
探偵は調査という特殊な仕事を行い、依頼者のプライバシーに関わる情報を取得する立場上、さまざまな法令を遵守する必要があります。しかしながら、中には法令違反をする悪徳探偵もいるため、依頼時には注意しなければなりません。
特によく見られるのが、いわゆる「非弁行為」です。今回は「退職代行モームリ」の運営会社が警視庁の家宅捜索を受けた事件を参考に、探偵を選ぶ際のポイントについて確認しておきましょう。
【参考】
・https://megalodon.jp/2025-1107-0002-09/https://newsdig.tbs.co.jp:443/articles/-/2241924?display=1
・https://megalodon.jp/2025-1107-0003-05/https://www.fnn.jp:443/articles/-/950465
・https://megalodon.jp/2025-1107-0003-56/https://www.asahi.com:443/articles/ASTBP340JTBPUTIL02SM.html
・https://megalodon.jp/2025-1107-0005-44/https://www.yomiuri.co.jp:443/national/20251022-OYT1T50037/
■「退職代行モームリ」の運営会社を警視庁が家宅捜索! 容疑は非弁行為
2025年10月22日、退職代行サービスの大手「退職代行モームリ」を運営する「株式会社アルバトロス」が、弁護士法違反容疑で警視庁の家宅捜索を受けました。容疑の内容はいわゆる「非弁行為」で、弁護士資格がないにもかかわらず、依頼者と退職する会社との法律的な交渉を提携先の弁護士に有償で取り次いでいたというものです。
非弁行為とは、弁護士資格がある人しかやってはいけない行為を、弁護士資格を持たない人が行うことをいいます。具体的には、法律相談を受ける・代理人として活動する・契約書等を作成するといった行為を、無資格者が「報酬を得る目的で」行うと非弁行為になります。
そして自分自身が行うのではなく、資格を持つ人に有償で取り次ぐ(周旋する)行為も立派な非弁行為です。退職代行は依頼者本人の代わりに退職の意思を勤務先に伝えるサービスで、これ自体は違法ではありません。しかし、アルバトロス社は実際の業務を弁護士に取り次ぎ、紹介料を受け取っていた点が非弁行為だとみなされたのです。
アルバトロス社は3月時点で朝日新聞の取材に対し、「弁護士との間でお金の受け渡しはない」などとして、事業に違法性はないと主張していました。警視庁は今後、関係者から事情を聞く方針で、実態の解明が待たれます。
■非弁行為を行う悪徳探偵もいます! 依頼時は要チェック!
さて、今回の事件のキーワードとなっている「非弁行為」ですが、実は探偵も無関係ではありません。というのも探偵の中には、平然と非弁行為を行う悪質な業者もいるからです。
たとえば、依頼者に代わって不倫・浮気相手との示談交渉を行うとか、慰謝料請求の書類を作成するとかいった行為が挙げられます。これらはいずれも弁護士だけが行える行為であり、資格を持たない探偵が有償で行うことはできません。
また、不倫・浮気調査終了後に慰謝料請求や離婚協議を行う人のために、提携先の弁護士を紹介するケースもよくあります。これ自体は違法ではないものの、弁護士から紹介料(キックバック)を受け取っていれば、アルバトロス社と同じく非弁行為となり違法です。
こういった悪質な探偵に依頼してしまうと、かえってトラブルが悪化し、理想的な解決から遠のいてしまうおそれがあります。探偵に調査を依頼する時は、このような違法行為を行っていないかどうか確認し、本当に信頼できると判断してから契約を締結しましょう。
■退職代行ではなく探偵への相談が最良であるケースも!
今回の事件に絡んで、探偵の立場からお伝えしておきたいことがもう1つあります。近年、「モームリ」のような退職代行サービスの利用者は大きく増加しています。長時間労働やハラスメントが横行するブラック企業から退職しやすくなったのは、確かにいいことでしょう。
しかし、退職代行の利用が常に最善の選択肢とは限りません。たとえば、上司のパワハラがきついのであれば、それをやめさせることはできないでしょうか? 「あれさえなければいい会社なのに」「これまでのキャリアを失いたくない」という場合は、退職ではなく会社の問題を解決することも視野に入ります。
そんな時は、探偵に調査を依頼するのがおすすめです。尾行調査やレコーダーの活用によってハラスメントの証拠を押さえれば、改善を求めた際に会社が対応してくれる確率がグッと高くなります。本当に退職しか道がないのかどうか、ぜひ冷静に考えてみてください。
■法令を遵守した安全な調査は、スマイルエージェント本部にお任せ!
退職代行はしばしばグレーな領域のサービスだとされており、「モームリ」の家宅捜索はようやく警察のメスが入ったという印象です。どれだけ便利なサービスでも、法令に違反していては成立しないどころか、かえって多くの人を不幸にするリスクがあります。これは探偵業も同じであり、依頼先はよく考えて選ばなければなりません。
スマイルエージェントでは法令遵守を徹底し、安心・安全な調査を提供できるよう努めております。何かお困りごとがございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。






