DVは気づきにくい!DVとは?DVの特徴や定義について

DVは家庭内で起こる暴力であるため、加害者も被害者も「これがDVだ」という事に気づいていない可能性があります。

 

また、DVは殴る蹴るなどの身体的暴力だけでなく、さまざまな暴力の形態があるため非常に気づきにくいとも言われています。

今回はDVの特徴や、暴力の形態などを中心に、DVとは?というテーマで徹底解説致します。

現在、パートナーの関係に悩んでいる方は、この記事を読んでDVなのか否かを判断してみてください。

DVとは?

DVとは、主に配偶者からの暴力であり、「家庭内の暴力」の意味で使用されます。

被害者が女性である事が多く、DV加害者は被害者を支配するために暴力をふるいます。

DVは加害者も被害者も気づきにくい!

DVは家庭内で発生するため、表面化しない事が多いです。

さらに、加害者も配偶者という立場であるため、「妻を教育している」「間違った事を正している」など、罪の意識が薄いのも特徴です。

 

DVの被害者も我慢してしまう事が多く、「相談するほどの事ではない」と思ってしまい、誰にも言えずにいます。

そのため、加害者、被害者の多くはDVという認識がありません。

 

DVの特徴

DVには殴る、蹴るなどの身体的暴力以外にも、性的暴力、精神的暴力、経済的暴力、社会的暴力などがあります。

詳細は以下の通りです。

 

■身体的暴力

・殴る

・蹴る

・首を絞める

・突き飛ばす

・物を投げる

・タバコの火を押し付ける

 

■性的暴力

・性行為の強要

・避妊をしない

・無理矢理ポルノを見せる

・道具のように扱う

 

■精神的暴力

・怒鳴る

・脅す

・人前で恥をかかせる

・無視する

・暴言を吐く

・浮気を疑う

 

■経済的暴力

・借金をする

・生活費を渡さない

・生活費の使い方を細かくチェックする

・女性が働く事を妨げる

 

 

■社会的暴力

・交友関係を制限する

・メールや着信履歴を見る

・行動を監視する

・外出の禁止

 

 

DVのサイクル

さらに、DVには特有のサイクルがあり、緊張期→爆発期→ハネムーン期の三つの期間で構成されています。

DVサイクルは、この三つの期間を循環し何度も繰り返されます。

 

 

■緊張期

  • 加害者の特徴

・些細な事でイライラし、威圧的な態度になる

・小さな暴力をふるう事もある

 

〇被害者の特徴

・相手の機嫌をうかがう

・怯える

 

■爆発期

  • 加害者の特徴

・激しい暴力が起こる

・加害者は感情がコントロールできなくなる

 

〇被害者の特徴

・無力感に陥る

・思考停止状態

 

■ハネムーン期

  • 加害者の特徴

・謝って許しを求める

・別人のように優しくなる

 

〇被害者の特徴

・暴力が無くなるかもと期待を持つ

・やっぱり愛されていると感じる

 

 

このサイクルは、全てのDVに当てはまるわけではありませんが、アメリカの心理学者であるレノア・ウォーカーにより導き出された理論です。

それぞれの期間の長さには個人差があり、ほとんどの場合でこのサイクルは早くなっていきます。

 

このサイクルが繰り返される事で、被害者は何も考えられなくなり無力感に襲われます。

その結果、逃げるタイミングを失い、加害者のもとに長くとどまってしまうと言われています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

現在、配偶者との関係に悩んでいる方はこれらDVの特徴と自身の状態とを照らし合わせて、判断してみてくださいね。

今回の記事で「私が受けている事はDVだったんだ…」と気づいた方は、各自治体の相談窓口に相談するなど、一刻も早く対策を練りましょう。

 

また、当探偵事務所では「DV対策」も行っております。

何か少しでも不安に思う事がございましたら、相談は無料ですので是非気軽にお問合せください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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