警察ができる人探しと、できない人探しの違いとは?

 

行方不明者を探したい時は、まず警察に相談する方が多いと思われます。確かに警察は、強力な組織力や権限を持っており、人探しにおいては頼りになる存在です。しかし、すべての人探しが警察に頼めるわけではないことをご存知でしょうか。ここでは、警察ができる人探しとできない人探しの違いについて解説します。

■警察が探してくれるのは「特異行方不明者」だけ!

まず知っておきたいのは、警察が積極的に探してくれるのは「特異行方不明者」だけだということです。特異行方不明者とは、何らかの事件に巻き込まれている可能性があったり、命の危険が考えられたりする行方不明者のことをいいます。「事件性のある行方不明者」と言い換えてもいいでしょう。

 

具体的には、誘拐されている可能性が高い人や、高齢者・年少者・傷病者・障害者などです。また、遺書を残して失踪した人や、普段から自殺をほのめかしていた人、災害や交通事故などに巻き込まれた可能性が高い人も該当します。こういった行方不明者であれば、警察も積極的な捜索を引き受けてくれるのです。

■事件性のない人探しでは、警察を頼れない

次は、警察が人探しを引き受けてくれないケースについて考えてみましょう。特異行方不明者以外の行方不明者、つまり事件性のない行方不明者の捜索では、基本的にあまり警察を頼れません。行方不明者届は受理してくれる可能性がありますが、積極的な捜索はまず行われないのです。

 

これには、単純に「事件ではないから」ということに加えて、憲法22条で定められた「居住移転の自由」が関係しています。「どこに住むかは個人が自由に決められるべき」という考え方が根底にあるので、自らの意思で失踪した事件性のない行方不明者は、公権力が無理やり探し出すわけにはいかないのです。

 

そのため、「健康体のお父さんが荷物をまとめて蒸発した」というようなケースでは、家族がどれだけ心配していても、警察はほとんど動いてくれません。ましてや、「昔の恋人を探し出してほしい」というような場合は、行方不明者届すら受理してもらえないでしょう。こういったケースでは、別の方法を考える必要があるのです。

■探偵なら、事件性の有無を問わず人探しができる

警察が特異行方不明者の捜索しか引き受けてくれないのであれば、それ以外の人探しは自力で行うしかないのでしょうか。もちろん、そんなことはありません。事件性のない人探しであっても引き受け、全力で捜索にあたってくれる存在はいます。それが探偵です。

 

探偵は警察ほど強力な権限は持っていませんが、そのぶん身軽に動くことができます。依頼者が対象者に危害を加えることを目的にしているなど、問題のある一部のケースを除いて、理由や対象者の属性を問わず捜索してくれるのです。「探し出したい人がいるけど、警察では相手にしてもらえなかった……」という時は、積極的に探偵に相談しましょう。

■警察が動けない人探しは、総合探偵社スマイルエージェント本部へ!

事件性のない人探しにおいては、探偵がほぼ唯一の協力者だといえます。自力での人探しはいくら時間があっても足りないので、早いうちに探偵の力を借りるのがおすすめです。失踪したご家族を見つけ出したい方や、昔の友人・恋人・恩師などと再会したい方は、ぜひ総合探偵社スマイルエージェント本部にご相談ください。

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