ストーカーはさまざまなやり方で被害者を苦しめます。特に厄介なものの1つが、自身の職業や地位を悪用したストーカーです。
このようなストーカー行為が発覚すると、雇用側のイメージも大きく損なわれるため、十分に警戒しなければなりません。今回は愛知県で発生した警察官によるストーカー事件を参考に、ストーカー対策や素行調査の重要性について考えてみましょう。
【参考】
・https://megalodon.jp/2024-1105-2051-32/https://www.yomiuri.co.jp:443/national/20241013-OYT1T50023/
・https://megalodon.jp/2024-1105-2052-46/https://www.chunichi.co.jp:443/article/971233
・https://megalodon.jp/2024-1105-2053-36/https://www.jiji.com:443/jc/article?k=2024101300112&g=soc
■現役警察官がSNSでのストーカー行為で逮捕!
2024年10月13日、愛知県碧南警察署の地域課に勤める警部補の男が、ストーカー規制法違反の疑いで逮捕されました。容疑の内容は、10月1日午前11時半~9日午後6時頃、50代の知人女性のスマートフォンに5回にわたりSNSでメッセージを送ったというものです。
メッセージは「一緒にジム通おうよ」「制服で○○んち(被害女性宅)行ってもい~い」など、はっきり言って生理的に受け付けがたいもの。これを仲のいい相手に対して言ったのならともかく、嫌がる相手に言ったのであればストーカー行為に他なりません。
実際、被害者は嫌がっていたようで、10月12日に「知人男性からのストーカー被害にあっている。返信していないのに、連続でメッセージが来る」と県内の警察署に相談。翌日、容疑者はあっさり逮捕されてしまったというわけです。
容疑者は「メッセージ送信は間違いない」と容疑を認めているとのこと。県警の監察官も「警察官としてあるまじき行為」と謝罪しており、厳正な処分が望まれます。
■職業や地位を利用した犯罪は悪質! ひるまずに対処を!
今回の事件については、「確かに気持ち悪いし悪質な行為だけど、一発で逮捕なの?」と疑問に思う方もいると思われます。ストーカー行為への対応は昔に比べて厳しくなっていますが、それでもまずは注意や禁止命令を出すのが一般的です。SNSでメッセージを数回送った程度で逮捕というのは、やや過剰に感じますよね。
実は、これにはちゃんとした理由があります。捜査関係者によると、愛知県警は「警察官の制服で自宅を訪問する」というメッセージを容疑者が送ったために、女性が不安を募らせたことを重くみて「一発逮捕」に踏み切ったようなのです。
容疑者としては冗談半分だったのかもしれませんが、現役の警察官が制服を着て自宅を訪問するというのは、やられた側にしてみればたまったものではありません。一応は警察官が相手ですから下手なことができなくなりますし、訪問の様子をご近所さんに目撃されれば、「何かやらかしたのかな」と不審に思われる可能性もあります。
こういった事情を考慮すると、「一発逮捕」は当然といえるでしょう。単なる警察官の不祥事ではなく、警察官という職業を悪用した犯罪ですから、愛知県警としても厳しく処分せざるをえなかったのだと考えられます。
こういった卑劣なストーカー行為や嫌がらせに対しては、決してひるまず毅然と対抗することが大切です。また、企業や官公庁なども、関係者が職権や地位を悪用した行為をしていないか、目を光らせておく必要があります。いずれの場合も、困ったら探偵の調査を利用してみましょう。
■ストーカー調査や社員素行調査は、スマイルエージェント本部にお任せ!
世の中には、特別な権限を与えられている仕事や、他人の個人情報にアクセスできる仕事についている人がたくさんいます。そういった人たちが自身の職業や立場を悪用すれば、今回の事件のようなストーカーや情報漏洩、恐喝といった行為ができてしまうのです。
被害にあった時は恐怖を感じるかもしれませんが、あきらめる必要はありません。すぐに警察や探偵に相談すれば、証拠を確保して迅速に解決することができます。お悩みの際は、スマイルエージェント本部までお気軽にご相談ください。