【広陵高校野球部暴力問題】表面的な対応で、いじめを解決した気になっていませんか?

学校でいじめや暴力事案が発生した時は、学校側がアンケートや聞き取り調査によって事実確認を行い、解決の道を探ります。しかし、これらは表面的な対応にとどまりがちで、被害者が納得しなかったり、根本的な原因が解消されなかったりすることが少なくありません。

 

本当の意味で問題を解決するためには、被害者と加害者の双方に、より踏み込んだ対応が求められます。今回は、広島県の広陵高校野球部で発生した暴力事件を参考に、いじめ対策のポイントについて考えてみましょう。

 

【参考】

https://megalodon.jp/2025-0919-2342-17/https://www.sankei.com:443/article/20250805-4PVHULHCQRJMBGCAQHVOE4J2AQ/

https://megalodon.jp/2025-0919-2343-21/https://www.jprime.jp:443/articles/-/37866

https://megalodon.jp/2025-0919-2344-10/https://www.yomiuri.co.jp:443/sports/koshien/summer/20250810-OYT1T50095/

https://megalodon.jp/2025-0919-2346-00/https://www.asahi.com:443/articles/AST8P0RQST8PPTIL002M.html

https://megalodon.jp/2025-0919-2347-59/https://www3.nhk.or.jp:443/news/html/20250916/k10014924281000.html

 

■広島県代表の広陵高校が夏の甲子園を出場辞退、原因は複数の暴力事案

2025年夏の高校野球(甲子園)において、広島県代表の広陵高校をめぐるトラブルが世間を騒がせました。これは1回戦突破後に広陵高校が出場を辞退するという、前代未聞の事態に発展したのですが、一体何があったのでしょうか? 流れを簡単に確認しておきましょう。

 

そもそもの発端は20251月下旬、広陵高校の寮内で禁止されていたカップラーメンを食べたとして、2年生の男子生徒4人が1年生男子に暴力をふるったことでした。この件は被害生徒の訴えを受けて日本高野連が把握し、高校に厳重注意があったといいます(被害生徒は転校)。

 

すると、85日の開幕を目前に控えて、SNSでこの暴力事案が拡散。高校側は事実関係を認めたものの、処分済みの事案であるとして、出場辞退などの対応は取りませんでした。

 

ところが、この生ぬるい対応を受けてか、別の暴力事案を被害生徒の保護者がSNS上で実名告発。訴えの内容によれば、この事案は「いじめ」の一言では片付けられない、凄絶なものだったようです。高校側は、第三者委員会を設置して調査中であることを認めましたが、告発がなければ表に出てこなかったかもしれません。

 

8月7日には広陵高校が1回戦を突破したものの、相手校の一部選手が握手をせず、暴力事件の影響ではないかという噂が拡散(実際どういう意図だったのかは不明)。騒動が大きくなるにつれ、広陵高校や生徒には多数の誹謗中傷が寄せられ、部員の顔写真の拡散や爆破予告といった事態にまで発展します。

 

そして810日、事態を重く見た広陵高校は、ついに出場を辞退すると発表しました。不祥事が原因で開幕後に出場を辞退するのは、春夏を通じて高校野球史上始めてとのことです。なお、野球部監督は820日付で退任し、監督の息子である部長も交代しています。

■『認識のズレ』を防ぐためには、調査で証拠を集めるのが1番!

甲子園ではたびたび不祥事が発生していますが、今回の騒動は悪い意味での『史上初』であり、高校野球史上の汚点となってしまいました。広陵高校は野球部の抜本的改革に向けて動き出しているものの、道は険しそうです。一体どのような対応を取っていれば、これほど事態が悪化せずに済んだのでしょうか?

 

ポイントは、学校側と被害生徒側の『認識のズレ』です。発端となった20251月の事案について、被害生徒の保護者は「学校が確認した事実関係に誤りがある」と訴えていました。SNS上では、暴行に関わった上級生が実際には10人以上いて、学校の調査では「確認できなかった」とされた暴言も本当はあったなど、さまざまな指摘がなされています。

 

また、916日には広島県高野連が加盟校の野球部長を集めて研修会を開き、暴力やハラスメントの根絶を訴えました。この研修会では、「広陵の事案では学校と被害者側との連携がうまく取れていなかった反省がある」と説明されており、そもそも被害者側に十分な事情聴取をしていなかった気配があります。

 

一方で出席者からは「加害者側と被害者側の言い分が食い違う場合はどうすればいいか」という質問が出ており、現場の責任者もいじめや暴力への対応に苦労していることがうかがえます。アンケートや聞き取り調査では、嘘をついたり真実を隠したりする人もいるでしょうから、それだけに頼っていると広陵高校のような事態になりかねません。

 

結局のところ、最も重要なのは『証拠の確保』です。動かぬ証拠があれば、事実関係をめぐって押し問答になることはなく、一気に解決へと近づきます。

 

そして、証拠の入手には探偵の調査が非常に有効です。被害者側がいじめや暴力の証拠を集めるのはもちろん、組織の責任者が実態を調べる際にも効果を発揮します。アンケートや聞き取りの結果を鵜呑みした表面的な対応で済ませず、「本当のところはどうなのか」を明らかにするために、調査を実施してみてはいかがでしょうか。

■いじめ調査や子ども見守り調査は、スマイルエージェント本部にお任せ!

実は広陵高校では、9月に入ってからも過去の不祥事が発覚し、コーチが処分されています。おそらく、叩けばいくらでもホコリが出てくる状態と思われ、改革は困難を極めそうです。

 

組織というのはこうなってしまう前に、問題点を見つけ出して改善しなければなりません。被害者側はもちろん、組織の側が率先して現実と向き合うべきです。何か問題が起きている気配があったら、スマイルエージェント本部までお気軽にご相談ください。

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