【千葉・蛇口開けっ放し事件】「しょうもない」嫌がらせが大きな被害を生むことも……

嫌がらせにはさまざまな手段があり、中には「子供のイタズラみたい」と感じるものもあります。この手の嫌がらせの犯人が逮捕されたというニュースを見て、「しょうもないことで警察の世話になってるなあ」と思ったことのある方も多いでしょう。

 

しかし、この「しょうもない」嫌がらせは、決して馬鹿にできるものではありません。内容や頻度によっては、大きな経済的損失をもたらすこともあるからです。今回は千葉県で発生した事件を参考に、嫌がらせの怖さと対策について考えてみましょう。

 

【参考】

https://megalodon.jp/2024-0917-1837-19/https://news.yahoo.co.jp:443/articles/058497a5d74bd5b73b4fc633a448958b19a82f38

https://megalodon.jp/2024-0917-1838-26/https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp:443/kurashi/shiyou/jouzu.html

■他人の家に侵入し、庭の蛇口を開けっ放しにした男が逮捕

2024年93日、千葉県四街道市に住む自称会社員の男が、住居侵入の疑いで逮捕されました。容疑の内容は826日の午後615分頃、同市内の男性会社員宅に侵入したというものです。

 

……が、最大の被害は侵入したこと自体ではなく「水の無駄遣い」。容疑者は男性宅に侵入した際、何と庭の蛇口を開けっ放しにしていたのです。

 

そのことに帰宅した男性が気づき、110番通報。防犯カメラの映像などから容疑者が浮上し、逮捕に至りました。容疑者は調べに対し「水を出しっ放しにして嫌がらせをしてやろうと思った」などと供述し、容疑を認めているとのことです。

 

今のところ、容疑者と被害者の関係は報道されていません。知り合いで何らかの恨みがあったのか、ストレス解消などの目的で適当な近所の家を狙ったのか……。いずれにしても実に悪質な嫌がらせです。

■【計算してみた】蛇口の開けっ放しの被害額は小さくありません!

今回の事件はまさに「しょうもない嫌がらせ」ですが、その金銭的な被害は決して小さくありません。何しろ、長時間水を出しっぱなしにしていたのですから、被害者はその分の水道代を負担しなければならないのです。実際どのくらいの無駄遣いになるのかは、水圧や地域の水道料金によって異なりますが、ここでは東京都を例に考えてみましょう。

 

※実は救済制度もあるのですが、ここでは考えないことにします。

 

東京都水道局のデータによると、水道の水を1分間流しっぱなしにした場合、水の使用量は約12Lです。つまり1時間だと720L。朝、家を出た直後に蛇口を開けっ放しにされ、10時間後に帰宅し気づいて止めたと考えると、7200Lの浪費です。

 

そして、水1Lの単価を0.24円で計算すると、

 

0.24×7200L=1,728

 

このように、1時間半アルバイトをしたくらいの金額が吹き飛んでしまいます。「まあでもこれくらいなら……」と思うかもしれませんが、同様の嫌がらせが毎日続いたらどうでしょう? ただでさえ物価が高騰している昨今、我慢できる範囲を超えていると思いませんか?

 

今回の事件が比較的スムーズに解決したのは、防犯カメラが犯行の様子をうまく捉えていてくれたからです。そうでなければ同様の嫌がらせが続き、被害者は金銭的にも精神的にも大きなダメージを受けた可能性があります。「しょうもない嫌がらせ」を決して軽く考えず、早めに警察や探偵に相談しましょう。

■嫌がらせ調査は、スマイルエージェント本部にお任せ!

今回の事例のような「しょうもない嫌がらせ」は、全国各地で多発しています。確実な証拠がないために警察を動かせず、泣き寝入りしているケースも少なくありません。

 

放置するとさらに悪質な嫌がらせに発展する可能性もありますから、決してあきらめず毅然と対応することが大切です。お困りの際は、スマイルエージェント本部までお気軽にご相談ください。

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