探偵が調査を中断・中止するのはどんな時?【基本編】

探偵の調査は、依頼者と相談して決めたスケジュール通りに行うのが原則です。しかし、何らかの理由で尾行や張り込みを中断・中止しなければならないこともあります。原因は探偵の能力不足だったり不可抗力だったりといろいろですが、中断する可能性もあると事前に知っておくことが大切です。今回は「基本編」として、よくある調査中断の理由を解説します。

■対象者が強く警戒している、気づかれた様子がある

調査を中断するケースとして最も多いのは、対象者が強く警戒しているのが明らかで、そのまま尾行や張り込みを続けると見つかりそうor成果が得られない可能性が高い場合です。

 

たとえば、何度も背後を振り返ったり、急に立ち止まったり、同じ道を行ったり来たりしたり、曲がり角で待ち伏せていたり……。これらは明らかな警戒のサインで、すでに探偵の存在に気づいている場合もあります。

 

原因として考えられるのは、依頼者側のミスで対象者の警戒心を強めてしまったか、探偵の能力不足で尾行や張り込みに気付かれてしまったかです。調査を依頼したことは決して対象者に悟られないようにし、十分に比較・検討して優秀な探偵を選べば、気付かれるのを防げるでしょう。

■対象者や他の人に見つかってしまった

より確実に調査を中止しなければならないのは、探偵が対象者や周囲の人(それこそ警察)に見つかってしまい、尾行をやめるよう要求された場合です。このような状況になった時、探偵は身分を明かすとともに、即座に調査を中止しなければなりません。これは探偵業法の定めによるもので、そのまま調査を続けると違法行為になってしまいます。

 

調査を中止すれば警察沙汰にはなりませんが、対象者に調査のことを知られてしまうわけですから、「探偵なんか雇いやがって!」と事態が悪化する可能性が大です。やはり優秀な探偵を選び、依頼者自身も言動に注意して、調査のことを知られないようにしてください。

■依頼者が調査中止を希望した

依頼者自身が調査中止を希望した場合、当然ながら探偵は従います。中止の理由は「もう十分証拠がそろったと判断した」「別の方法で証拠が入手できた」「やはりこういうことはよくないと感じた」「探偵を信頼できない」「成功報酬が用意できなくなった」など人それぞれです。ただ、できれば一方的に中止を要求するのではなく、探偵と相談してみることをおすすめします。

■シロの可能性が高い

しばらく不倫・浮気調査や素行調査を実施した結果、明らかにシロの可能性が高いと考えられる場合は、日程の途中でも探偵から調査終了を進言することがあります。もちろん、最終的な決定権があるのは依頼者ですから、当初の予定通りに調査を行っても構いません。

 

ただ、プロである探偵が「もうやめておいた方が……」と判断したからには、相応の根拠があります。それ以上調査を続けても、お金の無駄になるだけかもしれません。探偵がシロだと判断した理由をよく聞いた上で、冷静に考えて結論を出してください。

■調査を成功させたい時は、スマイルエージェント本部にご相談を!

調査の中断・中止は、前向きな理由であればまったく問題ありません。避けなければならないのは、やはり対象者に見つかってしまうケースです。信頼できる探偵を選ぶことが最大の対策ですから、ぜひスマイルエージェント本部に調査をご依頼ください。次回は「要注意編」として、主に依頼者の悪質な行動が原因で調査が中止されてしまうケースをご紹介します。

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