会社に盗聴器が仕掛けられる理由とは? 心当たりがないか確認!

前回のコラム記事(https://smile-agent-jp.com/column/touchou/1948/)では、兵庫県川西市の市役所から盗聴器が発見された事件をご紹介しました。犯人や設置の動機は判明していないのが怖いところですが、そもそも企業のオフィスや役所などを盗聴する人は、一体何が目的なのでしょうか? ここでは、会社に盗聴器が仕掛けられる理由をご紹介します。

■会社に盗聴器が仕掛けられる理由①重要な情報を盗み出すため

最も注意が必要なのは、企業の重要な情報を盗み出すために、外部の人間が盗聴器を仕掛けているケースです(産業スパイ)。新製品の情報や顧客情報、今後の戦略、表沙汰になっていない経営状況の悪化などが外部に漏れてしまえば、大きな打撃となるのは間違いありません。盗まれた情報を「人質」に取られ、脅迫を受けるおそれすらあります。

 

川西市の事件の場合は、設置された場所が入札に関連する部署の近くだったため、「入札情報を盗聴しようとしたのでは?」という説が一部で報道されました(実際に漏洩した可能性は低い模様)。外部の人間が入りにくい場所でも、内通者が仕掛けているケースや、会社に不満を持つ従業員が退職前に「置き土産」として設置していくケースが考えられます。十分な警戒が必要です。

■会社に盗聴器が仕掛けられる理由②従業員の管理

盗聴器を設置するのは、外部の人間ばかりとは限りません。経営者や管理職などの立場にある人が、従業員を管理する目的で盗聴器を設置する場合があります。「仕事をサボっていないか?」「従業員がどのような人間関係を築いているのか?」といったことを把握し、問題があれば対策を講じ、場合によっては評価に反映させようというわけです。

 

中には、自分の悪口を言う部下を特定し、不当な扱いにつなげる人もいます。これは明らかに許されないことですが、仕事に役立てる意図があったとしても、会話を盗聴されるのは気分のいい話ではありません。何より、仕事と関係ないプライベートな会話まで聞かれてしまうおそれがあります。知るはずのないことを知っている上司などがいたら、盗聴の可能性を疑いましょう。

■会社に盗聴器が仕掛けられる理由③個人的な恋愛感情や興味

会社に盗聴器が仕掛けられたとしても、業務内容には一切関係なく、個人的な事情が理由であるケースもあります。好意を抱いている人の会話の内容や趣味、好みのタイプといった情報を得たいがために、盗聴に手を出してしまう人は珍しくありません。そのターゲットが同じ会社の人だった、というだけです。川西市の事件も、実はこのケースである可能性は十分あります。

 

他にも、気に入らない人の弱みを握るためだったり、自分の評判を知るためだったりと、盗聴が行われる理由はさまざまです。そして、どのような目的であれ、盗聴はプライバシーの侵害に他なりません。社内の信頼関係の崩壊にもつながりかねないため、盗聴疑惑が浮上したら速やかに上長に報告し、盗聴器が仕掛けられていないか徹底的にチェックしましょう。

■盗聴器発見調査は、スマイルエージェント本部にお任せ!

盗聴器は一般に流通しており誰でも購入できるため、知らない間に仕掛けられていてもまったく不思議ではありません。多くの人が働き、重要な情報を扱うことも多い会社や役所では、特に警戒する必要があります。「ウチの会社にそんなものがあるわけが……」とは考えず、少しでも怪しいと感じた時点でスマイルエージェント本部にご相談ください。

おすすめの記事