皆様、こんばんは。
全国調査対応の探偵事務所「総合探偵社スマイルエージェント本部」の調査員Yです。
いつも当探偵ブログをお読みいただきありがとうございます。
今回は、経営者が2人の息子のどちらに会社を継がせるべきか迷い、探偵に素行調査を依頼した事例をご紹介します。
※ご依頼者様には、氏名などの個人が特定される情報を公表しないことを条件として、記事にすることをご了承いただいております。
■2人の息子のどちらに会社を継がせるか悩む父
依頼者：福岡県大牟田市 70代 経営者 Sさん
会社を経営するSさんは、最近になって後継者のことを真剣に考えるようになりました。年齢の問題があるのはもちろん、少し前に病気で入院を余儀なくされ、自分に何かあってもすぐに社長の椅子を譲れるようにしておくべきだという思いが強くなったのです。
Sさんには2人の息子がおり、どちらもSさんの会社で役員として働いています。基本的には、このどちらかを後継者にするつもりだそうです。どちらも真面目に働いており、能力や人間性に際立った差はなく、少なくとも社内でおかしなことをしている様子はありません。それだけにSさんとしても、どちらを後継者に指名すべきか迷っていたのです。
■長男と次男の経歴は対照的。判断は難しく……
2人の息子のうち、長男はずっとSさんの会社で働き続けています。最初から後継者候補として育ててきたので、会社のことをよくわかっており、従業員や取引先からも信頼されているそうです。普通に考えれば、長男が後継者で問題ないでしょう。ただ、他の会社を経験したことがない点を不安視する声もありました。
その点、次男はこれまで2つの会社で働いた経験があり、数年前に「親父の会社を手伝いたい」といって地元に戻ってきたという人物です。外の世界を知っている分、次男の考え方はSさんとも長男とも異なり、時にはSさんを唸らせることもあったとか……。社内にも「次男派」が少しずつ増えてきている気配があるそうです。
難しい問題ですが、Sさんはそう遠くないうちに判断を下さなければなりません。そこでSさんは、探偵に息子2人の素行調査を依頼しました。自分が見ていないところで2人が何をしているのかを知り、それを後継者選びに役立てようと考えたのです。
■長男は仕事と家族について、強い不満や疑念を抱いていた！
結論からいうと、長男・次男そろって素行に大きな問題は見られませんでした。……「素行」については。
意外な問題点が発覚したのは、安牌と思われていた長男です。調査中、長男は馴染みと思われるスナックに立ち寄ったのですが、そこの店員や飲み仲間に対して仕事の愚痴を吐き出しました。
曰く、「俺は社長なんかに向いていないんだ」「長男だし、親父がやれと言うからやってきただけ」「本当は弟みたいに家を出て自由に働きたかった」「そんな弟は、デカい会社をやめてまで戻ってきてウチを手伝いたいという。変な話だよな」「実は親父が俺を見限って、後を継がせるために弟を呼び寄せたんじゃないか？」「まあ、それならそれでいいけど」など……。
この報告を受けたSさんは「まさかあいつがそんなことを考えていたとは……」と驚愕。素行調査以前の問題として、当人たちの意見をまったく聞こうとしていなかったことを反省し、近いうちに話し合いの場を設けるそうです。
■福岡県内での社員素行調査は、スマイルエージェント本部にお任せ！
会社の後継ぎを誰にするかというのは、経営者にとって避けては通れない問題です。素行や人間性に問題のある人物を指名すると大変なことになるので、事前に素行調査を行うのが望ましいでしょう。
時には今回の事例のように、対象者の意外な本音が聞けることもあります。きっと判断の役に立ちますから、お悩みの際はスマイルエージェント本部までご相談ください。
