を撮影するなど、入手可能な状況はかなり限定されます。
・メールやSNSでのやり取り
パートナーと不倫・浮気相手がメールやSNSでやり取りをしているなら、その中にも証拠が隠れている可能性があります。不倫・浮気がバレていないと思っている人は、メールやSNSでかなり直接的なメッセージを送り合っているケースが珍しくないからです。
具体的には、「昨日のラブホテルよかったね」「すごく気持ちよかった」「奥さん・旦那さんにバレないようにしないとね」といったメッセージが該当します。こういったメッセージを、パートナーのスマートフォンやパソコンから発見できれば、有力な証拠となるでしょう。
ただし、他人のスマホやパソコンを盗み見るのは、たとえパートナーであってもプライバシーの侵害にあたる可能性があります。盗み見たことがバレればトラブルになりかねませんし、必ずしも有力な証拠が入っているとは限らないので、推奨はされない方法です。
・子供の血液型
子供の血液型は、両親の血液型によって決まります。たとえば、両親がどちらもA型の場合、子供の血液型はA型かO型となり、B型やAB型が生まれてくることはまずありません。
つまり、子供が遺伝の法則から外れる血液型だった場合、父親が夫でないのはほぼ確定ということです。これも不貞行為の動かぬ証拠となります。
ただ、「性暴力の被害にあって妊娠したが、打ち明けられないまま出産してしまった」など、何らかの言い訳をされる可能性もあります。妻が現在進行形で不倫・浮気をしているかどうかも調べておくのが望ましいでしょう。
・ラブホテルの領収書・レシート、カーナビの履歴など
パートナーの服や財布から、ラブホテルの領収書・レシートが出てきた時は、ラブホテルを利用したと見て間違いないでしょう。カーナビの履歴から、ラブホテルに立ち寄ったことが明らかな場合も同様です。これらは不貞行為があった可能性を示しています。
しかし、あくまでも「パートナーがラブホを利用した」ことの証明になるだけであって、不倫・浮気の直接的な証明にはなりません。仕事に集中するためにラブホを使う人は実際にいますし、最近は女子会プランなどを用意するホテルも増えています。言い逃れを許す可能性は十分あるので、これだけを証拠に問い詰めるのはやめておくべきでしょう。
■不倫・浮気の証拠の入手法①:自分で入手する
不倫・浮気の証拠を入手する場合、まず自分で何とかしようと考える方は多いと思われます。そこで、自力での入手を目指す場合は何をすればいいのか、どういったメリット・デメリットがあるのかを見ていきましょう。
・何をどうやって入手するの?
自分で証拠を入手する場合は、身の回りにある証拠の確保が中心になります。持ち物を調べたり、スマホやパソコンの中身をチェックしたりできるのは、家族である自分だけです。不貞行為を示すメールやSNSでのやり取り、ラブホテルのレシートなどを探すことになるでしょう。
また、パートナーを尾行し、不倫・浮気相手とホテルなどに入る様子を撮影するのも、不可能というわけではありません。ただ、後述するように難易度が非常に高いため、原則として推奨されない方法です。
・自分で入手するメリット
自分で証拠を入手するメリットは、費用がほとんどかからず比較的気軽に取り組めることです。パートナーの留守中や就寝中などを狙い、持ち物や家の中を調べれば、思いもよらぬ証拠が出てくるかもしれません。実際に成果が得られるかどうかは別として、とりあえずパートナーの持ち物を調べてみるというのは、決して悪くない対応です。
・自分で入手するデメリット
自分で証拠を入手するデメリットは、決定的な証拠を入手するのが難しいことです。持ち物やSNSでのやり取りに、不倫・浮気を匂わせるものがあるケースは多いのですが、不貞行為の決定的な証拠となると簡単には見つかりません。
では、ラブホテルなどに出入りする様子の写真・動画はどうでしょうか? 残念ながら、こちらも簡単には入手できません。このような写真や動画を撮影するためには、パートナーを尾行する必要があるのですが、何の訓練も受けていない人が尾行を成功させるのは極めて困難です。大抵は途中で見失うか、気づかれてしまいます。
場合によっては、どこに行くのかわからない相手を何時間も尾行しなければならないこともあります。これは体力的にも精神的にもきつく、「そもそもそんなに時間を割いていられない」という方も多いでしょう。
そして、がんばって撮影したにもかかわらず、ピンボケしていて誰だかわからない……ということもよくあります。自力でこの類の証拠を入手するのは、さまざまな意味で現実的ではありません。
つまり、自力での証拠探しには、どうしても限界があるのです。多くのケースにおいては、別の方法で証拠を確保する必要があります。
■不倫・浮気の証拠の入手法②:探偵に依頼する
不倫・浮気の証拠の入手は、探偵に依頼するという方法もあります。探偵は調査の専門家のため、自力では入手するのが難しい証拠を確保してもらうことも可能です。探偵がどのように証拠を入手するのか、どういったメリット・デメリットがあるのかを見ていきましょう。
・何をどうやって入手するの?
