【南あわじ市・海産物店業務妨害】理不尽な嫌がらせにNOを突き付けましょう

私たちは日々の生活の中で、身近な人から理不尽な恨みを買うことがあります。相手が誰であれ、平穏な生活を脅かすのであれば、毅然と対応しなければなりません。そこに企業活動が絡んでいるのなら、話はさらに重大です。今回は、兵庫県南あわじ市で発生した事件を参考に、嫌がらせ対策の重要性について解説します。

【参考】

「まねやめて」「腐ってる」…隣の店に嫌がらせ繰り返した女「こちらが被害者」

■隣の競合店に嫌がらせを繰り返した女が逮捕

今回事件を起こしたのは、南あわじ市で海産物販売店を経営する71歳の女です。何をやったのかというと、隣にある別の海産物店に対する嫌がらせ。女は昨年11月頃から、来店客に「地元の魚じゃない」「腐ってる」などと言って嫌がらせを繰り返していたのです。さらに今年の5月からは、隣のお店の看板に「まねはやめて」などといったメモ書きを複数回貼っていました。

 

トラブルの背景には、淡路島の藻塩を使ったアイスクリームの販売があるらしく、「まねはやめて」というのはこのことだと思われます。おそらくは女の経営する店舗が先に販売を始め、被害を受けた店舗が後追いで販売したのでしょう。当たり前ですが、競合のまねをするのは商売の常套手段であり、こんなことで嫌がらせを受けた隣のお店は災難だったとしか言いようがありません。

 

結局、隣のお店の経営者が被害届を出したため、女は威力業務妨害容疑で逮捕されました。「メモは貼ったが、こちらが被害者だ」などと話しているため、反省の色はないようですが……。

■メモが貼られなければ警察は動けなかった?

今回の事件は「隣り合う魚屋さん同士のトラブル」という、何とも漫画のような内容でした。しかし、加害者のやったことは「競合他社に対する営業妨害」でしかありません。逮捕に至ったのは当然といえるでしょう。

 

ただ、被害者が最初に警察に相談したのは今年の3月で、メモが貼られ始めたのは相談後の5月でした。そして、被害届が出されたのはメモによる嫌がらせが始まった後、実際に逮捕されたのは823日です。詳細は不明ですが、もしかすると3月までの嫌がらせの内容では、警察も被害届を受理しにくかったのかもしれません。

 

確かに警察の立場になってみると、「隣の店に嘘の情報を流されているんです」と主張されただけでは、真偽の確認は難しいものがあります。仮にメモの貼り付けという「証拠の残る被害」が発生していなければ、この事件はどうなっていたのでしょうか? 嫌がらせ対応の難しさがわかります。

■理不尽な嫌がらせには、探偵の調査で対抗!

今回の事件には、他にも厄介な点がいくつもあります。

 

・逆恨みによる犯行であり、加害者に罪の意識がないこと

・隣接するお店に対して堂々と、半年以上にわたり嫌がらせをしていること

・第三者である来店客に、直接嘘の情報を流していること

・両者が営業を続ける限り、今後も「お隣さん」であり続けること

 

このような悪質な加害者に嫌がらせをやめさせたければ、警察を動かすしかありません。ただ、嫌がらせは「個人間のトラブル」とみなされることも多く、被害が軽微で証拠もないような場合は、警察も積極的に動かないでしょう。

 

そんな時は、やはり探偵による嫌がらせ調査がおすすめです。張り込みや防犯カメラの設置によって犯行の瞬間をとらえ、犯人を尾行して素性を突き止めれば、警察を動かせる可能性が高くなります。もちろん、民事での慰謝料請求なども可能です。嫌がらせの証拠を押さえることが何よりも重要なので、警察の動きが鈍い時はぜひ探偵を頼ってください。

■嫌がらせ調査は、スマイルエージェント本部にお任せ!

嫌がらせ事件は、日本全国どこでも発生しています。その中には、警察が動くかどうか微妙なものも少なくありません。理不尽な嫌がらせをやめさせたければ、しっかりと証拠を確保してNOを突き付けることが大切です。お困りの時は、スマイルエージェント本部までお気軽にご相談ください。

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