近年ではマッチングアプリの普及に伴い、アプリでの出会いをきっかけとするトラブルも増加しています。加えて、その手口もだんだん巧妙になってきており、従来にはなかったような手口も見られるようになりました。
トラブルを回避するためには、こういった手口について知っておき、十分に警戒しなければなりません。今回は、東京で発生した詐欺事件を参考に、マッチングアプリ使用時の注意点について考えてみましょう。
【参考】
・https://megalodon.jp/2024-0926-1819-57/https://www.tokyo-sports.co.jp:443/articles/-/311361
■マッチングした相手から、性病検査の名目でお金を騙し取った女が逮捕!
2024年7月末、東京都新宿区に住む20代の女が詐欺の容疑で逮捕されました。容疑の内容は、マッチングアプリで知り合った20代の男性から、性病検査の費用の名目で現金約30万円を騙し取ったというものです。
容疑者と被害者は3月に知り合い、お互いに真剣交際ではなく「割り切った」関係を求めていたとみられています。そして3月下旬にホテルで初めて対面したのですが、ここで容疑者は被害者に対し「性病が怖いので、お互い性病を検査しましょう」「検査費用を貸してほしい。費用は返す」と持ちかけたのです。
また、容疑者は「私は有名私立大法学部の4年生で司法試験に受かっており、春から弁護士事務所で働くことが決まっているから、詐欺とかは絶対にしない」などと説明。さらに、被害者のキャッシュカードの番号を撮影して「この口座に振り込む」と約束したり、新宿のタワーマンションの写真を見せて「ここに住んでいる」とアピールしたりと、あの手この手で被害者の信頼を得ようとしていました。
もちろんこれらは全部ウソ! 結局、容疑者と連絡が取れなくなった被害者が警察に被害届を出したために、比較的あっさりと逮捕されてしまいました。同様の手口による被害の報告が複数寄せられているとのことなので、余罪を徹底的に調べるべきでしょう。
■もっともらしい費用の名目に注意! 「いきなりお金の話=詐欺」です!
今回の事件の大きな特徴は、容疑者がお金を騙し取る際に用いた手口=費用の名目にあります。この手の詐欺事件では、投資をはじめとする「うまい話」を持ちかけたり、「お金に困っているので助けてほしい」などと頼んだりするのが典型的な手口です。
しかし、今回の事件の容疑者は、「性病検査の費用」という名目を掲げました。つまり、被害者の目的が肉体関係であることを承知した上で、「安心して関係を持つためのコスト」としてお金を要求したわけです。これは確かに説得力があり、なおかつ「真面目な女性だ」という印象も受けるので、被害者も信用してしまったのでしょう。
とはいえ、それ以外の情報には明らかに不自然な点が多々見受けられます。たとえば、大学在学中に司法試験に合格したようなエリートが、マッチングアプリで肉体関係を持つ相手を探していることがまず不自然。それを100歩譲って見逃すとしても、司法試験合格後には司法修習が必須なので、卒業後すぐに法曹として働けるわけではありません。
タワーマンションの件にしても、写真を見せられ「ここに住んでいる」と言われただけなのに、なぜ信じてしまったのでしょうか? 加えて30万円という金額も、性病検査の費用としては高すぎます(生活費など別の名目のお金も要求されていた可能性あり)。冷静に対応していれば、どこかで「おかしい」と気づくことはできたはずなのです。
こういった詐欺に引っかからないための鉄則は、「いきなりお金の話が出たら詐欺だと思う」こと! 名目が何であるかは関係ありません。それでも相手を信じたい気持ちがあるなら、お金を渡す前に素行調査を行い、素性を調べてみるのがおすすめです。まずは探偵に相談してみてください。
■素行調査は、スマイルエージェント本部にお任せ!
おそらく今後も、マッチングアプリの利用者は増え続け、それに伴って詐欺の被害件数も増えていくでしょう。そして詐欺の手口も、より多様化・巧妙化していくと考えられます。
マッチングアプリ自体は悪ではありませんが、利用する際は最大限の自己防衛策を取っておくべきです。「マッチングした相手が何だか怪しい」「信じたいけど一体どうすれば……」と思った時は、スマイルエージェント本部までお気軽にご相談ください。
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