【長崎・高齢男性行方不明事件】認知症は早めに気づいて対策を打つことが大切です

高齢化が進む日本では、認知症を発症する人や、その結果として行方不明になってしまう人が年々増加しています。行方がわからなくなったまま発見されない、あるいは死亡した状態で発見されるケースも少なくありません。

 

最悪の事態を防ぐためには、高齢者の認知症の症状にいち早く気づき、必要な対策を取ることが何よりも重要です。今回は、長崎県長崎市で発生した高齢男性の行方不明事件を参考に、認知症対策について考えてみましょう。

 

【参考】

・https://news.yahoo.co.jp/articles/13a21f3c7d68ba32a25b5d5ee420e0b03d142c65

・https://news.yahoo.co.jp/articles/6f1ecc87f3a94188e09cfde6454dd2d795362b16

 

■長崎市の70代男性が行方不明に。捜索を続ける親族に長崎市長も面会

今回取り上げるのは、長崎県長崎市に住む70代の男性が、2023416日から行方不明になっている事件です。報道によると、男性は朝昼夕の13回、1時間程度近所を散歩するのが日課で、失踪当日も午後4時頃から外出しました。男性は11年ほど前から認知症を患っていたものの、家族の名前や自宅の住所を言うことはできたそうです。

 

しかし、1時間以上経過しても戻ってこなかったため、家族が携帯電話に連絡。何度か電話で会話し、「今帰る」などと言われたのですが、結局男性は戻らず電話もつながらなくなったのです。家族が警察に相談し、午後7時頃から捜索が開始されましたが、発見できないまま捜索は3日で打ち切られました。

 

それでも長女を中心とする親族が、今なお自主的な捜索を続けています。毎年8万人前後の人が行方不明になっている日本において、今回の事件が特別に注目されたのは、長女のSNSでの投稿を長崎市長が目にし、面会が実現したからです。

 

長女は捜索支援制度の周知や各種手続きの効率化など、行方不明者捜索支援の強化を訴えています。長崎市長も具体的な改善策を検討しているとのことなので、今後はより効果的な対応が可能になるのではないでしょうか。

 

■高齢の家族の様子が気になるなら、探偵の見守り調査を!

今回行方不明になった男性は、認知症を患っていたとはいえ、家族の名前や住所はわかる状態でした。普段は散歩に出かけてもきちんと帰宅しており、失踪当日も電話に出て受け答えができていることから、「それほど重篤な症状ではないのかな?」と思う方もいるかもしれません。

 

しかし現実には、男性は行方不明になってしまいました。最初は出られていた電話がつながらなくなった以上、男性が何らかの事故や事件に巻き込まれた可能性は極めて高いでしょう。

 

もしかすると普段も、男性の様子を注意深く観察していれば、「1人にするとまずいのでは?」と思えるような言動があったかもしれません。とはいえ、家族に「気づけ」というのは酷な話です。特に、1番重要な単独外出時の行動を家族は見ることができないのですから、「実際どのくらいまずい状態なのか」を判断するのは想像以上に難しいといえます。

 

そんな時に有効なのが、探偵の見守り調査です。高齢の家族が1人で外出する時などに調査を行い、その行動を細かく記録すれば、認知症の兆候や行動の危うさなどを判断できます。離れて暮らす親族の見守り調査も可能なので、「仕事が忙しくて様子を見に行けない」という方も、探偵に相談してみるといいでしょう。

 

■高齢者の見守り調査は、スマイルエージェント本部にお任せ!

認知症の患者は、今後もさらに増えていくと見積もられています。誰にとっても他人事ではなく、高齢の家族が認知症になる可能性を考慮し、対策を検討しておかなければなりません。

 

探偵による見守り調査は、その入り口として「認知症ではないか?」「1人でも大丈夫なのか?」を確認することができます。お悩みの際は、スマイルエージェント本部までお気軽にご相談ください。もちろん、緊急時の行方不明者捜索も承っております。

おすすめの記事