探偵が調査を中断・中止するのはどんな時?【要注意編】

前回のコラム(探偵が調査を中断・中止するのはどんな時?【基本編】)では、探偵が調査を中断・中止する理由の基本編として、対象者に気付かれた場合などのよくあるケースをご紹介しました。「要注意編」である今回は、主に依頼者側の問題で調査を中止せざるをえない、特に悪質なケースをご紹介します。関係があるのは本当に一部の方だけですが、「このようなこともある」と依頼前に知っておいてください。

 

■依頼者が反社会的勢力の人間だった

100%調査を中止して契約そのものを打ち切るのは、依頼者が反社会的勢力の人間だと判明した場合です。探偵業法には、反社会的勢力の人間から依頼を受けてはいけないという定めはありません。しかし、調査結果が犯罪行為やその他違法な行為のために用いられる可能性が非常に高く、各地の暴排条例の関係もあるので、依頼は絶対に受けないのです。

 

探偵の業界団体も、定款などで反社会的勢力の排除を定めています。加えて、暴力団員または暴力団員でなくなった日から5年を経過しない人は、探偵になることはできません。反社会的勢力は、探偵と依頼者の両方から排除されなければならないのです。

■依頼者の嘘が判明した、犯罪や違法行為への利用が目的だった

依頼者が何かしらの嘘をついていたと判明した場合も、探偵は調査を中止します。論外なのは、依頼者が住所氏名を偽っていたケースで、依頼の契約自体が法的に無効です。もっとも、契約時に運転免許証などを使って本人確認を行うため、このようなトラブルはあまり発生しません。

 

問題は、対象者との関係や調査の目的を偽っていた場合です。このようなケースでは、調査結果を犯罪や違法行為に用いられる可能性が高いため、即座に調査を打ち切る必要があります。そもそも嘘をついている時点で、信頼関係を構築するのは不可能でしょう。

 

もちろん、調査結果を犯罪などに用いないことを約束する誓約書はいただいています。とはいえ、基本的には依頼者の話を信用するしかない部分なので、調査開始後に嘘が発覚するケースは決して珍しくありません。スマイルエージェントでは、依頼者の話に不自然な点がないか耳を傾け、少しでも怪しい点があれば細かくチェックを入れています。

■依頼者が現場に出てきた、乱入した

別のコラム(https://smile-agent-jp.com/column/furin/1964/)でもご紹介しましたが、依頼者の中には調査の現場に出てきてしまう人もいます。これは調査の妨げにしかなりませんので、お帰りいただけなければ調査を中断せざるをえません。さらにひどいものだと、不倫・浮気の現場に依頼者が乱入してくるケースもあります。当然ですが、調査は続行不能です(一体何のために依頼をしたのでしょう?)。

■その他、予想外の事態が発生した

最後に1つ、補足的な内容を。調査を行っていると、予想外の事態が発生することもあります。たとえば、対象者が交通事故にあった、病気で倒れた、何らかの犯罪行為に及んだ、警察に捕まった、などなど……

 

このような状況では調査は続行不能ですし、状況に応じて警察や救急への通報も必要です。本当に稀な話ではありますが、不可抗力で調査を中止せざるをえなかったり、調査よりも優先すべきことが発生したりするケースは存在します。一応、頭の片隅に留めておいてください。

■スマイルエージェント本部の調査は安全・安心です!

今回の内容をまとめると、「探偵には嘘をつかず正確な情報を伝える」「一度依頼したら落ち着いて結果を待つ」ことが、依頼者に求められる姿勢だといえます。トラブルによる調査の中断・中止は、私たち探偵としても望んでいません。スマイルエージェント本部では、依頼者の秘密を守り高度な技術で調査を行っています。どうぞ安心して事情を打ち明け、調査をご依頼ください。

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