皆様、おはようございます。
全国調査対応の探偵事務所「総合探偵社スマイルエージェント本部」の調査員Tです。
いつも当探偵ブログをお読みいただきありがとうございます。
今回は、元従業員が在籍中に新会社を立ち上げ、顧客を奪っていたことが調査で発覚した事例をご紹介いたします。
※ご依頼者様には、氏名などを公表しないことを条件として、記事にすることをご了承いただいております。
■取引先が奪われている？ 浮上した犯人候補は……
依頼者：静岡県浜松市 40代 会社員 Aさん
Aさんが経営する会社は、今年の春頃から苦境に立たされていました。どういうわけか、複数の取引先から契約を切られたり、発注の量を減らされたりし始めたのです。その理由を取引先に聞いても、今ひとつ要領を得ない、納得のいかないものばかり。新たな仕事を取ってくるなどしてカバーしているものの、同じことが続けばとてもやっていけません。
「いくら何でも、ちょっとおかしい」
Aさんと従業員のみなさんは、何者かが自分たちから顧客を奪っているのではないかと考えるようになりました。一体どの競合他社が犯人なのか？ 相談と分析を続けるうちに、Aさんたちは「もしかしてあいつじゃないか？」と1人の人物に行き着きました。実はAさんたちは、前年度で退職した元従業員Bを疑っていたのです。
■取引先を奪っているのは、担当していた元従業員か？
BはAさんが会社を立ち上げた時からの従業員で、営業を担当していました。そろそろ違う人生を歩みたいということで、惜しまれつつも退職し、その後会社との関わりはありません。ところが、契約を切られた取引先を改めて確認したところ、すべてBの担当先だったのです。これは怪しいといわざるをえません。
Aさんが考えた可能性は2つ。Bが競合他社に転職してかつての取引先を奪っているか、自分で会社を作って同じことをやっているかです。もしそうなら、競業避止義務に違反している可能性が高く、絶対に許してはおけません。我々はAさんからのご依頼を受け、Bの現状を探るべく素行調査を行うことになりました。
■元従業員は在籍中に会社を設立し、顧客を奪っていた！
我々はまず、Bが以前と同じ住所に住んでいることを確認。続けて尾行調査を行ったところ、同じ浜松市内の小さな会社に勤めていることがわかりました。そしてこの会社の情報を調べた結果、Bが代表取締役を務めており、しかもBがAさんの会社に在籍中に設立されていたことが判明したのです。
ここからさらに調査を継続したところ、契約を打ち切られた取引先すべてが、Bの会社に仕事を依頼していることもわかりました。おそらくBは、顧客を奪った上で独立することを計画し、在籍中から相当準備をしていたのでしょう。ちゃんとしたオフィスを構えて従業員も複数名雇用している充実ぶりを見る限り、協力者がいたのかもしれません。
この報告にAさんは、怒りとも悲しみともつかない表情を浮かべておられました。設立当初からの仲間に裏切られた気持ちは、察するに余りあります。もちろん今後は、法的措置に打って出るそうです。
■競業避止のための社員素行調査は、スマイルエージェント本部へ！
退職した後に備え、会社に在籍中に新会社を設立すること自体は、珍しい話ではなく違法でもありません。しかし、それが同業の会社で、しかも顧客を奪っているとなれば大問題です。法的措置に訴えて会社を守るためには、まず証拠を集める必要があります。在籍中・退職後を問わず、従業員に怪しい動きが見られたら、すぐにスマイルエージェント本部までご相談ください。
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