【兵庫・警察官不正】浮気・不倫の証拠は合法的に入手しなければなりません

浮気・不倫の証拠の入手方法は合法的なものである必要があります。私たち探偵はもちろんですが、それ以外の方でも同じです。特に、自分の立場や権限を悪用した証拠の入手は、決して許されてはなりません。今回は、兵庫で発生した警察官の不正問題を参考に、合法的な調査の重要性を改めて訴えたいと思います。

 

【参考】

・警察官、妻の不倫相手を不正ナンバー照会→相手も警察官だった 3人とも処分

・妻の不倫相手探り 車不正照会の警部を注意処分 兵庫県警

■兵庫県警の警部が不倫相手の情報を不正照会して処分

今回の問題を起こしたのは、兵庫県淡路地域にある警察署で交通部門の課長を務める男性警部でした。同じく兵庫県警の警察官である妻の不倫を疑っていた男性警部は、202010月に妻を尾行し、不倫相手の車に乗り込む様子を目撃します。そして事もあろうに、この車のナンバーを警察署の端末で照会し、不倫相手もまた兵庫県警の別部署に勤務する警部補(既婚)だと突き止めたのです。

 

さらに男性警部は、より確かな証拠をつかもうと探偵に調査を依頼し、不正に入手した不倫相手の住所氏名などを伝えました。その後、妻の不倫を上司に報告するとともに不正照会のことも申告した(してしまった?)ため、問題が発覚。警務部長注意処分となったのです。

 

なお、妻および不倫相手の警部補も、不倫が問題視されたのか警務部長注意処分となっています。3人そろって何をやっているのやら……

■不正な情報照会も情報漏洩もNG

今回の事件における1番の問題点は、言うまでもなく情報の不正照会にあります。自力で不倫の現場を押さえようとしたのはまだいいのですが、警察官(しかも幹部)であるという立場を利用し、車のナンバーから相手の素性を特定しようとした行為は絶対に許されません。日本において不倫は犯罪ではありませんから、警察官がこんなことをしていい根拠は何ひとつないのです。

 

そしてもう1つは、入手した個人情報を探偵に漏らしたことです。探偵に依頼する際、わかっている情報を伝えることは重要ですが、それが不正に入手した情報なら当然問題になります。不倫相手の素性は探偵の調査でいずれわかったでしょうから、どうせ探偵に依頼するのなら最初から不正などしなければよかったのです。

 

ちなみに、この探偵が実際に調査を行ったのか、また情報の入手元を知らされていたのかはわかりません。今のところ探偵に行政処分が下ったという報道はないため、おそらく情報が不正に入手されたものであるとは知らなかったと思われます。

■合法的な浮気・不倫調査のために心がけておきたいこと

今回の事件を受けて、私たち探偵としては3つのことを訴えたいと思います。

 

まず、依頼前に自力で情報を入手しようとする場合、違法な手段は絶対に使ってはならないということ。今回の男性警部のような、立場を利用した情報の不正入手はもちろん、盗聴・盗撮・不法侵入といった方法はすべてNG です。もし依頼者がそのような方法で情報を入手したとわかった場合、調査をお断りすることもあるのでご注意ください。

 

次に、無理をしてまで自力で情報を入手しようとは思わないこと。あらかじめ情報が入手できていれば調査が楽になるの可能性もありますが、その過程でパートナーや不倫相手に感づかれたり、思わぬトラブルに巻き込まれたりすることもあります。住所氏名などの情報は探偵の調査で入手できますので、まずはご相談いただくのがおすすめです。

 

そして、合法的な調査手法を用いる探偵を選ぶこと。今回の事件は依頼者側が不正な手段を使ったというケースでしたが、探偵の中にも違法な調査手法を用いる悪徳業者がいます。そのような探偵に依頼すると、法外な料金の請求や脅迫といったトラブルに発展することが少なくありません。十分に情報を調べ、本当に信頼できる探偵に調査を依頼しましょう。

■合法的な浮気・不倫調査は、スマイルエージェント本部にお任せ!

今回の事件は、不倫という個人的なトラブルの解決のために、警察官という立場を利用した悪質なものでした。浮気・不倫を追求しようとするあまり、自ら違法行為をするようなことはあってはなりません。スマイルエージェント本部では、常に合法的な浮気・不倫調査を行っておりますので、安心してご相談ください。

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