【大阪・岸和田市長性加害疑惑】和解後も食い違う主張、議会解散、妻の参戦……一体どうすればよかったのか?

トラブルというものは、一度対応を間違うと加速度的に事態が悪化し、さまざまな方面に飛び火することがあります。もう少し何とかなったのではないか、どこかで食い止められたのではないか……と後悔するケースも珍しくありません。

 

特に政治家や経営者など、社会的地位のある人を取り巻くトラブルは大事になりやすいため、すべての関係者が当事者意識を持って対応する必要があります。今回は、大阪府岸和田市の永野耕平市長の性加害疑惑事件を参考に、トラブル対策における探偵の活用法について考えてみましょう。

 

【参考】

https://megalodon.jp/2025-0103-0559-01/https://www.asahi.com:443/articles/ASSCW2QY1SCWPTIL00LM.html

https://megalodon.jp/2025-0103-0601-50/https://www.sankei.com:443/article/20241128-DCLPKCYXTZPATGDGO6IMHJ7BU4/

https://megalodon.jp/2025-0103-0604-58/https://www.asahi.com:443/articles/ASSDS3276SDSOXIE02DM.html

https://megalodon.jp/2025-0103-0607-08/https://www3.nhk.or.jp:443/kansai-news/20241227/2000090376.html

 

■岸和田市の永野市長の性加害疑惑が泥沼化、妻も参戦

現在、大阪府岸和田市の永野耕平市長の所業をめぐり、非常にややこしい事態が発生しています。事の発端は2021年、永野市長と政治活動で関わりのあった女性が、市長から継続的な性加害(20196月~20211月頃)を受けていたとして警察に被害届を提出したことでした。

 

この事件は刑事では不起訴になったのですが、女性は損害賠償を求めて大阪地裁に民事訴訟を提起。20241114日に永野市長が謝罪し、解決金500万円を支払うことで和解しました。大阪地裁が「両者には社会的な上下関係があった(=市長はそれを利用して関係を持った)」との所見を示していることから、実質的には女性側の勝訴とみなされています。

 

この件を受けて、永野市長が所属する大阪維新の会は離党勧告処分を決定し、離党届を受理。1220日には、問題の説明が十分に果たされていないことなどを理由に、岸和田市議会において永野市長の不信任決議案が賛成多数で可決されました。永野市長はこれに市議会の解散で対抗し、202522日に市議会議員選挙が実施予定……というのが簡単な流れです。

 

しかし、女性が性被害を主張している一方、永野市長は性的関係の強要・パワハラ・セクハラなどはなかった(同意の上での不倫関係だった)と主張。一応和解したにもかかわらず、事実関係をめぐって当事者間で話が食い違ってしまっています。加えて、市長は訴訟上の秘匿義務を理由に詳しい説明を避けているものの、女性側からは「和解内容に口外禁止条項は含まれていない(訴訟記録の閲覧制限はある)」と批判されている状態です。

 

そして、さらに物議を醸したのが、市議会の解散を決断した1224日の会見(2回目)において、永野市長の妻が同席したこと。妻は「夫は変わらず大事な家族の一員」とし、性加害は事実ではないと主張しました。まさかの「妻参戦」によって、事態は混迷を極めています。

■関係するどの陣営も、探偵の調査を活用すべき部分があった!

今回の事件は事実関係をめぐる争いが泥沼化しているため、永野市長と女性のどちらが正しいのかという話題は、この場では取り扱いません。ですが、探偵の立場としては、各陣営に対していろいろと言いたいことがあります。

 

・大阪維新の会に対して

過去に何度も似たような事例を取り上げてきましたが、公認するのであれば候補の「身体検査」は徹底して行うべきでした。永野市長が女性と関係を持ったのは、市長になった翌年という早い時期です。前職の大阪府議時代も維新の所属だったわけですが、その頃から不適切な行為は見られなかったのでしょうか?

 

・妻に対して

永野市長の行いが性加害であれ単なる不貞行為であれ、妻以外の女性と関係を持っていたのですから、その行動には何らかの変化が生じていた可能性があります。早期に対応していれば、事態の悪化を防げたかもしれません。少なくとも、引き返せないところまで来てから夫の会見に同席するような事態にはならなかったのでは……。

 

・女性に対して

性加害が事実であるとするなら、地位の優越を利用した強要への抵抗は難しく、大変つらい思いをしたことでしょう。しかし、約1年半も我慢するのではなく、もっと早期にNOを突きつけた方が、心の傷は浅くて済んだはずです。刑事では不起訴になっていますから、被害の証拠が不足していたのでしょうか?

 

これらはいずれも、探偵の調査が予防・解決に役立つトラブルです。永野氏の素行や人間性をしっかりと調べていたら? 女性との関係に気づくことができていたら? 十分な証拠を集めてハラスメントを早期に告発できていたら? 市政を揺るがすような事態は防げたかもしれないのです。あらゆるトラブル対策に探偵の活用を!

 

■素行調査、不倫・浮気調査、ハラスメント調査はスマイルエージェント本部にお任せ!

トラブル対策はまず予防策を講じ、それでもトラブルが発生してしまったら、できる限り早期に対応することが最も重要です。関係者の身体検査でも、パートナーの不倫・浮気対策でも、ハラスメント対策でも基本は変わりません。

 

スマイルエージェント本部では、専門的な知識と技術を身に着けた探偵の調査により、こういったさまざまなトラブルの予防・解決をお手伝いしております。お悩みがございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。

おすすめの記事