
皆さんは「知り合いから借金するのだけはやめておけ!」と忠告を受けたことはありませんか? 借金はとにかくトラブルにつながりやすく、それが原因で人間関係が崩壊することも珍しくありません。
中には犯罪に発展するケースもあるため、特に職場における金銭の貸し借りは、責任者がしっかりと見張っておく必要があります。今回は、静岡県で発生した強要事件を参考に、社内のトラブル対策の重要性について考えてみましょう。
【参考】
・https://megalodon.jp/2024-1215-1453-42/https://www.sut-tv.com:443/news/indiv/30056/
・https://megalodon.jp/2024-1215-1456-33/https://look.satv.co.jp:443/content_news/incident/47392
■ママチャリで焼津~浜松間80kmの移動を強要した男が逮捕!
2024年11月、静岡県焼津市に住む会社員の男が強要の疑いで逮捕されました。容疑の内容は、牧之原市に住む元部下の男性を焼津市に呼び出した上、浜松市まで自転車で移動させたというものです。
事件があったのは2023年11月21日で、容疑者は被害者を焼津市内の店舗の駐車場に呼び出し、浜松市にある遊園地まで自転車で移動するよう強要しました。移動した距離は約80kmにも及び、被害者は夜通し12時間以上かけて走行したといいます。
しかも、移動に使用したのはいわゆる『ママチャリ』。ロードバイクやクロスバイクならともかく、ママチャリで80kmも走るというのはキツすぎます。それでも被害者は容疑者に従うしかなかったわけですが、一体なぜこんな虐待じみた嫌がらせが行われたのでしょうか?
実は、被害者は容疑者から借金をしており、それを返済できずにいたのです。容疑者は借金を理由に、「罰」として無茶な要求を繰り返していたらしく、被害者が警察に相談したことで事件が発覚しました。
警察は余罪があるとみているほか、共犯者がいる可能性もあるとして捜査を進めています。被害者側にも落ち度があるとはいえ、非常に悪質な事案ですから、実態を徹底的に明らかにすべきでしょう。
■社内の金銭トラブルは未然に防ぐ! パワハラを受けたら毅然と対処を!
今回の事件は、広い意味でパワハラの一種といえます。確かに問題の中心にあるのは被害者の借金ですし、被害者は事件当時すでに転職していたので、容疑者と仕事上の付き合いはなくなっていました。とはいえ、理不尽な強要は許されませんし、「元上司と部下」という関係性が強要を助長した感があるのは否めません。
また、被害者が借金をした時期については報道されていませんが、転職してから元上司に借金を申し込むというのも不自然なので、同じ職場にいた時に借金をしたとみるべきでしょう。つまり、この事件の根本的な原因は、従業員間のお金の貸し借りが平然と行われている、前時代的な企業風土にあると考えることもできるのです。
こういったトラブルを防ぐためは、何よりもまず知り合いから借金をしないこと! 個人で気をつけるのはもちろんですが、職場の責任者も社内の風紀に気を配っておく必要があります。従業員間の借金だけでなく、お金を賭けて麻雀やポーカーをするなど、金銭が絡む問題行為全般が起きていないか警戒すべきです。
次に、原因が何であれ、明らかに度を越したパワハラや嫌がらせを受けているなら、すぐに警察や弁護士に相談すること! 自分に落ち度がある場合は、理不尽な目にあっても黙って受け入れてしまいがちですが、我慢する必要はありません。
そして、従業員の素行が気になる時や、パワハラ・嫌がらせの被害にあっている時は、ぜひ探偵の調査を利用してみましょう。調査によって証拠を押さえれば、トラブルの早期解決につながります。まずは相談してみてください。
■社員素行調査やパワハラ調査は、スマイルエージェント本部にお任せ!
借金に限らず、何らかの「弱み」「落ち度」を抱えている人は、理不尽な目にあわされることが少なくありません。ある程度は仕方がないかもしれませんが、「超えてはいけないライン」を超えたと感じたら、遠慮なく対抗することが大切です。
また、企業も健全な労働環境を守るため、社内のハラスメントや違法行為の防止に力を注ぐ必要があります。探偵の調査は、きっと大きな助けになるはずです。お困りの際は、スマイルエージェント本部までお気軽にご相談ください。
