認知症の行方不明者は、こんなに多いんです!

高齢化の進行する日本では、認知症になる人も増加しています。それに伴って増えているのが、認知症患者の失踪です。ニュースなどで聞いたことはあっても、実際どのくらいの人が行方不明になっているのかは、ご存知ない方が多いのではないでしょうか。そこで今回は、認知症患者の行方不明の実態をご紹介します。

■行方不明者の約20%は認知症の患者!

日本の行方不明者の現状については、警察庁が毎年発表しているデータから窺い知ることができます。それによれば、認知症患者の行方不明者数は年々増加しており、令和元年では17,479人に達しました。割合でも増加を続けており、令和元年では全体の20.1%。行方不明者のうち、実に5人に1人が認知症の患者なのです。

 

また、行方不明者の人数を年齢層別に見ると、20歳代が最も多く、そこから60歳代までは減少していきます。ところが、70歳代以上になると、急に行方不明者の人数が増えるのです。これは、認知症が強く関係していると考えていいでしょう。行方不明者の総数自体が毎年増加していますが、認知症がその主要因であることは疑いないのです。

【参考】令和元年における行方不明者の状況

■認知症の行方不明者は、今後も増加する可能性大

日本では高齢化に歯止めがかかっておらず、今後も高齢者が増加していくのは間違いありません。内閣府のデータによれば、平成302018)年101日現在の高齢化率は28.1%、65歳以上の人口は3,558万人です。その後も高齢者の増加傾向は続き、令和242042)年に3,935万人でピークを迎えると予測されています。

 

これはつまり、認知症の患者も増加していく可能性が高いということです。専門機関でも、2025年には高齢者の5人に1人、国民の17人に1人が認知症になるという予測を出しています。こうなれば必然的に、認知症の行方不明者も増えることになるでしょう。将来に備え、今からでも対策を講じておかなければなりません。

【参考】令和元年版高齢社会白書・高齢化の現状と将来像

【参考】東京都健康長寿医療センター研究所・認知症と共に暮らせる社会をつくる

■認知症患者が行方不明になったら、探偵にも相談を!

高齢者や認知症の患者が行方不明になった場合は、命の危険がある「特異行方不明者」として扱われます。そのため、警察でも積極的に捜査してくれるのですが、必ずしも無事に発見できるとは限りません。認知症患者は自分の身を守る力に乏しく、川に落ちたり車に轢かれたりして、命を落とす可能性が低くないからです。

 

そこで、認知症の家族が行方不明になった時は、警察と並行して探偵にも捜索を依頼しましょう。捜索に当たる人数を増やせば、その分だけ無事に発見できる可能性が高まります。離れて暮らす親に認知症の疑いがある時などは、見守り調査を依頼することも可能です。まずはお気軽に相談してみてください。

■認知症の行方不明者の捜索は、スマイルエージェント本部まで!

認知症の行方不明者の捜索は、まさに時間との勝負です。失踪から時間が経過すればするほど、無事に発見できる確率は低くなっていきます。誰もが認知症になりうる時代ですから、決して他人ごとではありません。ご家族の姿が見えないことに気づいたら、すぐにスマイルエージェント本部にご相談ください。

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