【ウエルシアHD社長不倫事件】関係者の不倫・浮気は企業への信頼を損ねます!

以前に当コラムでも解説しましたが、企業の従業員や関係者が不倫・浮気をしても、それだけで処分を下せるわけではありません。不倫・浮気はあくまでもプライベートの問題であり、会社が干渉していい話ではないからです。

 

 

しかしながら、結果として企業が損害を被ったり社会的な信頼を失ったりした場合は、不倫・浮気をした人が責任を取らなければならないこともあります。今回は、ウエルシアHDの社長が不倫をして辞任に追い込まれた事件を参考に、社員素行調査の重要性について考えてみましょう。

 

【参考】

・https://megalodon.jp/2024-0512-1340-05/https://www.dailyshincho.jp:443/article/2024/04261058/?all=1

https://megalodon.jp/2024-0512-1341-54/https://news.ntv.co.jp:443/category/economy/c8214bd110084e608547726babf33644

・https://megalodon.jp/2024-0512-1343-29/https://www3.nhk.or.jp:443/news/html/20240417/k10014424151000.html

■ウエルシアHDの社長の不倫が発覚、辞任へ

2024年417日、週刊新潮の取材をきっかけとして、ドラッグストア国内最大手のウエルシアHDの松本忠久社長が辞任しました。親会社であるイオンの執行役からも解任されています。理由は「私生活における不適切な行為」であり、会社の信用を傷つけるものと判断されたからなのですが、「不適切な行為」とは要するに不倫です。

 

松本氏の不倫相手は、取引先の企業に勤める30歳ほど年下の中国人女性。2人は週末にデートを繰り返し、お互いの部屋に宿泊し合うなど、非常に親密な関係であることがわかっています。両者が知り合ったのは、松本氏がシンガポールに赴任していた7年ほど前で、中国人の友人に紹介してもらったとのこと。不倫相手が現在の勤務先に入ったのも、その友人の紹介だそうです。

 

松本氏は414日の週刊新潮の取材に対して不倫を素直に認め、奥さんとの関係が冷え切っていることや(信じてもらえないかもしれないが)現在は不倫相手との肉体関係はないことなどを説明。自らの行為を「善管注意義務違反」とし、「身を退かざるをえない」と語っていました。そして16日に会社から辞任勧告が出され、辞任届を提出したというわけです。

■プライベートな問題でも、状況次第では処分の対象に!

冒頭で解説したように、不倫・浮気というのはあくまでもプライベートな問題です。実際、企業の重役の不倫・浮気トラブルはしばしば報道されていますが、その処分内容は一定していません。「線引き」が難しい問題なのは確かでしょう。

 

しかし、松本氏のケースは、週刊新潮の取材からわずか3日後に辞任するという展開になりました。このような結果になった理由としては、以下のようなものが考えられます。

 

①社長という立場

企業のトップが不倫をしていたという事実は、会社のイメージに大きな傷をつけました。その責任を取らされた形です。

 

②不倫相手が取引先の関係者

松本氏は「それは絶対にない」と否定していますが、不倫相手の勤務先に便宜を図っていたのではないか、という疑いをかけられても仕方がありません。

 

③不倫現場が「社宅」

松本氏が不倫相手を宿泊させていた本社付近のマンションは、自宅が遠い松本氏のために、会社が賃料の一部を負担している「社宅」でした。そこに不倫相手を連れ込んだというのは、「会社の金で何をやっているんだ」という話です。

 

こういった事情を考慮すると、松本氏の「スピード辞任」は妥当といえるでしょう。

 

また、ウエルシアHDは現在、業界第2位のツルハHDとの経営統合に向けた協議を進めており、松本氏はそれを主導する立場でした。その松本氏が辞任した結果、経営統合も先行き不透明感が強まり、ウエルシア株が続落するなどの影響が出ています。社長個人の不倫が、これほどの影響を会社にもたらしてしまったのです。

 

このような事態を防ぐためにも、企業関係者の「身体検査」は厳重に行わなければなりません。特に、重要なポジションに昇進させる時は、社外での様子も調査によって確認しておくのがおすすめです。さらに、社会的地位が高いパートナーを持つ方も、万が一のことがあった時の影響の大きさを考慮し、不倫・浮気を見逃さないようにしましょう。

 

■社員素行調査や不倫・浮気調査は、スマイルエージェント本部にお任せ!

関係者の個人的なトラブルで会社が損害を被るというのは、会社からしてみれば許しがたい事態です。重要なポジションにある人には相応の社会的責任が求められるため、「個人の問題だから」では済まされないことも多々あります。

 

「この人、本当に大丈夫なのかな」「社内に悪い噂があるようだけど……」

 

こういった不安がある時は、探偵に調査を依頼するのがおすすめです。お悩みの際は、スマイルエージェント本部までお気軽にご相談ください。

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