【住職が別れさせ屋に窃盗依頼】別れさせ屋は絶対に頼ってはいけません!

ハニートラップを仕掛けるなどして、対象者とパートナー・交際相手の破局を狙う「別れさせ屋」。不倫対策などのために一定の需要があるのは事実ですが、トラブルに発展するケースも多くメディアでもたびたび取り上げられています。

 

そして20233月、お寺の住職が好意を寄せる女性の気を引こうとして、別れさせ屋に窃盗を依頼するという言語道断の事件が発生しました。今回はこの事件を参考に、別れさせ屋の危険性について確認しておきましょう。

■東京の名刹・霊泉院の住職が、別れさせ屋に窃盗を依頼して逮捕

2023年626日、東京の住職の男と探偵事務所アルバイトの男が、窃盗や住居侵入の容疑で逮捕されました。容疑の内容は、36日~15日、住職の知人の30代女性が住む世田谷区のマンションにアルバイトの男が侵入し、現金約312万円や高級バッグなど31点(時価計約1555万円)を盗んだというものです。

 

実行役であるアルバイトの男は、いわゆる「別れさせ屋」。住職は妻子持ちですが、被害女性(こちらも既婚者)に好意を寄せており、まずアルバイトの男の勤務先である事務所に女性の調査を依頼しました。その後は事務所を通さず、アルバイトの男に直接窃盗を依頼したと見られています。アルバイトの男は容疑を認めている一方、住職は否認しています。

 

住職のお寺は東京都渋谷区にある「霊泉院」で、1669年創建という名刹です。そんな由緒正しいお寺の住職が、妻子のある身でありながら人妻に恋愛感情を抱き、あろうことか別れさせ屋に窃盗を依頼したのですから、呆れるほかありません。

■好意を寄せる女性の関心を引くため? 理解に苦しむ動機

さて、ここまでの内容をご覧になった方の多くは「何で窃盗なの?」と疑問に感じたでしょう。一般的に別れさせ行為というのは、対象者に近づいて恋愛関係になったり、パートナーの悪口を吹き込んだりして、パートナーと破局するよう仕向けるものです。では、今回の事件における高額の窃盗行為には、どんな意味があったのでしょうか?

 

実は住職は、以前から被害女性に高級バッグなどをプレゼントしていました。その贈り物がなくなれば、新しいプレゼントがほしくなり、自分が頼りにされると考えたようなのです。実際に、被害品には住職がプレゼントしたバッグも含まれており、盗んだバッグ数点と引き換えに数百万円の成功報酬を渡していたことがわかっています。

 

しかしながら、客観的に見てもずいぶん回りくどいことをしているといわざるをえません。窃盗事件によって夫婦間にトラブルが起きるのを狙っていたという見方もあるようですが、そんなことで自分に好意が向けられると本当に考えていたのでしょうか? 理解に苦しむばかりです。

■どんな事情があっても、別れさせ屋に依頼するのは危険です!

今回の事件において批判されるべき点はいくつもありますが、最大の問題は言うまでもなく、別れさせ屋に窃盗を依頼したことです。今のところ、いくつかの条件さえ守っていれば、別れさせ行為そのものは即座に違法とはなりません。しかし、窃盗はどんな事情があっても違法です。

 

また、一般的な別れさせ行為も、既婚者を対象にした場合は不法行為であるとする見解が出されています。夫婦の平穏な生活を破壊する行為は決して許されません。今回のようなケースの場合、住職が法に触れずに思いを遂げる方法はなかったでしょう。

 

そもそも別れさせ行為は、高額の料金がかかる割に、必ず成功するとは限らないのが大きな問題です。「もう少しでうまくいくかも」と言われて何度も依頼を重ね、結果が出ないのに大金を失ってしまったというケースもあります。重大なトラブルに発展するケースも少なくありませんから、合法であろうとなかろうと、別れさせ屋に依頼するのは避けましょう。

■法令を守った適切な調査は、スマイルエージェント本部にお任せ!

別れさせ工作は、パートナーと不倫・浮気相手を別れさせるために使われることもありますが、こちらも成功する保証はありません。無駄な出費やトラブルにつながるのを防ぐためにも、不倫・浮気には探偵の調査で対抗し、確実な証拠を抑えて対応するのが最もおすすめです。

 

スマイルエージェント本部では、どのようなご依頼にも法令やモラルを守って対応しております。お困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。

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