【富山・消防士ストーカー放火事件】人はどんな本性を隠しているかわかりません

ストーカー行為は、時として殺人などのより凶悪な事件に発展することもあります。そしてその場合、標的になるのがストーカーの被害者だけとは限りません。被害者の交際相手や友人家族など、周囲の人にまで被害が及ぶケースもあるのです。

 

このような事態の悪化を防ぐためにも、ストーカー行為は早期に食い止めなければなりません。今回は、富山県高岡市で発生した消防士によるストーカーおよび放火事件を参考に、ストーカー対策の重要性について考えてみましょう。

 

【参考】

・https://megalodon.jp/2024-0924-0020-47/https://news.yahoo.co.jp:443/articles/6b354b23a3369ec63606cde1ed44355627cbc62a

・https://megalodon.jp/2024-0924-0022-52/https://www3.nhk.or.jp:443/lnews/toyama/20240918/3060017933.html

・https://megalodon.jp/2024-0924-0023-56/https://news.ntv.co.jp:443/n/knb/category/society/knbdc5296c5e734c9998abf516802446ca

・https://megalodon.jp/2024-0924-0026-56/https://newsdig.tbs.co.jp:443/articles/tut/1439408?display=1

・https://megalodon.jp/2024-0924-0038-50/https://www.yomiuri.co.jp:443/national/20240829-OYT1T50228/

■言語道断! 消防士がストーカー行為や放火の疑いで逮捕

2024年6月から9月にかけて、高岡市消防本部伏木消防署の消防署員の男が、何と3回にわたって逮捕されました。それぞれの内容を簡単に確認しておきましょう。

 

①ストーカー規制法違反

5月から6月にかけて、好意を抱いた県内在住の20代知人女性の車に、許可なくGPS機器を取り付け、位置情報を取得したというもの。6月に逮捕され、その後起訴されています。

 

②放火予備罪と殺人予備罪

5月31日の深夜、富山県東部の20歳代男性宅の玄関扉の郵便受けから、ガソリンを家の中に流し込んだというもの。家に放火して男性を焼死させようとしたとみられ、異変に気づいた男性が110番通報して事なきを得ました。この男性はの被害者の女性の知人で、容疑者とも面識があるとのこと。

 

③現住建造物等放火罪

2022年8月、県東部に住む当時10代の男性の自宅に火をつけ、玄関付近を焼いたというもの。ガソリンを郵便受けから流し込むという手口が同じだったことから、①②の事件で逮捕後に関与が浮上しました。放火の動機は被害者及び家族への怨恨とみられています。

 

なお、②③の被害者のうち1人は、過去にの被害者と交際していたことがわかっています。つまりこの事件は、一方的に好意を募らせて女性にストーカー行為をした挙げ句、被害者と仲の良かった男性を焼死させようとした疑いが強いわけです。

■ストーカーには早期対応! 採用時の調査も重要です

今回の事件は、あろうことか現役の消防士が放火事件を起こし、それらと関係する形でストーカー行為もしていたという、極めて悪質なものです。消防士は地方公務員のため、当然ながら行政の責任も問われており、高岡市の角田市長が陳謝する事態になっています。弊社としては、この事件を受けて以下の2つの点を訴えたいと思います。

 

①ストーカーは最悪の事態になる前に止めるべき

今回の事件で、2人の男性被害者が助かったのは偶然に過ぎません。場合によっては、ストーカー被害者の女性にも直接的な危害が加えられていたかもしれないのです。何しろ放火事件ですから、まったく関係のない近所の人までもが巻き込まれていた可能性も……

 

当コラムでも繰り返しお伝えしてきた通り、ストーカーはここまで悪化する前に止める必要があります。ストーカーの被害にあっている時はすぐに警察に相談し、必要であれば探偵の調査によって証拠を集めましょう。

 

②雇用する人物の人間性に注意

一見真面目そうな人でも、実は凶悪な本性を隠していたというケースはしばしばあります。今回の事件はその典型例です。ストーカーはまだしも、火災から人々を守るべき消防士が放火事件を起こしていたなどとは、周囲の人も考えなかったのではないでしょうか。

 

このような人物を雇用してしまえば、何か事件を起こした時に雇用者側も責任を問われる可能性があります。採用にあたっては念のため素行調査を行い、信用できる人物かどうかを確認してみてはいかがでしょうか。もちろん、採用後に不審な動きをしている場合にも、調査を行うのがおすすめです。

■ストーカー調査や社員素行調査は、スマイルエージェント本部にお任せ!

今回の事件は、下手をするとまだ余罪が出てくる可能性があります。消防士だろうと警察官だろうと犯罪に走る人はいますし、人はどのような本性を隠しているかわかりません。身を守るためには、個人も企業もトラブルへの対処法を知っておくことが大切です。怪しいと思う人物がいたら、スマイルエージェント本部までお気軽にご相談ください。

おすすめの記事