人が何らかの「大きなこと」をしようとしている時は、その前兆行動が観察されるケースがしばしばあります。大事件が起きた後で「あの奇妙な行動はこれの前兆だったのか」と気付き、後悔することも珍しくありません。
最悪の事態を防ぐためには、家族の様子の変化を見逃さず、適切に対応しなければならないのです。今回は、新橋のガールズバーで発生した殺人事件を参考に、ストーカー対策や素行調査の重要性について考えてみましょう。
【参考】
・https://megalodon.jp/2025-0113-1358-38/https://www.dailyshincho.jp:443/article/2024/11020600/
・https://megalodon.jp/2025-0113-1359-39/https://www.jiji.com:443/jc/article?k=2024102900990&g=soc
・https://megalodon.jp/2025-0113-1400-29/https://www.jprime.jp:443/articles/-/34134?display=b
・https://megalodon.jp/2025-0113-1401-32/https://www.jomo-news.co.jp:443/articles/-/555005
■ガールズバーの女性従業員が客の男に殺害される
2024年10月27日の早朝、東京・新橋にあるガールズバーで、18歳の女性従業員が殺害されるという痛ましい事件が発生しました。犯人は客として来ていた49歳の男で、前日の午後11時頃に来店し、主に被害者が接客していたとのこと。
その男が突然、刃渡り10cmほどの果物ナイフを取り出し、カウンターを乗り越えて被害者に襲いかかったのです。被害者は首など十数箇所を滅多刺しにされており、非常に強い殺意があったことがうかがえます。
2人は2024年6月にマッチングアプリで知り合い、容疑者は被害者の務めるガールズバーに通うようになった模様。容疑者は群馬県渋川市にある自宅から、片道2時間以上かけて通っており、そのためか訪問の回数は月1～2回ほどだったようです。一方で、店に数百万円の売掛金（ツケ）があったといいますから、被害者に相当入れ込んでいたのではないでしょうか？
また、10月には被害者が「マッチングアプリで知り合った男に財布の1万円を盗まれた」と警察に相談しており、その相手が容疑者であることはほぼ確実。加えて容疑者は、「被害者から店の外では会いたくないと言われ腹が立った」と警察に説明しており、2人の間に生じたトラブルが事件につながったとみられています。
■身の危険を感じた時や家族の様子がおかしい時は、すぐに探偵に相談を！
今回の事件の特徴は、被害者と容疑者が知り合ってから事件が発生するまで、長く見積もってもほんの5ヶ月弱しか経っていないということです。お店に通う頻度も高いとはいえず、SNSなどで執拗に連絡していたという報道もないため、現時点では「ストーカー事件」と断定すべきではないでしょう。
とはいえ、1万円の窃盗は個人的に会っていないと起こりえない事態ですから、お店の外でも繰り返し会っていた可能性があります。この窃盗事件は、被害者からの証拠資料提出がなかった（持っていなかった？）ために捜査が終了したそうですが、実はこの時点でストーカーの一歩手前のような状態だったのかもしれません。
一方、容疑者の行動にも興味深い点があります。まず、容疑者は自宅からガーズルバーに行く際、家族に具体的な行き先や目的を告げていませんでした。急に「謎の外出」を繰り返すようになった容疑者のことを、家族も少し不安に思っていたのではないでしょうか。
また、容疑者は保有していた証券類を9月末に売却し、その一部とみられる100万円以上の現金を、11月26日に東京へ行く前に家族に渡していました。さらに、財布に20万円近い現金が入っていることを指摘した家族に対し、「年の順に死ぬとは限らないから」という意味深な言葉を残していたのです。容疑者は、もう家族と一緒に暮らせないことを覚悟していたのでしょう。
このように、被害者と容疑者（の家族）どちらの視点で見ても、対応次第では最悪の事態を防ぐことができた可能性があります。ストーカー行為の被害にあっている時は、調査による証拠の確保を。家族の様子がおかしい時は、素行調査による実態確認を行うのがおすすめです。決して油断せず、まずは探偵に相談してみてください。
■ストーカー調査や素行調査は、スマイルエージェント本部にお任せ！
今回の事件は11月上旬以降の続報がなく、容疑者が短期間で殺人という行為に及んだ理由など、背景がはっきりしていない状態です。しかし、事情が何であれ容疑者の行動は許されず、被害者が生き返ることもありません。
大事件に発展してから騒ぐのではなく、その前に食い止めることが何よりも重要なのです。「ちょっとまずいかも」「何か変だな」と思ったら、スマイルエージェント本部までお気軽にご相談ください。
