皆様、こんばんは。
全国調査対応の探偵事務所「総合探偵社スマイルエージェント本部」の調査員Tです。
いつも当探偵ブログをお読みいただきありがとうございます。
今回は、遺産の配分を巡って長男が次男の悪口を言ってきたため、事実かどうか確認するために素行調査を行った事例をご紹介します。
※ご依頼者様には、氏名などの個人が特定される情報を公表しないことを条件として、記事にすることをご了承いただいております。
■入院をきっかけに終活を始めた依頼者。そこへ長男が……
依頼者:愛知県東海市 70代 無職 Tさん
「やっぱり年には勝てなくてね、終活をすることにしました」
そう話すTさんはとてもお元気そうでしたが、実は最近まで大きな病気で入院していたのだそうです。幸い回復して元の暮らしに戻ることができましたが、「80までは生きられないかもしれない」と考えたTさんは、身の回りの整理や遺言書の作成といった「終活」に取り組むことにしました。
終活の中でも特に重要なのは、もちろん相続の問題です。Tさんの奥さんはすでに他界しており、息子さんが2人いるため、この兄弟が相続人ということになります。とはいえ、Tさんは兄弟に差をつけるつもりはなく、「法律通り1/2ずつ相続させればいいだろう」と考えていました。
するとある日、Tさんが終活に取り組んでいることを知った長男が、急にTさんを訪ねてきて進言したのです。「弟は素行が悪いから遺産の取り分を減らした方がいい」と。
■親に次男の悪口を吹き込む長男。信じていいものか?
長男はTさんに対し、「あいつはいい歳して結婚もせずぶらぶらしている」「遺産を受け取ってもどうせロクなことには使わない。だったら自分の取り分を増やしてほしい。こっちは妻も子供もいるんだから」などと、次男の悪口を吹き込んできます。Tさんは黙って聞いてみましたが、内心「まーた始まった」と思っていました。
実は長男と次男は仲が悪く、親族の集まりなどで顔を合わせても、ほとんど口をきかないのだそうです。そんな弟に遺産を半分持って行かれるのが嫌で、長男はTさんに直談判してきたのでしょう。あまり褒められた行為ではありませんが、Tさんとしても独身の次男が多少気がかりなのは確かです。
そこでTさんは、探偵に兄弟の素行調査を依頼することにしました。調査の結果、どちらか片方に明らかな問題がみられたら、相続の割合の調整を検討しようというわけです。
■調査で発覚、本当に素行が悪いのは長男だった!
Tさんのご依頼を受けた我々は、まず次男の調査を実施しました。その結果、次男は毎日真面目に働いており、特に素行に問題はないと判明。多少遊びのようなこともしているようですが、常識の範囲内であり非難すべき点とはいえません。借金をしている様子もなく、「普通の独身男性」といった様子でした。
そして本当に問題があったのは、弟の悪口をTさんに吹き込んできた長男の方です。長男は妻子ある身にもかかわらず、しばしば遅い時間まで飲み歩いており、キャバクラや風俗通いもしています。休日も妻子と外出することはなく、家族との関係は良好とは言い難いようです。
この報告を聞いたTさんは、「やっぱりな」といったご様子でした。
「大体、私が入院している間も、いろいろ世話を焼いてくれたのは次男の方だったんですよ。長男は行動を改めさせなきゃなりませんね。このままじゃ嫁が気の毒だし、孫の教育にも悪い」
結局、遺産は予定通り1/2ずつ相続させることになりました。長男は余計なことを言ったばかりに、Tさんから雷を落とされることになりそうです。
■愛知県東海市での素行調査は、スマイルエージェント本部にお任せ!
遺産相続を巡って兄妹姉妹が争い、親にお互いの悪口を吹き込むというトラブルは決して珍しくありません。今回の事例は、悪口を言われた側が真っ当な人で、悪口を吹き込んだ側の素行に問題があったという悪質なケースでした。こういった悪口は鵜呑みにせず、冷静に判断することが大切です。真偽をはっきりさせたい時は、スマイルエージェント本部に調査をご依頼ください。