SNS型投資・ロマンス詐欺が急増! 美味しい話を迂闊に信じてはいけません

日本では最近、SNSを利用した「投資詐欺」や「ロマンス詐欺」が大きな問題になっています。昨年、大阪府警の女性警察官が国際ロマンス詐欺に関与して逮捕された事件は、当コラムでもご紹介しました。

 

そして今回、20241月~3月のSNS型投資・ロマンス詐欺の被害額が、前年同期比で4.5倍にもなったとの発表があったのです。ここでは、この統計データや直近の事件などを参考に、投資詐欺やロマンス詐欺対策の重要性について考えてみましょう。

 

・https://megalodon.jp/2024-0528-0147-07/https://www.asahi.com:443/articles/ASS5J41JLS5JUTIL01ZM.html

・https://megalodon.jp/2024-0528-0149-11/https://www.nikkei.com:443/article/DGXZQOUE166Q70W4A510C2000000/

・https://megalodon.jp/2024-0528-0150-12/https://www.watch.impress.co.jp:443/docs/news/1593096.html

20241月~3月のSNS型投資・ロマンス詐欺の被害額は、前年同期比の約4.5倍!

2024年517日、警察庁からショッキングな発表がありました。20241月~3月におけるSNS型投資・ロマンス詐欺の被害額が、何と前年同期比の約4.5倍の計約2798千万円にも上ったというのです。わずか3ヶ月間で、20231年間の6割にも達しています。

 

改めて確認しておくと、投資詐欺とは「こうすれば必ず儲かる」「あなただけにご紹介」などといって巧みに勧誘し、投資金や手数料の名目で金銭を騙し取る行為。そしてロマンス詐欺とは、恋愛感情を利用してさまざまな名目で金銭を騙し取る行為です。どちらもSNSを利用して行われることが多く、特に投資詐欺は著名人になりすましたものも増えています。

 

具体的な数字を見ていくと、SNS型投資詐欺の認知件数は1,700件で、前年同期の271件から6倍以上に。被害額は計約2193千万円で、前年同期の約291千万円から約7.5倍になりました。異常といっていい増え方です(隠れていた被害が表面化してきたという見方もできます)。

 

一方、SNS型ロマンス詐欺の認知件数は603件で、前年同期の295件から約2倍に。被害額は計約606千万円で、前年同期の約322千万円から2倍近くになりました。こちらも、投資詐欺ほどではないにしても大きく増加しています。今後、警察が捜査や実態解明に力を入れれば、潜在化していた被害がさらに明らかになる可能性もあるとのことです。

 

実際、「ロマンス詐欺」で最近のニュースを検索してみると、金額が高いものに絞っても以下のようにゴロゴロと見つかります。もはやSNSを利用した詐欺は、極めて身近なものになっているといっていいでしょう。

 

・https://megalodon.jp/2024-0528-0157-24/https://www.fnn.jp:443/articles/-/703749

・https://megalodon.jp/2024-0528-0158-32/https://www3.nhk.or.jp:443/lnews/kanazawa/20240523/3020020331.html

・https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20240503/1000104331.html

・https://www.asahi.com/articles/ASS4Q2TKHS4QPIHB00MM.html

SNSを利用した詐欺は巧妙。素性もよくわからない相手を信用しないこと!

投資詐欺にしてもロマンス詐欺にしても、「自分は引っかからない」「引っかかる方にも問題がある」と考える方は多いと思われます。しかし、この問題は安易な自己責任論で片付けられる話ではありません。

 

というのも、SNS型投資・ロマンス詐欺を仕掛ける側は、SNS上でのやりとりを通じて被害者に親近感や信頼感を抱かせ、その上で金銭を騙し取るからです。この点は、少ないやり取りで金銭を騙し取ろうとする、従来型の特殊詐欺とは大きく異なっています。被害者は相手を信じ込んでいるため、多額のお金を躊躇なく振り込んでしまうというわけです。

 

では、私たちはこの悪質な詐欺にどう対応すればいいのでしょうか? 最も重要なのは、やはり「ネットで知り合った素性もよくわからない人を信用しないこと」に尽きます。どれだけ「いい人」そうに見えても、顔もわからず実際に会ったことすらない以上、その人の言葉に従って大金を振り込むような行為は慎むべきです。

 

また、SNS型投資・ロマンス詐欺の多くはSNS上(ネット上)で完結しますが、被害者から信頼感を高めるため「実際に会おう」と提案してくるケースもあります。もちろん、実際に会ってくれたというだけで信用してはいけません。名刺や身分証はいくらでも偽造できますし、目の前にいる人がSNSで話していた相手と同一人物とは限らないからです。

 

そのため、もし相手が実際に会ってくれた場合は、一度探偵に素行調査を依頼してみましょう。もし相手の氏素性に説明と異なる点があれば、その時点で信用に値しない人物です。どれだけ相手を信じたい気持ちが強くても、「念のため」で調査をしてみることをおすすめします。

■素行調査は、スマイルエージェント本部にお任せ!

投資詐欺やロマンス詐欺自体は、昔からある詐欺の手法です。しかし、近年ではそれらにSNSが使われるようになり、手口がより巧妙化してきています。詐欺は身近にあるものと捉え、美味しい話を迂闊に信じないことが大切です。そして、もし相手と実際に会う機会があれば、スマイルエージェント本部に調査をご依頼ください。

 

 

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