【浜名湖・高校生殺人事件】家族の交友関係には十分に気を配りましょう

2024年3月25日

皆さんは、家族の交友関係に目を向けたことはありますか？

「うちの子がおかしな連中と付き合っているはずがない」

「自分の妻・夫なら妙なことはしないだろう」

このように決めつけるのは大変危険です。

表面上は問題ないように思えても、実際は危険な人たちと付き合いがあり、それゆえにトラブルに巻き込まれてしまうケースは多々あります。

今回は、静岡県の浜名湖で高校生が殺害された事件を参考に、素行調査の重要性について考えてみましょう。

【参考】

■浜名湖で高校生の遺体が発見。殺人・傷害・監禁などの疑いで仲間6人が逮捕

2024年2月9日、静岡県湖西市の浜名湖で、全裸に近い状態で湖に浮いている遺体が発見されました。被害者は袋井市に住む17歳の男子高校生（中国籍）で、死因そのものは溺死でした。

しかし、顔や上半身などに殴られたようなあざが複数あったことから、警察は殺人事件と断定。捜査の結果、2月20日には主犯格と見られる21歳の男と、フィリピン国籍やブラジル国籍を含む少年4人が傷害や監禁の疑いで逮捕されました。

3月12日にはこのうち2人が殺人容疑で再逮捕され、3月16日には証拠隠滅に関わったとして、19歳のフィリピン国籍の女も逮捕されています。合計6人もの人間が逮捕されたわけです。

事件の流れとしては、2月4日の夜に被害者が「遊びに行く」と外出。5日未明には友人の部屋で、同じグループの仲間である容疑者らと合流しました。そして、被害者が仲間のバイクを借りて運転し、戻ってきて停車する際にバイクを倒してしまったことでトラブルに発展。被害者は容疑者らから暴行を受けます。

そして最終的に容疑者らは、被害者を車のトランクに入れて拉致。まだ息があった被害者を、浜名湖に落として溺死させたというわけです。あまりに非道な犯行としか言いようがありません。

今回の事件の大きなポイントは、被害者と加害者が同じ外国人コミュニティの仲間だったということです。外国人コミュニティといっても、要は多国籍の非行グループで、被害者がこのグループと交流を持ってしまったことが悲劇の始まりだといえます。

事件の舞台となった友人宅は、この非行グループのたまり場になっており、評判は非常に悪かったとのこと。グループのメンバーは互いをファミリー・兄弟と呼び合っていたものの、一度グループに加わると抜けるのは難しく、「シカトするとボコられる」という証言もあります。

被害者自身も、中学時代の部活やアルバイト先では、とても慕われている人物でした。ところが、高校を中退してキックボクシングを始めた頃から、ケンカで他人をボコボコにするなど人間性に変化が生じたようです。そこに非行グループとの交流が加わったことで、トラブルの下地ができてしまったのではないでしょうか。

同じ外国にルーツを持つ者同士、親しみを感じて交流を持っていたのかもしれません。しかし、日本人であろうと外国人であろうと、不良は不良です。

今回の事件は、付き合う相手によって人生や人間性が大きく変わってしまうことを示しています。実は主犯格とされる21歳の男も、以前はとても真面目な人だったのが、外国人グループとつるむようになってから素行が悪化したと母親が証言しています。

この事件のような悲劇を防ぐためには、家族の交友関係に目を向けることが大切です。「危険な人たち」と付き合いがあることがわかれば、交友関係を見直すように説得し、トラブルを回避することもできます。家族の様子に不安な点があったら、探偵の素行調査で行動を調べてみるといいでしょう。

「朱に交われば赤くなる」ということわざがある通り、人間は付き合う相手次第で大きく変わってしまいます。今回の事件の被害者も、そして主犯格の男でさえも、非行グループと関わらなければ別の人生を送れたかもしれません。

家族の様子に不安な点がある時は、探偵の調査で素行や交友関係を調べて対応するのがベストです。もちろん、自分自身が交流している相手の素性も調べることができます。お悩みの際は、スマイルエージェント本部までお気軽にご相談ください。