【兵庫・斎藤知事内部告発騒動】問題のある人物が要職につくとこういうことになります

皆様もご存じかと思いますが、2024年の春頃から、兵庫県の斎藤元彦知事をめぐる騒動が世間を騒がせています。この騒動は2人の自殺者を出し、ついには知事の不信任決議案の全会一致での可決という、前代未聞の事態にまで発展しました。

 

この騒動は、公然と行われるパワハラの怖さや、人間性に問題のある人を要職につけてしまうことのリスクを教えてくれています。今回はこの騒動を参考に、パワハラ対策や社員素行調査の重要性について考えてみましょう。

 

【参考】

https://megalodon.jp/2024-0928-1949-45/https://www.jiji.com:443/jc/v8?id=202409saito-hyogo-team

https://megalodon.jp/2024-0928-1950-42/https://www.yomiuri.co.jp:443/national/20240909-OYT1T50159/

https://megalodon.jp/2024-0928-1951-54/https://mainichi.jp:443/articles/20240925/k00/00m/040/203000c

■斎藤元彦知事は一体何をしたのか? 経緯のまとめ

この内部告発騒動については、「兵庫県の知事が何かやらかして、とうとう辞めなければならないところまで行ったらしいぞ」という程度にしか知らないという方も多いと思われます。そこで最初に、一体何が起きているのかを簡単にまとめてみましょう。

 

そもそも斎藤知事は、2021年に行われた兵庫県知事選で当選した人物です。斎藤知事は、老朽化した県庁舎の建て替え計画を白紙にするなど、それまでの施策を全否定するようなやり方で「改革」を推進。一方で、「牛タン倶楽部」と揶揄される側近を重用して専制的な政治を行ったため、周囲との溝が深まっていました。

 

そんな状況下の2024312日、斎藤知事の違法行為等を内部告発する匿名の文書が、報道各社や一部の県議に送付されたのです。送付したのは西播磨県民局長で、告発文の内容は知事選の際に違法行為や知事の「おねだり体質」、2023年の阪神・オリックスの合同優勝記念パレードの補助金に絡む不正、そしてパワハラなど全7項目ありました。

 

当初、斎藤知事はこの告発を「事実無根」「嘘八百」と否定。文書の作成者が県民局長だと特定し、パソコンを押収した上で懲戒処分にしてしまいます(この行為も公益通報者保護法違反だとして大問題に)。しかしその後、内容に事実が含まれていることが判明。これを受けて、いわゆる百条委員会が設置され、兵庫県議会が真相究明に乗り出しました。

 

ところが77日、19日の百条委員会で証言するはずだった告発者の元局長が、何と自殺してしまったのです。さらに7月後半には、前述した優勝パレードの担当課長が4月に自殺していたことや、それを3ヶ月間事実上隠蔽していたことも発覚。2名の自殺者を出す異常事態になったということで、斎藤知事への批判は一気に加熱します。

 

そして919日、県議会に斎藤知事の不信任決議案が提出され、86名の県議の全会一致で可決されたのです。こうなると、知事は10日以内に辞職か県議会の解散を選択しなければならず、選択せずに10日が経過すれば自動的に失職するのですが、斎藤知事は失職を選択。50日以内に行われる「出直し選挙」への立候補を決めた……というのが現在の状況です。

■パワハラに屈していませんか? その人を昇進させても大丈夫ですか?

今回の騒動はまだ解決の途上にあるものの、斉藤知事が出直し選挙で当選することはまずないでしょう。ひとまず斎藤県政は終わりを迎えそうですが、この騒動はあまりにも多くの反省点を残しました。弊社が訴えたいのは以下の2つです。

 

・パワハラは我慢しない! すぐに対応すべき

斉藤知事の行為の中で特に問題視されているのがパワハラです。斉藤知事は「瞬間湯沸かし器」と呼ばれるほど怒りっぽい人物とされ、県職員に対して実施したアンケートでは、約4割が実際にパワハラを受けたか目撃したことがあると回答しました。

 

パワハラのエピソードには、「知事室を出た時にエレベーターが来ていないと腹を立てる」「出張先で20m歩かされただけで部下を叱責した」など、常軌を逸したものが散見されます。自殺した2人の職員以外にも、相当な被害者がいるのは間違いありません。

 

こういったパワハラを我慢していても、改善することは絶対にないため、早期に訴え出ることが大切です。証拠がない場合は、レコーダーなどを使った証拠集めが有効なので、ぜひ探偵に相談してみてください。

 

・採用や昇進を考えている人物の人間性は調査すべき!

斉藤知事は明らかに「知事にしてはいけなかった人物」です。彼が知事になったことで多くの混乱が生じ、県政に停滞をもたらしました。パワハラ問題にしても、他の人が知事になっていれば起きなかったかもしれません。

 

そんな斎藤知事は日本維新の会との結びつきが強く、知事選の際も全面的に支援を受けました。そのため、今回の騒動は実質的に「維新の責任」であり、維新の評判を落としていると指摘されています。

 

実際、最近の維新は地元・大阪の選挙で負けが続いており、今回の騒動の影響も否定できません。維新からすれば「まさかこんなやつだったとは……」という感じでしょう。

 

人間性に問題のある人物が要職につけば、このようなトラブルが生じるのです。誰かの採用・昇進・推薦などを考えている時は、その人物が本当に信頼できるのかを調べてみなければなりません。探偵に素行調査を依頼し、プライベートでの姿や真の人間性を確かめるのがおすすめです。

■パワハラ調査や社員素行調査は、スマイルエージェント本部にお任せ!

斉藤知事をめぐる騒動はまさに「異例づくし」で、地方自治体の運営や公益通報のあり方について考えるいい機会となっています。今回のケースがあまりにもひどすぎるだけで、似たようなトラブルは各地で発生しているはずです。

 

探偵は、こういったトラブルに対処する際の強い味方となります。パワハラに苦しんでいる方や、人材の採用・昇進などでお悩みの方は、スマイルエージェント本部までお気軽にご相談ください。

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