
私たちの家や会社の周囲には、さまざまな設備が設置されています。たとえば、電気・水道・ガスなどの各種メーター。これらはどのような建物にもある、大切な設備ですよね。
もしこういった設備が嫌がらせの標的にされれば、多くの実害が発生する可能性があるため、十分に警戒しておかなければなりません。今回は、神戸で発生した事件を参考に、屋外の設備を嫌がらせから守る方法について考えてみましょう。
【参考】
■電気メーターに細工をして、送電停止を妨害した男が逮捕!
2024年10月16日、兵庫県神戸市西区に住む男が逮捕されました。容疑の内容は、自宅の電気メーターに細工をし、遠隔操作による送電停止の業務を妨害したというものです。具体的にどのような罪に該当するのかは報道されていませんが、状況から考えて偽計業務妨害罪や器物損壊罪、電気事業法違反などに当たると思われます。
容疑者はどうやらお金に困っていたらしく、電気料金を支払えていない状態でした。このままでは電気を止められてしまう……ということで、弱った容疑者は呆れた行動に出ます。自宅の外壁に設置されている電気メーターに細工をして、電力会社が遠隔操作で送電を停止できないようにしてしまったのです。
この細工のおかげで、2023年12月21日~2024年4月12日までの約4ヶ月もの間、実際に送電を停止できない状態になっていました。もちろん、こんな小細工がバレないわけがなく、異常に気づいた関西電力子会社の関西送配電が警察に相談。容疑者は逮捕されてしまったというわけです。
■屋外にある設備は、嫌がらせの被害にあいやすい!
今回の事件は、電気を止められるのを防ごうと苦し紛れでやったことなので、「嫌がらせ」とは少し違うかもしれません(電力会社への嫌がらせともいえますが)。しかし問題は、同じような行為を他人への嫌がらせ目的で行うことも可能だ、という点です。
何しろ、電気や水道のメーターというものは、一般的に屋外に設置されているため、誰でも簡単に触ることができます。悪意を持った人がこれらの機器にいたずらをすれば、水道光熱費が異常に高くなったり、電気や水道が使えなくなったりする可能性もあるのです。エアコンの室外機やキュービクル(高圧受変電設備)が狙われるケースもあるでしょう。
以前のコラムでも、屋外にある水道の蛇口を出しっぱなしにされた事件をご紹介しました。これは非常に単純でわかりやすい嫌がらせだったので、被害者もすぐに気づくことができました。
しかし、メーターを自分でチェックすることはほとんどありませんから、何かいたずらをされても長期間気づくことができないかもしれません。メーターは電力会社や水道局の持ち物なので、何かトラブルがあれば修理・交換し警察にも通報してくれるかもしれませんが、犯人探しをしてくれるかどうかは微妙なところです。
結局のところ、屋外設備が嫌がらせの被害にあったら、自分で犯人を見つけるしかありません。防犯カメラの設置や張り込み調査が効果的なので、まずは探偵に相談してみましょう。
ちなみに、各種メーターや保安器が入っているボックスは、盗聴器の一種である「コンクリートマイク」の設置被害にあいやすい場所でもあります。何か異常がないか、時々でいいので注意を払ってみてください。
■嫌がらせ調査は、スマイルエージェント本部にお任せ!
結局のところ、屋外にあるものは何でも嫌がらせの被害にあう可能性があります。メーター類の外観や水道光熱費などに注意を払っておき、何か異常があったらすぐに電力会社や水道局に連絡することが大切です。
そして、もし嫌がらせを受けている可能性が高ければ、証拠を確保し犯人を特定する必要があります。お悩みの際は、スマイルエージェント本部までお気軽にご相談ください。
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