皆様、こんばんは。
全国調査対応の探偵事務所「総合探偵社スマイルエージェント本部」の調査員Tです。
いつも当探偵ブログをお読みいただきありがとうございます。
今回は、退職した従業員に会社の内部情報が漏れていたことから、会社が盗聴を疑って調査を依頼した事例をご紹介します。
※ご依頼者様には、氏名などの個人が特定される情報を公表しないことを条件として、記事にすることをご了承いただいております。
■退職した従業員に、会社の内部情報が漏れている？
依頼者：長崎県長崎市 50代 経営者 Sさん
つい先日、長崎市内で会社を経営するSさんのもとに、営業部から大変な報告が上がってきました。何でも、数ヶ月前に退職した営業部の元従業員Aに、会社の内部情報が漏れている疑いがあるというのです。
報告によると、Aの上長や同僚だった従業員に対し、最近Aから連絡が来るようになったとのこと。その内容は、
「◯◯の案件、うまく行ってないらしいじゃないですか」
「✕✕は相変わらず要領悪いですよね」
「だから俺に任せておけばよかったんだよ」
「△△、お前いまだに俺の悪口言ってるらしいな？」
……といったものです。これは明らかに内部情報が漏れている兆候であり、Sさんとしても無視はできません。取引先との契約に関わる内容まで漏れているため、Sさんは早急に対策を打つことにしました。
■元従業員は諭旨解雇された人物。やめる前に盗聴器を仕掛けた？
そもそも、なぜAが会社をやめたのかというと、数ヶ月前に「極めて重大な問題」を起こしたからなのだそうです。懲戒解雇も選択肢に入っていましたが、温情をかけて諭旨解雇にしたとのこと。それ以来、会社に一歩も踏み入っていないはずのAが、なぜ内部情報を知っているのでしょうか？
Sさんたちがまず疑ったのは、従業員がAに情報を漏らしている可能性でした。しかし、Aはもともと評判のいい人物ではなく、個人的な交流を持っている従業員は皆無。その上、退職した経緯が経緯なので、わざわざ会社の近況を教えるような従業員はいないはずです。一方、取引先などから漏れたと考えるには、社内での会話が元であろう情報が多すぎます。
そのためSさんたちは、「Aが盗聴器を社内に仕掛けていったのではないか？」と疑わざるをえませんでした。もしそうなら、今後どのような機密が漏洩するかわかりません。Sさんは幹部とも相談の上、探偵に盗聴器発見調査を依頼することにしました。
■営業部のブースから「置き土産」の盗聴器を発見！
調査に先立って、Aに漏れていた情報を分析していただいたところ、その内容は営業部に関するものが大半でした。「営業部のデスクでそういう会話をした記憶がある」と証言する従業員も複数いたため、盗聴器が営業部のブース周辺に仕掛けられている可能性は高いと考えられます。
そして弊社が調査を行ったところ、予想通り営業部のデスクから盗聴器を発見。電源タップに偽装したもので、他の従業員はまったく気づいていなかったそうです。それに加え、コンセントの裏側からも盗聴器が発見されました。状況から考えて、犯人がAである可能性は極めて高いでしょう。
Sさんたちは「情けをかけて諭旨解雇にしてやったのに、とんだ置き土産だ」「逆恨みもいいところ」と怒り心頭です。今の段階では、知りえた情報をもとに嫌味を言ってきているくらいですが、今後どう悪用されるかわかりません。盗聴器はすぐに撤去し、結果としてAから連絡が来ることもなくなりました。この件を教訓とし、社内では情報漏洩対策に一層力を入れるそうです、
■盗聴器発見調査は、スマイルエージェント本部にお任せ！
企業に対する盗聴行為は営利目的の場合もあれば、今回のように恨みが原因と思われるケースもあります。退職した従業員が「置き土産」として盗聴器を設置していくケースも珍しくありません。どのような理由であれ、情報漏洩は企業にとって大きな問題ですから、盗聴が疑われたらすぐに対応する必要があります。もしもの時は、スマイルエージェント本部にご相談ください。
