【浜松・女子中学生自殺】お子様のいじめ・失踪には早期対応が不可欠です

日本は非常に自殺が多い国です。ここ10年ほどは、国の取り組みもあって自殺者数が減少していますが(2020年は新型コロナの影響で増加)、若年層は横ばい~微増傾向にあります。

 

そのため、特にお子様のいるご家庭では、お子様の自殺の兆候に十分に注意しなければなりません。今回は、静岡県浜松市で発生した女子中学生の自殺事件をもとに、早期対応の重要性について解説します。

【参考】

https://mainichi.jp/articles/20210408/k00/00m/040/259000c

■浜松市の女子中学生が男と心中を図って死亡

2021年3月、大変悲しい事件が起きました。浜松市天竜区のキャンプ場で、中学3年の女子生徒が練炭自殺を図って死亡したのです。女子中学生は、福岡県福岡市に住む30代の無職の男と前日から行動を共にしており、男から「自殺しようと思ったが自分だけ生き残ってしまった」と110番通報があったことで事件が発覚しました。

 

男は未成年者誘拐、さらに自殺幇助の疑いで逮捕。その後の捜査で、女子中学生が学校でいじめを受けていたこと、男とはSNSを通じて知り合ったことがわかっています。状況から見て、いわゆる「ネット心中」を図ったのでしょう。卒業式を間近に控えた3月にこのような事件が起きてしまったことは、あまりにも悲しいとしか言いようがありません。

■自殺の原因はいじめ? 相当前に発覚していたが……

今回の事件の重要なポイントは2つあります。1つは、事件の背景にいじめ問題がある可能性が高いことです。直接関わりがあると確定してはいませんが、女子中学生がいじめを受けて不登校だったのは確かで、男とのやり取りの中でもいじめの事実をほのめかしていたことがわかっています。

 

しかも、いじめがあったこと自体は相当前に発覚しており、20192月から第三者委員会が調査を実施。同年11月に結果を報告し、いじめの事実や学校側の責任を認めました。女子中学生はいじめの影響でPTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症していたことを、自殺後に両親が公表しています。

 

つまり、この対応ですら遅かったとも考えられるのです。いじめ問題では、学校側の対応はあまり当てにできません。お子様の様子に少しでもおかしなところがあれば、探偵の見守り調査によって証拠を押さえ、警察や弁護士も頼って解決に導くのが望ましいでしょう。

■ネット上での心中・自殺幇助の誘いに要注意

この事件のもう1つのポイントは、SNSで出会った見ず知らずの男と心中を図ってしまったことです。インターネットやSNSが発達した現代では、居住地も職業も年代も違う人と、簡単に接点を持ててしまいます。小学生でさえスマートフォンを持っている時代ですから、十分に注意しなければなりません。

 

今回の事件の場合、自殺に用いたテント・練炭・七輪や移動手段の車などは男が用意しており、年齢を考えても男が心中を主導した可能性が高いでしょう。ご家族のあずかり知らないところで「心中計画」が進行しているのは、本当に恐ろしいものです。

 

1番重要なのは、早い段階で兆候に気づいてあげることですが、残念ながら見逃してしまうケースは少なくありません。万が一お子様が失踪したら、自殺の可能性を考えて一刻も早く探し出す必要があります。早急に警察に通報するとともに、探偵にも行方調査を依頼して、最大限の力でお子様の捜索を行いましょう。

■お子様の見守り調査・行方調査は、スマイルエージェント本部へ!

全体の自殺者数が減っているのに若年層では減っていないという事実は、この世代のケアの難しさを示しています。いじめも失踪も、とにかく早い段階で気づいて動くことが、お子様を救う最も確実な方法です。お子様の様子がおかしい時や姿が見えなくなった時は、すぐにスマイルエージェント本部にご相談ください。

総合探偵社スマイルエージェント本部は自殺抑止活動に取り組んでおります。

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