【マダニ感染症で飼い猫が死亡】屋外飼育・放し飼いは危険! 脱走のリスクもあります

以前のコラムにおいて、三重県の獣医師がマダニ感染症の「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に感染・死亡した事例をご紹介しました。SFTSはマダニがウイルスを媒介することで、イヌやネコ、そしてヒトにも感染します。発症時の致死率はヒトで最大3割、ネコだと6割にも上る、とても怖い病気です。

 

 

そして茨城県内でも、関東初となるペットの感染が5月に確認されていたことがわかりました。これを受けて、脱走対策になることも含め、「ペットは室内飼育を徹底すべき」という考え方が改めて注目されています。今回はこのニュースを参考に、ペットの脱走対策のポイントについて見ていきましょう。

 

【参考】

https://megalodon.jp/2025-0702-2029-08/https://www3.nhk.or.jp:443/lnews/mito/20250623/1070027440.html

・https://megalodon.jp/2025-0702-2030-21/https://www.asahi.com:443/articles/AST6W3T3TT6WUTFL02HM.html

・https://megalodon.jp/2025-0702-2032-37/https://news.yahoo.co.jp:443/expert/articles/7ab93586e5c33037054831482df95257d2a2684d

・https://megalodon.jp/2025-0702-2033-43/https://news.yahoo.co.jp:443/articles/031d537a825308f39c88930d80660add7f35a21f

■茨城県でネコがSFTSに感染し死亡、関東でのペット感染は初

2025年622日、茨城県のネコがSFTSに感染して死亡する事例が、5月に発生していたことがわかりました。関東でペットがSFTSに感染する事例は初とみられています。また、6月にはイヌの感染事例も確認され、茨城で立て続けに2つの事例が発生したことになります。

 

最初のネコの事例の経緯を見ていくと、このネコは県内の住宅で室内飼育をしていたのですが、4月下旬に一時脱走。無事に確保できたものの、耳の辺りに多数のダニが付着していたため、動物病院で取り除いてもらいました。

 

ところが、5月になってネコに高熱・嘔吐・黄疸といった症状が現れ、治療を受けたものの死亡。動物病院から連絡を受けた県が調べた結果、SFTSへの感染が確認されたのです。このネコは予防薬を使用していたそうですが、マダニに薬剤耐性があったのか、残念ながら感染を防ぐことができませんでした。

 

また、イヌの方は6月上旬に山でトレッキングをした後、13日に高熱や食欲低下などの症状が現れ、動物病院で感染が確認されたとのこと。ダニに噛まれた痕跡はなかったものの、山に入った後しきりにかゆがっていたそうなので、やはり噛まれていたのかもしれません。

 

■ペットは室内飼育を『徹底』! 脱走対策にもなります

相次ぐ感染事例を受けて、ペットを飼育している人たちの間には不安が広がっているようです。マダニの活動が活発化する夏に向け、今後も感染事例が増えていくでしょう。では、飼い主はどのような対策をすればいいのでしょうか?

 

真っ先に実施すべきなのは、室内飼育を『徹底』することです。特にネコを放し飼いにしていると、草むらなどに自由に出入りして、ダニに噛まれてしまうリスクが高まります。ネコは完全室内飼育にし、イヌも散歩の時以外は室内で飼育しましょう。さらに、マダニ予防薬を使用すれば、感染リスクは大きく低下します。

 

また、室内飼育の『徹底』は、脱走防止という観点でも重要です。きちんとリードでつながれているイヌでも脱走する可能性はありますし、放し飼いの猫は『お出かけ』したきり戻ってこなくなっても不思議ではありません。

 

もし脱走すれば、確保されるまでの間に病気にかかったり、事故にあったりするリスクが生じます。実際、茨城でSFTSに感染して死亡したネコも、室内飼育をしていながら脱走し、予防薬を使っていたにもかかわらず感染してしまいました。

 

このように、1つでも油断があるとリスクは一気に高まるのです。単に室内で飼育するだけでなく、窓を開けっ放しにしないなど、外に出ないための配慮を『徹底』すること! マダニの薬剤耐性を考慮し、予防薬は効果の高いものを動物病院で処方してもらうこと! この2点が重要です。

 

そして、万が一ペットが脱走した時は、すぐに探偵に捜索を依頼すること! 警察は原則として、ペットを積極的に探してはくれないため、探偵がほぼ唯一の味方です。確保するまでの時間が短いほど、ペットが無事に戻って来る可能性は高まります。「あの子がいない!」と思ったら、11秒でも早く探偵にご相談を!

■ペット捜索調査は、スマイルエージェント本部にお任せ!

SFTSは主に西日本で確認されていた感染症ですが、近年では気候変動の影響により、東日本にも広まってきているそうです。今後もペットや飼い主が感染する事例は増えていくでしょう。これまでとは考え方を変えて対応し、脱走した時は可能な限り早く発見する必要があります。お困りの際は、スマイルエージェント本部までお気軽にご相談ください。

⇩ペット捜索の詳細について⇩

【探偵 無料相談】ペット捜索について

おすすめの記事