【新宿・殺人未遂配信事件】浮気は「話せばわかる」とは限りません

パートナーに浮気・不倫をされた人は、当事者はもちろん知り合いなども交えて話し合いの場を持ち、解決を目指すことがあります。「話せばわかる」の精神はとても大切であり、尊重されるべきでしょう。

 

しかし、そのやり方を間違うと、かえって事態を泥沼化させかねないので注意しなければなりません。今回は、東京都新宿区で発生した殺人未遂事件を参考に、浮気・不倫トラブルを話し合いで解決する際の注意点を解説します。

 

【参考】

・事件の音声ライブ配信 殺人未遂疑い34歳女逮捕

・「男が許せなかった。殺すつもりだった」 “浮気相談”受けていた友人の交際相手を包丁で刺す…34歳女を殺人未遂で逮捕

・歌舞伎町人気キャバ嬢「ツイキャス殺人未遂事件」13才サバ読みもバレた

■友人から浮気の相談を受けていた女が、男性を刺し逮捕

今回の事件の主な登場人物は3人います。浮気の被害者(ただし真偽不明)である女性Aさん、その交際相手であり浮気疑惑をかけられた男性Bさん、そしてAさんの友人である女性Cです。

 

Cはある日、AさんからBさんの浮気に関する相談を受け、東京都新宿区にある自宅に2人を集めて話し合いの場をセッティングしました。そもそも2人を引き合わせたのがCだったことから、一定の責任を感じていたのでしょう。Bさんも謝罪をしたいと連絡してきており、穏便な解決が目指せるかと思われました。

 

ところが、意見の食い違いなどによって議論はヒートアップ。ついにはAさんがベランダから飛び降りると言い出し、それを止めようとしたBさんを、激昂したCが包丁で刺したのです。軽傷を負ったBさんはベランダに逃げましたが、Cは窓ガラスを何度も叩いて破壊するなど手がつけられない状態に。結局、呼ばれた警察によって逮捕されたのでした。

■修羅場の一部始終は、何と生配信されていた

今回の事件は、内容だけを見ても「まさに修羅場」としか言いようがありませんが、もう1つ特筆すべき点があります。何とAさんが、この修羅場の一部始終をツイキャス(動画のライブ配信サイト)で生配信していたのです。当然、Bさんの悲鳴や「ぶっ殺してやる」「お前刺されろよ」などといったCの暴言も、全世界に配信されることになってしまいました。

 

なぜAさんがこのようなことをしたのかはわかっていません。視聴者を証人にすることでBさんを逃げられなくしたのかもしれませんが、個人的な話し合いを晒しものにするというのは明らかに問題があります。この特異な状況がCの暴走を招いた可能性も否定できないでしょう。結果としてAさんは、友人を殺人未遂犯にしてしまいました。この騒動で救われた人は、誰もいないのです。

■冷静に話し合うには、浮気の確実な証拠が必要

AさんやCの行動は、浮気を話し合いで解決するにしてはあまりにも残念な点が多いと言わざるをえません。話し合いの様子を生配信したのは論外として、他にはどのような点が問題だったのでしょうか。

 

最大の問題点は、やはり浮気の明確な証拠を押さえていなかったことです。Bさんは「謝罪したい」と言って話し合いの場に現れたものの、実際には浮気を否定する言動が見られ、煮え切らない態度にCが激昂するという事態を招いてしまいました。探偵に依頼するなどして確実な証拠を入手していれば、事実関係をめぐる争いはなくなり、このような事態にはならなかったでしょう。

 

また、結果論ではありますが、Cを同席させたのも失敗でした。間にCを挟むことで冷静な話し合いを期待したのかもしれませんが、Cは当事者であるAさんを差し置いて暴走し、騒動を大きくするだけに終わったのです。もう少し温和で冷静、かつ中立的な人が立会人になっていれば、話は違ったかもしれません。

■浮気・不倫の安全な解決は、スマイルエージェント本部にご相談を!

証拠もなければ冷静な話し合いの準備もなく、しかもその状況を生配信していた。まさにあらゆる要素が0点であり、浮気トラブルの解決を目指す人が絶対に真似をしてはいけないのが今回の事件です。安易に「話せばわかる」と考えるのが1番よくないといえます。

 

浮気・不倫問題の安全な解決を目指すなら、やはり探偵に相談するのが望ましいでしょう。スマイルエージェント本部は、相談者様にしっかりと寄り添いサポートしますので、どうぞ安心してご相談ください。

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