他人への嫌がらせというものはさまざまな方法が考えられますが、非常によくある手段の1つが「家への物の投げ入れ」です。たとえ小さなものでも、毎日投げ入れられれば片付けが非常に面倒で、不安から体調不良にもなりかねません。投げ入れの被害にあっているなら、証拠を押さえて対抗することが何より重要です。ここでは兵庫で発生した事件を参考に、嫌がらせへの対処法を解説します。
【参考】
・隣の家に石を6回投げ入れた女、容疑で逮捕 「石は投げたが嫌がらせ目的ではない」
■隣家に3年間も石を投げ入れ続けた女が逮捕
2021年12月8日、兵庫県明石市に住む36歳の無職の女が、県迷惑防止条例違反の疑いで逮捕されました。容疑の内容は9月9日の夜、72歳の無職男性が住む隣家の敷地内に、午後7時ごろから午後9時ごろにかけて直径2cm~3cmの石を計6回投げ入れたというもの。これはあくまでも逮捕の理由に過ぎず、実際には長期間にわたって嫌がらせが続いていました。
最初の嫌がらせは2018年9月で、男性の自宅の前に女のものとみられるゴミ袋が放置されていたといいます。その後は断続的に、女の家から石を投げ入れられるようになり、男性が警察に相談していたのです。外壁や雨戸、車に石が当たっていたそうですから、傷ついたものもあったのかもしれません。こんな嫌がらせが約3年間も続いたのですから、男性の心労は相当なものだったでしょう。
■容疑者は別件でも逮捕されていた。動機は八つ当たり?
ひとまず容疑者が逮捕されて嫌がらせは終わったわけですが、実はこの逮捕は「再逮捕」。容疑者の女は11月18日にも、隣家とは別の家に石を投げ込んで床面タイルを壊したとして、器物損壊の疑いで逮捕されているのです。つまり、被害者は複数いたということ。それにしてもタイルを破損させるとは、結構大きな石だったか、かなりの勢いで投げたのでは……?
容疑者は取り調べにおいて、「石は投げたが嫌がらせ目的ではない」「家の中のストレスがあった」などと供述しているそうです。隣家の男性も、トラブルの原因はわからないと話しているといいますから、容疑者にとっては「嫌がらせ」ではなく「八つ当たり」だったのかもしれません。
しかし、動機が何であれ、隣人に苦痛を与え続けたのは許されない話。さらに言えば、容疑者は家族との4人暮らしだったので、家族も容疑者の行状を知っていた(知らされていた)可能性が高いと思われます。それにも関わらず3年間も犯行が続いたのですから、家族も止めなかったのか、あるいは「止められなかった」のか……。
■警察が動きにくい嫌がらせには、探偵の調査で対抗を!
今回の事件は、被害者の隣人男性が警察に相談しているにも関わらず、容疑者の逮捕まで3年を要しました。しかも、別件の器物損壊容疑で逮捕されてからの再逮捕なので、その件がなければ未だに逮捕できていないかもしれません。1つ1つの被害は軽微ですし、いちいち記録に残すのも大変、加えて隣人トラブルということで、警察も動きにくかったのではないでしょうか?
こういったトラブルを早急に解決するためには、自分から積極的に証拠を集めに行くしかありません。最も確実なのは、探偵の調査を利用する方法です。自宅周辺で張り込んでもらえば、たとえ真夜中の犯行でも現場を押さえることが可能。犯人の正体がわからない時は、尾行して素性を突き止めることもできます。高性能な防犯カメラを設置してもらってもいいでしょう。
このようにして蓄積した証拠を提出すれば、警察も動かしやすくなりますし、慰謝料請求にも役立ちます。「大した被害は出ていないのだから」と、受け入れてしまう必要はありません。執拗な嫌がらせに屈せず、毅然と立ち向かいましょう。
■嫌がらせの証拠の入手は、スマイルエージェント本部にお任せ!
小石の投げ入れは、1回だけなら取るに足らない出来事かもしれません。しかし、毎日のように続けば立派な犯罪です。スマイルエージェント本部では、どんなに小さな嫌がらせのご相談にも対応し、証拠を押さえて犯人を特定します。嫌がらせに悩まされている時は、ぜひお気軽にご相談ください。