皆様、おはようございます。
全国調査対応の探偵事務所「総合探偵社スマイルエージェント本部」の調査員Tです。
いつも当探偵ブログをお読みいただきありがとうございます。
今回は、従業員が会社名義のカードでマイカーに給油している疑惑が浮上し、会社が素行調査を行った事例をご紹介します。
※ご依頼者様には、氏名などの個人が特定される情報を公表しないことを条件として、記事にすることをご了承いただいております。
■総務のチェックで発覚、社用車の給油の回数が多すぎ！？
依頼者：神奈川県藤沢市 50代 会社員 Sさん
ある日のこと。会社で営業部長を務めるSさんは、友人でもある総務部長から呼び出されました。「他の人がいない時に話したい」というので、何事かと思って会いに行くと、総務部長は「これおかしくない？」と書類を提示。それは営業部員Aの社用車の走行管理表と、給油に使っている法人カードの履歴でした。
「……確かにこれは変だな」
総務部長が示す場所を見たSさんは、すぐに不自然な点を理解しました。走行距離と比較して、給油の回数や量が妙に多いのです。燃費をもとにざっと計算してみると、満タン3回分くらい余計に給油しているように思えます。では、この3回分はどこに消えたのでしょうか？
■会社のカードでマイカーに給油＝業務上横領！
「まあ、自分の車に入れてるんだろうなあ……」
「それ以外に考えられないでしょ」
Aの自宅は会社から近く、外回りの営業中に立ち寄ることも可能です。営業に出かけた直後か戻ってきた時に帰宅し、会社のカードでマイカーに給油、その後再び社用車に乗り換えて……と動けば、社用車の給油と見分けがつかなくなるでしょう。月に1回くらいなら完全にごまかせたはずですが、Aは少々調子に乗りすぎました。
Aのやっていることは業務上横領ですが、今の段階なら内密に処理することもできます。Aを呼び出して叱責し、「二度とやるな」と釘を刺せばいいだけです。しかしSさんは、自分の監督責任も問われかねないのを承知の上で、Aの不正の実態を明らかにする道を選びました。その手段として、探偵にAの素行調査を依頼したのです。
■会社のカードでマイカーに給油する様子の撮影に成功！
Sさんたちはカードの使用履歴から、Aがマイカーに給油した日の当たりを付けていました。どうやら一定のペースで「不正給油」をしているようなので、我々は怪しいタイミングを狙って調査を開始。すると調査2日目にして、営業活動から戻ってきたAが自宅に立ち寄り、マイカーに乗り換えて給油しに行く様子を撮影できたのです。
この際、社用車からカードの入ったポーチを持ち出し、給油後に戻す様子の撮影にも成功。さらに後日、Sさんがカードの使用履歴を調べたところ、マイカーへの給油時の履歴がしっかり残っていました。Aが会社のカードを使ってマイカーに給油したのは、確定といっていいでしょう。
ただ、不幸中の幸いというべきか、Aが仕事をサボったり他の不正に手を染めたりしている様子はありませんでした。SさんはAに事情聴取を行い、被害額等を調べた上で会社に判断を委ねるそうです。もし横領が長期間に及んでいれば、懲戒解雇もありえるかもしれません。
■藤沢市の社員素行調査は、スマイルエージェント本部にお任せ！
外回りの営業活動に出ている従業員は、上長や同僚の目が届かないところに行ってしまいます。それを利用し、今回の事例のような悪事を働く人もいるのです。活動の報告や経費精算などに不自然な点があれば、すぐに実態を調査しなければなりません。怪しい従業員がいたら、スマイルエージェント本部までお気軽にご相談ください。