探偵が入手を目指すのは、主にラブホテルに出入りする様子の写真・動画です。パートナーもしくは不倫・浮気相手を尾行し、決定的な場面を密かに撮影します。ラブホテルを利用している様子がなければ、自宅や一般的なホテルに出入りするところを狙います。
また、不倫・浮気相手の住所や氏名、勤務先など、素性を特定してもらうことも可能です。こういった情報は慰謝料請求などの際に必要になります。その他、デート中の様子なども事細かに記録し、2人がいかに親密な関係なのかを証明します。
なお、誤解されがちですが、探偵だからといって相手の家に盗聴器を仕掛けたり、証拠になりそうなものを盗み出したりすることはできません。探偵の調査の手法は尾行・張り込み・聞き込みに限られており、不法侵入や窃盗などはすべて違法行為です。
・探偵に依頼するメリット
探偵に証拠の入手を依頼するメリットは、不倫・浮気の確実な証拠を高確率で入手できることです。探偵は尾行や張り込みの訓練を受けており、原則として複数名のチームで調査を行います。そのため、対象者に気づかれたり見失ったりすることなく、長時間にわたって尾行できるのです。
また、探偵は各種機材を扱う訓練も受けています。加えて、証拠の撮影には高性能な機材を使用するので、夜間や遠距離でも鮮明な写真・動画を撮影することが可能です。さらに、依頼者自身は報告を待っていればよく、調査中に何かをする必要はありません。仕事や家事で忙しくても証拠を入手でき、体力的な負担もないのが大きなメリットです。
そして、探偵の調査の結果は、裁判でも証拠として通用する報告書にまとめられます(簡易的な報告をしてもらうことも可能)。この報告書があれば、離婚協議や慰謝料請求を有利に進めることができ、もし裁判に発展したとしても安心です。必要に応じて不倫・浮気相手の素性も特定してもらえば、対応をスムーズに進められます。
・探偵に依頼するデメリット
探偵に証拠の入手を依頼するデメリットは、まとまった費用がかかることです。探偵事務所や地域にもよるので一概にはいえませんが、調査員2名を投入する場合、1時間で1.5万円~3万円程度かかります。調査の時間を絞っても、最低10万円以上はかかるとみておくべきでしょう。
また、日本には正式な届出を出しているところだけでも5,000社を超える探偵業者がいるといわれており、中には調査力の低い探偵や悪徳探偵がいる点に注意が必要です。信頼できる探偵を見分けるためには、ある程度時間をかけて情報を集めなければなりません。
このようにデメリットもあるのですが、実際にはメリットがデメリットを大きく上回っています。SNSのメッセージなどの微妙な証拠をたくさん集めるよりも、ラブホテルに入る様子の写真1枚の方が、証拠としては遥かに強力です。探偵はそれを高確率で入手できるのですから、費用に見合った価値は十分にあります。
さらに、探偵への相談や見積もりは、原則として無料です。不安に感じたら正式に依頼をしなくても構いません。話を聞いてもらうだけでも精神的に楽になりますから、まずはお近くの探偵に気軽に相談してみましょう。
■不倫・浮気調査は、スマイルエージェント本部にお任せ!
結局のところ、不倫・浮気(不貞行為)の確実な証拠となりえるものは非常に限られています。そして、それを一般の方が自力で入手するのは困難です。中途半端な証拠を並べても、パートナーに反省を促すことはできず、裁判で勝つこともできません。
そのため、不倫・浮気トラブルを本気で解決したい場合は、探偵に証拠の入手を依頼するのが最も確実です。スマイルエージェント本部では、豊富な経験に基づく高い調査能力により、不倫・浮気の証拠を入手いたします。パートナーに不倫・浮気の兆候が見られた時は、ぜひお気軽にご相談ください。
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