【福岡・ストーカー共犯事件】ストーカーは1人とは限りません! 共犯者にも警戒を!

以前のコラム記事(https://smile-agent-jp.com/column/column/2312/)で、ストーカーに狙われていた女性の友人男性が、巻き込まれる形でストーカー被害にあってしまった事件をご紹介しました。ストーカー行為の被害にあう理由は、「自分が狙われているから」だけではないのです。

 

そして、ストーカーの側にも同じことがいえます。つきまといや待ち伏せの被害にあっているとして、その犯人が主犯格ではない――つまり、ストーカーに共犯者がいて、複数名でストーカー行為を仕掛けているケースもあるのです。今回は福岡県で発生した事件を参考に、ストーカー対策の重要性について考えてみましょう。

 

【参考】

https://www.fbs.co.jp/news/news96ncllc4yk0vvgj0m5.html

■見張り行為で書類送検された男は、ストーカーの共犯者だった!

2023年27日、福岡県大任町に住む50代の男が、ストーカー規制法違反の容疑で書類送検されました。容疑の内容は昨年12月、福岡県川崎町に住む知人の男から依頼され、福岡県内在住の女性を、女性の職場の近くから4回にわたり見張ったというものです。

 

この知人の男には昨年11月、被害女性に対するストーカー行為の禁止命令が出されていました。そして今年1月には、禁止命令に違反して女性へのストーカー行為を繰り返したとして逮捕され、その後起訴されています。2月に書類送検された男の存在は、知人の男の捜査の過程で浮上しました。

 

つまり、この知人の男こそが主犯格であり、2月に書類送検された男は共犯者だったのです。警察は共犯者の男が、主犯格の男に禁止命令が出されているのを知った上で依頼を受けたと見ており、共謀したストーカー行為だと判断しています。主犯格の捜査の過程で浮上した人物をストーカーの共犯として検挙するのは、福岡県内では初の事例だそうです。

■ストーカーの共犯者は6人もいた!?

ストーカーが2人組というだけでも恐ろしい話ですが、実は今回の事件はさらに闇が深い可能性があります。そもそも、共犯者がいるとわかったのは、主犯格の男のスマートフォンの捜査からでした。その過程で、被告に被害女性の職場や車の写真を送るなどしていた知人の男女「6人」が浮上し、共犯者の男が逮捕されたのです。

 

つまり、今回書類送検された男が6人のうちの1人なのであれば、ストーカーの共犯者があと5人もいることになります。今後の捜査の展開次第では、残りの5人も逮捕・書類送検されるかもしれません。送った写真の内容や回数、禁止命令が出ていたことを知っていたのかどうかなどが焦点となるでしょう。

 

なぜここまでの仲間を集めることができたのか、6人がなぜ主犯格の男に協力してしまったのかは不明です。いずれにしても、最大7名の「ストーカー軍団」に狙われていた可能性があるわけですから、被害者にとっては恐怖以外の何物でもありません。

■複数のストーカーは厄介。早急に警察と探偵に相談を!

ストーカーが複数名いる場合、厄介な点がいろいろあります。まず、今回の事例のように、主犯格のストーカーが逮捕されたり禁止命令が出されたりしても、ストーカー行為が継続されてしまうこと。そして、複数名が入れ替わり立ち替わりストーカー行為を行うことで、犯人の特定やストーカー行為の有無の判断が難しくなることです。

 

後者の問題は、それこそ我々探偵が行っている調査の手法と同じであり、対応は簡単ではありません。「誰かにつけ回されている気がするけど、何だか毎回相手が違うような……」「ストーカーが絶対にいないはずのタイミングで尾行された」といった出来事があった時は、ストーカーが複数いる可能性を疑う必要があります。すぐに警察に相談するとともに、探偵にも調査を依頼してみてください。

■ストーカー調査は、スマイルエージェント本部にお任せ!

ストーカー調査に限らず、「犯人が予想と違っていた」というケースは決して珍しくありません。今回のような「実は犯人に共犯者がいた」という事例も、その亜種といえます。単独犯よりも話が複雑になるので、正確な調査を行うことが大切です。お悩みの際は、スマイルエージェント本部までお気軽にご相談ください。

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