【京都&山口・不倫警察官守秘義務違反】これらが別々の事件だという現実

警察官による不祥事は、全国各地でしばしば発生しています。その中でも、捜査情報や資料を第三者に漏らしてしまう「守秘義務違反」は、捜査の妨げになることもある重大な犯罪行為です。

 

そして、漏らした相手があろうことか不倫相手だったという事件が、京都府と山口県で立て続けに発生していたことがわかりました。今回はこれらの事件を参考に、社員の行動を見張ることの重要性や、不倫をしている人の心理について考えてみましょう。

 

【参考】

・殺人遺体写真を不倫相手に 警部補「自慢したかった」 守秘義務違反容疑で書類送検

・警部が検視遺体の画像流出疑い 不倫女性に、書類送検

5遺体画像を女性に送信 守秘義務違反の疑い、警部を書類送検

■京都と山口で、警察官が不倫相手に情報を漏らす事件が発生

今回取り上げる2つの事件の概要は、両方とも「警察官が遺体の画像などの捜査資料・捜査情報を不倫相手に漏洩し、それが発覚して地方公務員法(守秘義務)違反の疑いで書類送検された」というものです。どちらの警察官も停職の懲戒処分を受けた後、依頼退職しています。より詳しい内容は個別に見ていきましょう。

 

・京都府の事件

発生は202010月、犯人は30代の男性警部補。不倫相手の女性の気を引くため、遺体が写った事件現場の画像データ1点をメールで送信した。この警部補は捜査には加わっていなかったが、元同僚だった捜査1課の40代男性警部補から画像を入手していた。

 

さらに同年12月末ごろには、婚姻歴を消して独身と装った戸籍事項証明書を偽造し、女性に送信。有印公文書偽造・同行使の疑いでも書類送検されている。

 

・山口県の事件

2020年4月~20214月、犯人は40代の男性警部。不倫相手の女性に興味を持ってもらうため、スマートフォンで撮影した遺体や捜査資料などを送信したり、捜査情報を口頭で伝えたりした。この警部は捜査を指揮する立場だった。発覚の経緯は、警部と女性の関係について県警に情報提供があり、捜査で流出が確認されたというもの。

 

どちらの警察官の行動も論外といってよく、このような事件が比較的短い期間に続けて起きたことには呆れるほかありません。

■従業員の情報漏洩もパートナーの不倫・浮気も、早めの対応が重要です!

今回の事件で注目すべき点は、大きく分けて2つあります。1点目はもちろん、警察官による情報漏洩という許しがたい事態が発生したことです。京都の事件は元同僚から画像を入手し、山口の事件は捜査を指揮する立場である人間が漏らすなど、どちらもより悪質性を高める要素を含んでいます。

 

これらは公務員たる警察官の起こした事件ではありましたが、もちろん民間も他人ごとではありません。従業員が社内の重要な情報を外部に漏らしている疑いがあるなら、どんな理由であろうと許されませんから、すぐに調査を行って動かぬ証拠を押さえるべきでしょう。

 

そして2点目は、事件の動機が不倫相手の気を引くためだったということです。恋は盲目という言葉があるように、恋愛に夢中になっている人は、明らかに理性を欠いた行動に出ることが少なくありません。これは通常の恋愛でも同じですが、不倫の場合はそもそも「いけないこと」をやっている分、余計にタガが外れやすいという見方もできます。

 

もしパートナーが不倫・浮気の沼にハマっていたら、相手の気を引くために犯罪に手を染めても不思議ではありません。そうなった時は、自分も大いに迷惑を被ることになります。不倫をしている人は何をしでかすかわからないと考え、早めに不倫調査を行いましょう。

■不倫・浮気調査および社員素行調査は、スマイルエージェント本部にお任せ!

不倫と情報漏洩は、それぞれを単独で見ても大いに問題がある行為です。その2つが結びついていた今回の事件は、犯人の配偶者にも勤務先である警察にも、そして守るべき対象である市民にも迷惑をかけてしまいました。このようなトラブルは、どこでも発生すると考えなければなりません。従業員やパートナーに怪しい動きが見られたら、すぐにスマイルエージェント本部にご相談ください。

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