【京都・汚物手紙送りつけ事件】ストーカーは小さな接点からでも生まれるものです

人がストーカーになる原因はさまざまですが、最もわかりやすいものの1つが恋愛感情です。一目惚れされた結果、見ず知らずの人やわずかな接点しかない人から付きまとわれるケースも多く、被害者は大きな恐怖を感じるでしょう。今回は京都府長岡京市で発生したストーカー事件を参考に、ストーカー対策の重要性を改めて確認しておきたいと思います。

【参考】

・https://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20220926/2010015615.html

■リフォーム工事の依頼者が、担当営業マンにストーカー行為をして逮捕!

2022年9月、京都府長岡京市に住む49歳の会社員()が、ストーカー規制法違反の疑いで逮捕されました。容疑の内容は今年7月、長岡京市の工務店に勤務する男性に、ショートメッセージを送りつけるなどして付きまとったというものです。

 

被害者の男性は、4年前に容疑者が自宅のリフォーム工事を依頼した際の営業マンでした。容疑者はこの男性に一目惚れしたのか、工事が終わった後も「会いたい」などと一方的に連絡をしていたのです。容疑者は「恋愛感情はなかった」などと容疑を否認していますが、メッセージを送ったことは認めており、苦しい言い訳に感じられます。

 

※報道では容疑者の性別については触れられていませんが、名前や状況から女性と推定されます。

 

■被害者の職場には、汚物で書かれた手紙やめんたいこが送りつけられていた

今回の事件では、被害者の職場も嫌がらせも被害にあっています。その内容は、汚物で「しね」と書かれた匿名の手紙や、注文していないめんたいこが着払いで送りつけられるという強烈なもの。汚物や中傷の手紙を送りつけるのは、どちらも典型的な嫌がらせの手法ですが、今回はその「合わせ技」といえます。生鮮食品や高級品の着払いでの送りつけも、よく使われる手口です。

 

この嫌がらせと容疑者との関連性はまだ捜査中ですが、状況から考えて容疑者が送りつけたのはほぼ確実でしょう。リフォーム工事を受注したがために、依頼者がストーカーと化してこれほどの嫌がらせをしてくるとは、男性も職場も予想できなかったはずです。いわゆる「野良犬に噛まれたような状況」でしょうか……。

■ストーカーは「関係が濃い人」とは限らない。不安を感じたら探偵に相談を!

今回の事例を見ればわかるように、人は何がきっかけでストーカーになるかわかりません。「リフォーム工事の依頼者と営業マン」というのは、工事の打ち合わせなどで何度も接する分、まだ「関係が濃い」部類といえます。一度も話したことがない常連客や、いつも同じ電車に乗っている人、さらには偶然すれ違っただけの人がストーカーと化した事例もあるのです。

 

今回の事件では、ストーカー行為の方法がメッセージの送りつけだったために、物的証拠が残って警察も動くことができました。手紙に付着した汚物を分析すれば、容疑者が出したものだと判明する可能性もあるでしょう。しかし、このようなわかりやすい証拠が残るケースばかりではありません。

 

仮に物的証拠が何もない、そもそもストーカーが誰なのかもわからないという場合は、何よりもまず証拠を集める必要があります。この状況では警察は動きにくいため、探偵による調査がほぼ唯一の対抗策です。自分の身を守るためにも、早い段階で探偵に相談しましょう。

■ストーカー調査や嫌がらせの証拠の入手は、スマイルエージェント本部にお任せ!

ストーカー問題を考える上で最も重要なのは、他人事だと思わないことです。いつ、誰が、どんなきっかけでストーカーの被害にあうかはまったく予想できません。「もしかしてストーカー?」と感じたら、気のせいだとは思わずに対策を打つ必要があります。お困りの際は、スマイルエージェント本部までお早めにご相談ください。

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