外すのはちょっと待って! 盗聴器を発見した時の正しい対処法

みなさんは自力で、あるいは探偵の調査によって盗聴器を発見した時、その盗聴器をどうしますか? 「そんなものすぐに外してしまえ!」と思うかもしれませんが、この対応は必ずしも正しいとは限りません。また、やっておくべきことは他にもいろいろあるのです。ここでは、盗聴器を発見した時の正しい対処法を紹介します。

 

①発見しても騒がず、迂闊に外さない

盗聴器を発見した時にまず行うべきなのは、とにかく騒がずに落ち着くことです。「盗聴器だ!」「本当にあった!」などと声を出して騒げば、発見したことを犯人に気づかれるおそれがあります。これで犯人が盗聴をやめればまだいいのですが、新たな盗聴器を別の場所に仕掛けたり、迷惑行為をエスカレートさせたりするかもしれません。

 

また、盗聴器を取り外した場合も、「故障かな? それとも気づかれたかな?」と思った犯人が同じような行動に出る可能性があります。何より、証拠写真も撮影せずに外してしまうと、盗聴器が仕掛けられていたことを証明できないため、警察への相談に支障をきたすでしょう。

 

こういった事情から、盗聴器を発見した時は「騒がない、迂闊に外さない」ことが大切なのです。それ以前に、「盗聴器が仕掛けられているかも」と思ったら、そのことを口に出さない方がいいでしょう。私たち探偵も、盗聴器を探している時の会話は筆談で行い、盗聴器の写真を撮影して報告書にまとめるなど工夫しています。

 

②犯人が誰なのか推測する

盗聴器トラブルを完全に解決するためには、犯人を特定する必要があります。そこで、盗聴器を発見したら、誰が犯人なのかよく考えてみましょう。1番わかりやすいのは、誰かからもらったプレゼントに盗聴器が仕掛けられていたケースです。この場合は、プレゼントをくれた人が非常に疑わしいといえます。

 

また、家に上げたことのある人が限られているなら、その中に犯人がいると考えざるをえません。もし犯人の心当たりがあれば、その人の素行調査をしてもいいでしょうし、ご自宅に隠しカメラを設置して盗聴器の点検・交換の瞬間をとらえることもできます。身近な人が犯人だったという事例は非常に多いので、つらいかもしれませんが冷静に判断することが大切です。

 

③警察に被害届を出す

忘れてはならないのが、警察に被害届を出すことです。現在、盗聴器の設置自体は違法ではありません。しかし、設置するために他人の家に侵入すれば住居侵入罪に、他人の物を壊せば器物損壊罪になります。盗聴器探しを警察にやってもらうことはできませんが、盗聴器を発見できたのであれば被害届を受理してもらえるのです。

 

もちろん、被害届を出したとしても、警察はすぐに動いてくれないかもしれません。犯人が誰なのかもわからない状況では、捜査の優先順位は低いからです。それでも、早い段階で警察に相談しておくと、後で犯人を特定できた際、警察に話を通しやすくなります。盗聴以外の被害が発生した時にも相談しやすくなるので、被害届はぜひ出しておきましょう。

■盗聴器発見調査は、スマイルエージェント本部にお任せ!

盗聴器自体は、単なる機械に過ぎません。本当に何とかしなければならないのは、それを仕掛けた人間の方です。発見しても決して騒がず適切な行動を取れば、犯人の特定につながります。スマイルエージェント本部では、盗聴器発見調査に加えて怪しい人物の素行調査も可能ですので、お困りの時はすぐにご相談ください。

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