
ストーカーというのは本当に怖いもので、対応を誤ると取り返しのつかない事態になることもあります。単に拒絶すればどうにかなるわけではないのが非常に厄介な点です。
大きな被害が出る前に解決するためには、できる限り早い段階で、正しい対応を取らなければなりません。今回は大阪府で発生したストーカー事件を参考に、ストーカー対策のポイントについて見ていきましょう。
【参考】
・https://megalodon.jp/2025-0528-2223-55/https://www.asahi.com:443/articles/AST5N0QDFT5NPTIL005M.html
■女性にストーカー行為を繰り返し、階段から突き落とした男が逮捕!
2025年5月20日、大阪府堺市に住む46歳の男が、殺人未遂などの疑いで逮捕されました。容疑の内容は4月8日、大阪府内のマンションに侵入し、住人の20代女性を階段から突き落とすなどして怪我をさせたというものです。また、被害者に対しつきまとい行為をしたことによるストーカー規制法違反容疑でも、すでに逮捕・起訴されています。
容疑者は被害者が働く小売店の常連客で、被害者に対し一方的に好意を寄せ、食事に誘うなどしていたようです。しかし、被害者には迷惑がられ、ついにはSNSをブロックされてしまいました。そのことに腹を立て、被害者の住むマンションに侵入。羽交い締めにして階段から踊り場に突き落とした上、顔を踏みつけるなどの暴行を加えたのです。
この直後、被害者が警察に相談したことで事件が発覚。容疑者は4月29日に、まずストーカー規制法違反容疑で逮捕され、被害者の自転車にGPSを取り付けるなどしていたことがわかりました。さらに、取り調べの過程で突き落とし事件への関与をほのめかしたため捜査が進められ、最終的に殺人未遂容疑での逮捕に至ったというわけです。
容疑者は突き落とし事件の後も、最低3回は被害者の自宅や勤務先周辺でストーカー行為を繰り返していたそうですが、正直いって理解に苦しみます。被害者は大変な恐怖を覚えたことでしょう。詳しい経緯や動機について、さらなる解明が望まれます。
■ストーカーには冷静に対応! 証拠集めが最も重要です
今回の事件は、被害者に拒絶されたストーカーが逆恨みから暴力に走ったという、実にわかりやすいケースです。突き落とし事件の後もストーカー行為を繰り返していたのですから、「ざまあみろ!」では終わらず、まだまだ被害者への執着があったのでしょう。ストーカーの行動は本当に予測できず、対応が難しいことがわかります。
被害者側の行動で1つまずかった点があるとすれば、何の自衛策もなしにSNSをブロックしたことでしょう。これで容疑者が腹を立て、あわやという事態につながってしまいました。ストーカーを迂闊に拒絶するのは、非常に危険な行為なのです。
そこで、ストーカーの被害にあって困っているなら、まずは遠慮なく警察に相談しましょう。今回のケースの場合、SNSによる執拗な連絡という証拠が残っているため、突き落とし事件の前でも警察が動いてくれた可能性は十分にあると思われます。
自分で一方的にSNSをブロックするより、警察から「もう連絡しないように」と警告してもらう方が遥かに安全です。また、警察の指導を受けて身の回りを調べれば、自転車のGPSも発見することができたかもしれません。
一方、明確な証拠がなく警察が動きにくい場合は、探偵に調査を依頼するのがおすすめです。ストーカーが被害者を尾行していたり、自宅や職場の周辺をウロウロしていたりする様子を撮影すれば、ストーカー行為の動かぬ証拠となります。
それらを警察に提出すれば、高確率で警告や禁止命令といった対応を取ってもらえるのです。泣き寝入りせず、かといって迂闊なこともせず、効果的な対応でストーカーに立ち向かいましょう。
■ストーカー調査は、スマイルエージェント本部にお任せ!
今回の事件の被害者は、全治2週間という軽傷で済んだのですが、これは本当に奇跡的な話です。運が悪ければ、階段から突き落とされて死亡していても、まったく不思議ではありません。
そのような最悪の事態になる前に最善の対応を取ることが、ストーカー対策では最も重要なのです。お困りの際は、スマイルエージェント本部までお気軽にご相談ください。
