皆様、おはようございます。
全国調査対応の探偵事務所「総合探偵社スマイルエージェント本部」の調査員Yです。
いつも当探偵ブログをお読みいただきありがとうございます。
今回は、営業部員が競合他社に買収され、受け持ちの顧客を「切り売り」していた事例をご紹介します。
※ご依頼者様には、氏名などの個人が特定される情報を公表しないことを条件として、記事にすることをご了承いただいております。
■同じ営業部員の担当する顧客ばかりが流出
依頼者：福岡県飯塚市 50代 会社役員 Tさん
Tさんの会社では、ここのところ悩ましい問題が起きていました。いわゆる顧客流出が発生し、顧客が少しずつ他社のサービスに移ってしまっているのです。最初のうちは、そこまで重要ではない顧客が中心だったのでまだよかったのですが、次第に優良顧客が流出するようになり、一時的な問題として静観するわけにはいかなくなりました。
しかもどういうわけか、流出しているのは営業部員Bが担当している顧客ばかりなのです。当然社内では、Bの責任を問う声が大きくなり、会議でBが叱責されることもしばしば。Bの営業活動に何らかの問題が発生している可能性は高いので、別の営業部員が交代でBの担当先を回るなど、テコ入れを図ることになりました。しかし……。
■自然な顧客流出ではなく、意図的な売り渡しか？
「顧客は流出しているのではなく、Bが意図的に流出させているのではないかという意見が出てきたんです」
そもそもBは、営業としては比較的優秀な方で、特に大きな問題を起こしたことはありません。そんなBの顧客ばかりが流出しているのが不自然なのです。Bの得意先を代役で回った営業部員からの報告でも、Bへの不満は特に聞かれなかったといいます。
となると、Bが競合他社と結託して、自らの顧客を売り渡している可能性を考えなければなりません。事態を重く見たTさんは、探偵にBの行動を調べてもらうことにしました。
■対象者は競合他社の幹部と接触を持っていた！
調査の結果、会社の人たちの予想通り、Bが競合他社であるX社の人間と接触を持っていることが判明しました。窓口になっていたのは、Tさんも知っているX社の幹部社員です。人目につくところで重要な会話はしていないので、接触中に何を話したのか不明ですが、別れ際に笑顔で握手をする姿が撮影できました。
ここからは推測ですが、BはX社に買収され、自分の顧客を少しずつ「切り売り」していたのでしょう。当然、会社はダメージを受け、Bの社内での評価は悪化します。しかし、BはおそらくX社の従業員として働く約束をしているので、たとえ会社をクビになろうが問題ないというわけです。時間をかけて切り売りしたのは、自然な顧客流出に見せかけるためでしょうか？
この報告にTさんは、「いくら積まれたのか知りませんが、最悪の裏切り行為だ」と大変お怒りでした。少なくとも、Bは営業から外して他の部署に移すとのことです。
■福岡県内での社員素行調査は、スマイルエージェント本部にお任せ！
営業は顧客との窓口となる立場です。そんな営業が会社を裏切ると、情報漏洩や顧客流出といったトラブルが発生し、会社は大きな被害を受けます。怪しい動きをしている従業員がいたら、すぐに対応することが大切です。お困りの際は、スマイルエージェント本部までお気軽にご相談ください。
