よりよい判断をするために、現在相談している相手とは別の専門家に意見を求める「セカンドオピニオン（第二の意見）」。日本では主に医療機関を選ぶ際に行われており、患者が納得いく治療を受けるための方法として、すっかり定着した感があります。
そして、探偵に調査を依頼する際も、必要に応じてセカンドオピニオンを求めるのがおすすめです。ここでは、探偵選びにおけるセカンドオピニオンの重要性について解説します。
■探偵への依頼においてセカンドオピニオンが重要な理由
探偵に依頼する際、必要に応じてセカンドオピニオンを求めた方がいい理由は、依頼者と探偵の間でトラブルが発生しやすいからです。これにはいろいろな事情が関係しています。
まず、探偵には悪質な業者が少なくありません。探偵業法の施行以降はある程度改善されましたが、違法行為を行う探偵やまともな調査を行わない探偵、法外な料金を請求する探偵など、悪質な探偵も相変わらず存在しているのが実情です。
また、法律やモラルに反する行為はしていないものの、単純に調査能力が低い探偵もいます。そのような探偵に調査を依頼すれば、お金がかかるばかりで有意義な結果が出ないどころか、対象者に気づかれて事態が泥沼化しかねません。
そして忘れてはならないのが、探偵に依頼する方の多くは初めての依頼だということです。探偵の調査が必要なトラブルに、繰り返し見舞われる方はそう多くありません。そのため依頼者にとって、最初に相談した探偵が信頼できるかどうかを見極めるのは困難でしょう。
こういった諸々の事情により、探偵への依頼はどうしてもトラブルが発生しやすい性質があります。そんなトラブルを防ぎ、有意義な調査を行うためにも、セカンドオピニオンを検討すべきなのです。以下の項目では、セカンドオピニオンを求めるタイミングについて見ていきましょう。
■探偵のセカンドオピニオンのタイミング①：相談後
セカンドオピニオンをまず検討すべきなのは、ファーストオピニオン（第一の意見）を受けた後、つまり最初の探偵に相談した後です。多くの方は探偵に会うこと自体が初めてで、不倫・浮気や嫌がらせといった不安を抱えていることも手伝い、探偵の話を十分に理解する余裕がないかもしれません。しかし、後になって冷静に考えてみると「何か変だな」と感じることもあるはずです。
よくある疑問・不安としては、「これって適正料金なの？」「質問に対する返答が曖昧だった」「説明の内容や書類、事務所の様子に不審点がある」「探偵の態度が気に入らない」といったものが挙げられます。このままの状態で探偵に依頼するのは、トラブルにつながる可能性が高く危険です。
もちろん、最初の探偵により詳しく話を聞くのが優先ですが、それでも不安が残るようならセカンドオピニオンを検討すべきでしょう。最初の探偵に相談した場で正式契約をしてしまうのは避け、一度持ち帰った上で冷静に考え、セカンドオピニオンの必要性を判断するのがおすすめです。
■探偵のセカンドオピニオンのタイミング②：調査中
調査が始まった後でも、不安があればセカンドオピニオンを受けて構いません。複数の探偵に並行して相談してはいけないというルールはありませんし、不安を抱えたまま最後まで調査をするくらいなら、中止した方がいいケースもあるからです。
たとえば、「調査後に毎回簡易報告をもらう予定だったのに連絡がない」「尾行中に相手を見失った・見つかってしまった」「調査継続のために法外な追加料金を請求された」「相談時の様子を思い返してみると怪しく感じられる」など、調査中でも探偵に不安を抱くケースはいくつもあります。そのまま調査を継続しても、納得のいく結果は得られないかもしれません。
そんな時は、遠慮なくセカンドオピニオンを受けましょう。その結果、「信じて最後までやってみよう」と感じたら、調査を継続すればいいだけです。逆に「やっぱりあの探偵事務所には任せられない」と思ったら、調査の中止を検討してください。
■探偵のセカンドオピニオンのタイミング③：調査後
おそらく最もセカンドオピニオンの需要が高いのが、最初の探偵の調査が終了した後です。「不倫をしている可能性が濃厚なのに証拠が取れなかった」など、望む結果が得られないケースは珍しくありません。その原因が探偵の能力不足だと考えられるなら、同じ探偵に継続して調査を依頼するよりも、セカンドオピニオンを受けるべきでしょう。
また、「証拠写真が不鮮明で使い物にならない」「報告書の内容がいい加減」「そもそもまともに調査をしていない疑惑がある」など、ここに来て悪質な探偵であることに気付くケースもあります。この場合も当然ながら、セカンドオピニオンを選択するのがおすすめです。
ただし、望む結果が得られなかったからといって、調査が失敗しているとは限りません。不倫がシロなのであれば、いくら調査を続けてもクロの証拠は出ないのです。セカンドといわず、サードオピニオンやフォースオピニオンを求めるのも依頼者の自由ですが、何の成果も得られない「探偵のはしご」を続けないよう、落としどころを決めておきましょう。
■探偵のセカンドオピニオンは、スマイルエージェント本部にお任せ！
医療機関の受診におけるセカンドオピニオンは、心から納得できる治療を受け、自分の健康＝人生をよりよいものにするために行われます。この点は探偵の調査でも変わりません。どのような結果であれ、最終的に「調査をしてよかった」と思えること、そして人生をより豊かにできることが大切なのです。
スマイルエージェント本部では、セカンドオピニオンを積極的に承っております。相談やお見積もりは無料、依頼するかどうかはじっくり考えてから決めていただけますので安心です。「とりあえず話だけ……」という方でも大歓迎ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
